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香港からブツブツ
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仰木彬さんがお亡くなりになった、70歳。死因は肺がん。
blogには何度も仰木監督のことを書いてきたし、オリックス・バッファローズ監督辞任挨拶の事が一番最近のこと。それからわずか数ヶ月後に仰木さんの追悼のコメントを書かなくてはならないなんて想像もしていなかったし、本当に嘘だと思いたい位。

震災の年にオリックス・ブルーウエーブを優勝に導き、翌年長嶋ジャイアンツを破り見事日本一となった。そして今年球界再編で誕生した寄合所帯球団オリックス・バッファローズ。ぎくしゃくしたチームのメンバーを束ねあわやプレーオフ出場か、とまで最後まで争うチームまでに仕立ててくださった。

まだまだオリックスのため、パリーグのため、そしてプロ野球のために活躍をしていただきたい人だった。

しかし今はただこれだけ、淋しいし残念だけど・・・。「ありがとう仰木彬さん ゆっくりお休みください」

合掌


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以前のblogでiPod nanoが我が家にやってくる!って書いていたけど、実は香港ではnanoが超品薄。4GBに至っては今まで店頭で見たこと無いんです。というのもSAMSUNG(512MBフラッシュのメイン供給元)の話だと、 512MBが発売当初3,000円位でAppleに供給をしていました。4GBだと512X8でフラッシュだけで24,000円!なんで殆ど儲からない4GBも販売したかと言うと、Appleは当初2GBが売れるとよんでいたそうです。結果はご存じの通り4GBバカ売れ。そのため利益確保のため、AppleStoreとかでしか4GBは 手に入らないようにしているのでは?という事です。香港では未だApple Storeはなくて、正規代理店の販売ばかり。そのため結局ボクはApple Storeのネット販売で白色の4GBをつい先日GETしました。ネット購入だと裏に無料刻印してくれるから、それもあってね。どう刻印したかって?シンプルにBattenとだけです。

さてnanoがきてからというもの、連日iTuneが大活躍♪でも音楽コンテンツを有料ダウンロードはまだしていないです。なんでって?家には無尽蔵のCDがあるから、それをnanoに移すだけでまずは十分。それにpodcastでいろんなラジオやニュースとかのコンテンツが無料で ダウンロードできるからです。


今ぼくのnanoに入っているのは次の通り。

**CDより**
ブルックナー;SYM.8(ハイティンク&ECユース・オケ)
ブラームス;SYM.4(バーンスタイン&WPO海賊盤ライブ)
カルミナブラーナ(コバケン&日フィル)
ジプシーキングス(ライブ)
ロッド・スチュアート
QUEEN(LIVE MAGIC)
Matt's Mood(Matt Bianco)
Return of the Champion(QUEEN再結成ライブ)
Return 我が祖国(クーベリーク日本ライブ&アンチェルプラハの春ライブ)
マーラー;SYM.5(バーンスタイン&WPO海賊盤ライブ)
マーラーSYM.7&大地の歌(ベルティーニ&都響)
ベートーヴェン; SYM.9(バーンスタイン・ベルリンの壁ライブ&上海交響楽団{合唱なんと中国語!})
ショスタコヴィッチ;SYM.5(’バーンスタイン&WPO海賊盤ライブ)
オペラ座の怪人(サントラ)
ANNITA(タイの女性POP歌手)
ピラティス(レッスン本の付録CD)
ブラームス;ドイツレクイエム(ベルティーニ&都響)
山本直純フォエバー 

**podcastより**
東洋証券
日本史資料
爆笑日本人の急所!
鶴光のオールナイトニッポン事件簿~鶴のウラ噺
伊藤洋一のビジネストレンド


もうごちゃごちゃなんでもかんでもnanoに入っていますが、聞く時の状況でいろいろ選んでいます。

どうですか、皆さんもnano?


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どさっとまとめてばってんの香港フィル日記に11月に聴いた香港フィルの演奏を好き勝手に書かせていただきました。よろしゅうに!

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使っている人、知っている人たくさんいるかと思いますが、ぼくもmixiに登録しています。mixiから飛ぶとこのdoblogに来るのでまあ一緒なんですけど、マイミクシィに登録して頂ける方は遠慮無くお知らせ下さい~。ボクのmixiには検索のページの「名前で検索する」のコーナーからニックネームの欄に Batten と入れて検索頂けるとokです。


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ブルース・リー(李小龍)ってぼくが子供の頃、なんかすんごいホンコン人の兄ちゃんがヌンチャク振りかざして、大男や大勢の敵(っていうか悪役)を相手に、あちょぉぉって奇声(?)を発しながら一人立ち向かっていた姿がやたらキョーレツな印象でした。クラスで子供ヌンチャク買ってきたやつがいて、それを振り回した挙げ句、教室のガラス割って、先生にこっぴどく怒られたのがおったなぁ、懐かしい・・・。

そんなブルース・リー、32歳の若さで1973年死んじゃったけど、生きていたら今日11/27が65歳の誕生日。生誕65年を記念して尖沙咀のプロムナード通りでたてられた像がこれ。しっかしそれにしてもなんでキンキラキンやねん。いくら香港人が金には一方ならない関心があるとしても・・・。

ぼくの目からしたら、この出来、あちゃぁ!だなぁ。


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今日はいろいろ久し振りなことがありました。

(その1)久し振りの革ジャン
ようやくここ数日香港も秋らしくなってきて、朝晩は肌寒く感じるようになりました。ってわけで、17年前にヴァレンシアで買った革ジャンに袖を通しました。17年前の革ジャンを後生大事によくもっていますよね、ぼく。しかし革ジャン着ると少し暑かった。

(その2)久し振りのジム
首を痛めたり結石を作ったりで、数ヶ月行っていなかったジムに久し振りに行きました。体が固くなってるわ、バイクマシーンをこいでいたら、結構早々にバテちゃった。とういうわけで、今日は軽めのexercise。またしばらくのんびりとジム通いしようっと。

(その3)久し振りのエド・デ・ワールト
2005/2006のシーズンは9/15にエドの演奏会形式”エレクトラ”で始まったんだけど、ぼくの都合で聴きに行けず。続いて10月のエドの”新世界より”は日本出張でまたまた行けず。そしてやっと今日エドのコンサートを聴くことができました。プログラムはドヴォルジャークの管楽セレナード、ベートーヴェンの大フーガ、そしてラフマニノフのピアノコンチェルト2番。んやっぱりエドが振る香港フィルは全然違う!とりわけラフマニノフは出色の出来!後日ばってんの香港フィル日記に載せますね。
そして・・・

(その4)久し振りにエドとお話
演奏会を終えて、エドとちょっと立ち話。11月に行われた二期会&読響のさまえるオランダ人について話をした。日本のサイトではエドの演奏は評判よかったけど、演出とオランダ人を歌った多田羅 迪夫(たたら みちお)は酷評でしたよ、ってエドに言ったら、"disaster!"と、一言。
香港フィルでのエドの活躍に指をくわえてぼくのサイトをご覧になったいる方(?)、吉報でございます。エド曰く来年11月再び読響を振るそうです(プロは未定)。そしてシンガポールのお住まいの皆さん、来週はエドのマーラー1番をお楽しみください!
なおエドの前任者(香港フィル音楽監督)サミュエル・ウォン、来年('06)11/22-23に名古屋フィルを振ります。

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香港で働く大手日系商社の仕事仲間と話をした。「最近、うちの娘が忙しくてねぇ」と。なんだこいつ?製糸工場でも働かされるのか?と思ったら、「町でスカウトされてね。香港のお醤油や調味料で一番有名な某メーカーのポスターのモデルになってから、あっちこっちの広告モデルに出ているんだよ」。彼の娘さんは6歳。6歳の子供なんて香港だってどこにでもいるのになんで?って訊くと「香港の子供って、表情が全然コドモびてないから使えないそうなんですよ」って。んー、確かに。

電車の中では我先にガキンチョはさっさと席に座るし、下手したら大人がガキンチョに席を譲っている。ここで誤解されたら困るんだけど、ハンディキャップをもっている人や老人には、香港ではけっこう自然に席を譲る。そのことはとてもい事だけど、なんで元気バリバリのガキンチョにまで席譲るねん!と日頃思ってた。

子供って純(じゅん)そうに見てるけど、親とか周りの目を結構見ながら反応しているよね。わぁーわぁー泣きながら、しっかり親の様子をうかがっている様子、これは香港に限らず、日本でも見る光景。

子供らしい表情がない、ってのは何か淋しい。鼻汁たらしてゴンタしているガキをみたいな、って彼の話を聞いて、フト思いましたです。


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猥褻って概念にはいろんな意見があるかもしれないけど、人を不愉快な気分にさせる像にはモザイクをかけてほしいです。この画像はまさしくそれ。


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これほどまでに全てを否定するCDを聴いたことはない。それはレヴァイン指揮ミュンヘンフィルとのマーラー9番。一音一音がただ惰性で流れ、音楽を全く構築していない。これがあのチェリが薫陶した、あの世界最高のオーケストラといわれた演奏が奏でるなんて想像できません。ハーモニーは横も縦もガタガタ。フレーズの受け渡しも全くなっていない。こんな酷い演奏をあのミュンヘンで奏でられたなんて(実際全く「奏でられて」いません)想像もしたくない。

マーラー9番ってぼく以外にもいろんな想いを持っている方いらっしゃるとおもいますが、そんな大切な作品をことごとく破壊してくれたレヴァインには、ある意味憎しみさえ覚えます。こんな感情を演奏を通じて感じたのは初めての体験です。


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国内盤などで出てはいましたが、ようやくインターナショナル盤で出ましたね、レニーのDVDでのマーラー全集!CBSとの最初の全集、そして実際は未完に終わったDGとの全集の間にあるのがこのDVD。彼の激しい指揮ぶりでマーラーが見てそして聴けるのはなんとも楽しみ。しかし一朝一夕で聴き終える訳にも行かないし、じっくりと時間を見つけて楽しんでみようかと思います。

それにしても日本ではなんで同じものがあんなに高いのですかねえ?香港だとだいたい10,000円ちょっと。ちなみにぼくが買った店は、香港フィル友の会の会員割引とかで、1万円切って買うことができましたです。


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10/2から10/19までヤップン(ジャパン)にいました。香港に住みだしてから、こんなに日本に長く滞在したのは5年ぶり。5年前も今回も同じ状況だったのは、転職先での研修。ぼくのことを個人的によく知っている人は「ヲイ、ばってんまた転職かよ!?」と言われそうですが、はいそうです。9/20にまたまた転職しました、だってしょうがないじゃん、やりがいあってしかも年収も増えるんだから。おまけに親会社は誰でも知っているような年商1兆円を超える会社だし・・・。

てなわけで18日間のヤップンを満喫しました。というのはウソでホントにバタバタな毎日でした。国内の既存顧客を中心に訪問をしたのですが、一日で大阪→京都→名古屋→東京とか、大阪→京都→奈良→大阪とか、東京→いわき→東京とか、まさしく「売れない演歌歌手のキャンペーン巡業」みたいな出張でした。

そんな合間をぬって、仕事で本当にお世話になったお客さんや前の会社の同僚、そして音楽で知り合った大事な友人とランチや夕食を共にしました。ぼくの大事な友人はみんなホントに輝いていて、東京でも大阪でも元気をイッパイもらうことができました、アリガトウ!。とりわけ長年ベルティーニさんの通訳をつとめていたSさん、彼女とはかれこれ10年以上のおつきあいとなりますが、ベルちゃんとの思い出話を彼が大好きだった帝国ホテルで、そして彼のとてもお気に入りのフランス料理店で食事をしながら、在りし日のことをお話できたのはとても印象的でした。帝国ホテルはぼくにとってはベルちゃんと会う時、そして演奏会が終わって彼を見送る時に訪れるホテル。でも今回は帝国ホテルを訪れても、その主役はすでに天に召されてしまってそこにはいない、なんとも複雑な心境でホテルの門をくぐり、涙してしまいました。

さぁまた香港で仕事です。がんばりますわ。

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今日阪神がセリーグ優勝を決めました。阪神ファンの皆さんおめでとう!そして今日、同じ関西で震災の年にリーグ優勝、そして翌年日本一に導いてくれた名匠仰木彬監督が現場を去ることとなりました。

関西に住んでながらぼくは阪神ではなくオリックファン。あの震災の年に精一杯の元気と希望を与えてくれたオリックス、ここ数年低迷が続いて、モヤモヤだらけだったけど、オリックスは大好きな大好きな球団です。ジェントルなチームへの応援、神戸に対する想いが裏打ちされたぼくとっては最高のチームです。

以前このblogで「オリックス日本一」を予想したんですが、ほんの数日前迄、それは決して夢ではない戦いぶりをオリックスはしてくれました。もしかしたらプレーオフでパリーグの覇者として日本シリーズで出場できたかもしれない、そんな夢を最後の最後まで築いてくれたのは仰木オリックス。かつてのオリックスブルーウエーブと近鉄バッファローズを率い、共に優勝に導いてくれた70代の名監督の元、ペナントレースの終盤までドキドキさせてくれたこと、忘れはしません。

震災から10年が経ち、人々の記憶から忘れ去れてきたあの1995年に、ボロボロとなった神戸に光を与えてくれたオリックス、本当にありがとう。

そしてなにより仰木監督に、あの時神戸市民であったぼくとして贈りたい言葉「ありがとう仰木監督」。

「がんばろう神戸」、今一度声を出したい言葉です。


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ドイツで初めて真っ向からヒトラーについて描いた作品Der Untergang(英題はDownfall、邦題ではヒトラー 最期の12日)を見てきました。ヒトラーの私設秘書トラドゥルが遺した記録を元に、ヒトラー最期の12日間を捉えた作品で、日本公開は今夏ということで随分先になるようですが、欧米ではすでに上映され、大きな反響を呼んでいます。

ナチとの戦争で大きな被害を被った方の立場、ヒトラーに人生と歴史を翻弄されてしまったドイツ人としての立場、直接ナチとの接点がない人の立場、そのそれぞれで感じ方は大きく異なるので、この映画を見て感想を述べたりするのはとても難しいですね、まずそう思いました。

女性を気遣い、苛立ちを覚えたり夢破れて落ち込んだりする様子、とても普通の人間としてヒトラーを表現していました。ヒトラーを狂気のモンスターや偏狂者として捉えることは実に簡単ですが、それでは人間の持つ愚かさを消すことになるので、むしろ人間ヒトラーを見せつけられることの方が、怖さを感じます。人間的なヒトラーを描くことで、ヒトラーを美化してしまう、という意見もあるようですが、それは大きな間違いだと思います。

ぼくとしては、非常に印象深い、そして説得力のある作品だと思います。作品は努めて客観的にヒトラーを捉えようとしていますが、何しろ題材が題材だけに、どんな切り口で表現しても、批判の対象となるのは残念ながら免れないと思いますが、それでも大きな価値のある作品だと思います。戦況が厳しくなった頃のヒトラーがどんなとこにいて、どんな料理を誰と一緒にどんな所で食べたのか、そんなことを知るだけでも、大きくヒトラー像を変えてしまうことでしょう。映画は全て私設秘書が見たことを映像化しているので、それほど脚色されている訳ではないはず。

ヒトラーを演じたブルーノ・ガンツ、実写映画を見るようなほど、物凄い迫真の演技でした。話によるとガンツ自身はヒトラーの事に対して理解をして演技をしたわけではない、といったそうですが、その上でこのような役を演じることが出来るというのは、さすがな、と思いました。

というわけで劇場公開がされたら、必ず映画館でご覧ください。詳しくコメントはしていませんが、ベルリン陥落の戦闘シーンはとても強烈です。映画館でないとその凄さは伝わってこないと思います。


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いやぁ見ちゃいました、ウィリー・ウォンカのチョコレート工場のヒミツを。いったいなんのこと?と思う方、チャーリーとチョコレート工場をクリックしてください。そう、今日本でも上映中の映画です。児童作家として大変有名なロアルド・ダールの同題が原作。この手の映画って、日本人の大人たちってなんか不思議と遠ざかるんだよね。西洋人だとむしろ子供そっちのけで目をキラキラさせて見ちゃうのに。小さい頃は絶対ワクワクしたはずなのに、どこに置いてきちゃったんだろうって位、しらけちゃってる、日本人のオトナたち。


しらけたくない人、また30過ぎても40過ぎても全然しらけてない人、この映画みて、ニコニコしてウキウキして、ちょっとホロりとしてください。子供は勿論楽しめるけど、現在の社会問題(親子の問題とかTVゲームの氾濫とか)がちょっぴりエッセンスで入っていて、大人もじっくり楽しめる作品デス、必見。


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夕方iBookを修理したshopから電話があった。「明日の午後、iPod nano入るから取りに来てね」と。わくわくわく♪なんかクリスマスを前にドキドキする子供の心境。実は土曜日、APPLEの正規ディーラーでは無いお店にiPod nano(4GB)が並んでいたので値段を聞いてみると、「HK$2,400(約¥33,600)」。正規の価格はHK$1,900(¥26,600=消費税無だとほぼ日本と同額ですよね)なのになんで?と訊くと「今、香港では殆ど在庫がないでしょ?!」だって。わぁvery香港だぁ、と呆れるというか感心しましたわ、ある意味。

で、明日手に入るiPod nano、前回のblogに書いた通り現金で払ったら値引してあげるよ、の話ですが、今日の電話ではHK$100(約¥1,400)引いて、HK$1,800で売ってくれるんだって、Bravo!

ところで、これまた先日書いたiBookの修理の件、Appleのサイトを見ていたらなんと無料修理交換に該当する機種だったんです。で、修理したお店にこの件伝えると「まさかこの無料修理交換プログラムにこの機種が該当するとは思わなかった、ゴメンゴメン」と。後日全額(HK$1,200{約¥16,800})が返金されるんだって、これまたBravo!iBookユーザーの方で3年位前に購入された方、確認しておいた方がいいですよ。僕の場合は2002年12月に購入したので、あと壊れるのが3ヶ月遅かったら、有料修理交換になったのです。いいタイミング(?)で壊れてくれてありがとう、iBookちゃん。やはり愛情を持ってパソコンも接すると、持ち主の事を察して、壊れてくれるんですね、フムフム。
え”?これってMacユーザー特有の心境だって?はいはいそぉーですよ、Winユーザーには解ってもらえなくて結構です、フン!。

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Philipsからワールド・オーケストラ・フォー・ピースのCD&DVDのセットが発売された。そういえば随分前にショルティがこんな得体の知れないオケとライブ録音したなぁ、って思っていたら、その時の録音が今度はDVDで登場、そして彼の没後、このオケのずっと振っているゲルギエフの演奏をCDにおさめたのがこれ。

この得体の知れないオケ、メンバー表をみるとビックリ!ウィーンフィルのコンマスのキュッヘル、シカゴSOのホルンtopのクレヴェンジャーやトランペットtopのハーセス、フィラデルフィアO.のオーボエtopウッダムスといった錚々たるプレーヤーが登場しているじゃないですか。その一方では設立したショルティの志を継承して、音楽という世界共通言語の元、さまざまな国のオーケストラのメンバーが集まっています。欧米はもとよりインドや南アフリカ、韓国やそして日本からも。

そんな所謂寄せ集め企画オケなんですが、演奏を聴いてそして見てみると、カリスマ指揮者のショルティとゲルギエフ、それぞれの個性が実に生かされた演奏です。DVDで見るショルティ、1995年の演奏ですから晩年の頃のコンサートになりますが、まぁ元気元気!例のシャカシャカした指揮でグイグイ聴かせてくれます。とりわけバルトークの「オケコン」。いつ聴いてもやはりこの曲はショルティじゃなきゃ、って思っちゃう。ところで観客席にはなんとPLOのアラファト議長の顔が!

ショルティが振った1995年のあと、ゲルギエフがこのオケの跡を継いだのですが、七夕オケとも言えない位、実際にはあまり活動していないようです。
5 July 1995 - Geneva, SWITZERLAND
18 April 1998 - Baden-Baden, GERMANY
8 September 2000, London, ENGLAND
8 May 2003, St. Petersburg, RUSSIA
10 May 2003 - Moscow, RUSSIA
で今年はこんな感じ。
August 27 - Royal Albert Hall, LONDON
August 28 - Philharmonie, BERLIN
August 30 - Conservatoire, Great Hall, MOSCOW
September 2 - Taihe Dian - Forbidden City, BEIJING

ところでこのCD&DVD、レギュラー盤扱いの値段設定にすべきなのに、日本のHMVTOWERは軒並み3,500円位している。CDが高いイギリスで、その中でももっとも高いといわれるHMVでもちゃんとCD一枚分のレギュラー扱いなのに。ちなみにぼくは香港でHK$98(1,500弱)で買いました。


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参議院で郵政民営化法案が否決されたことで、衆議院が解散した。参議院で否決されたあと再び衆議院で2/3の賛成を得られないと議案が否決されることはご存じの通り。わずか5票差で可決された議案を今更2/3の賛成を得るのは到底無理。ならば衆議院を解散し、改めて郵政民営化法案の成立に持ち込もうとするのはある部分納得が出来る。

今回急先鋒として反対に回った亀井派、前回そして前々回の組閣人事で冷や飯を喰ったつらあてに、実のところ全く静かじゃない亀井静香の怨念が今回の法案を葬り去った張本人であることなど、見るべき人がみればわかること。そんな馬脚にのってジャスコ岡田がいい気になっているけど、民主党はろくな対案もださない。そりゃそうですよ、旧社会党の大支持母胎である郵政省の労働団体JPU(旧全国逓信労働組合)の残党を民社党は担いでいるんだから。

確かに小泉首相の手法はいささか乱暴かもしれない。官尊民卑神話の真実は国鉄や電電公社などの民営化の結果を国民は肌で感じますし、官から民へという流れは止められないはず。

旧態とした政治の手法では小泉首相のやりかたはとんでもないでしょう。しかしいみじくも数日前、森前首相が首相官邸で小泉首相との会談で語った一言「一緒に戦ってきた衆議院の同志を解散で路頭に迷わせて良いのか?」。は?何?また森さんの一流舌禍???政治は政治家のためにあるのではなくて、国民にあるべき。、申し訳ないけど、国民の支持を得ない政治家は路頭に迷うってしまうのもしかるべし。リストラや倒産で路頭に迷っている人の姿が政治家の目には見えないのでしょうか?彼らを路頭に迷わせたのは、経済政策や政治政策の失敗で路頭に迷わせたのではないのですか?

9/11の選挙までの一ヶ月、冷静に今回の衆議院解散に至った経緯、そして今後の日本のあるべき方向性を考えると、ぼくは小泉自民党に勝算ありと大胆に予想します。


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アップルがまた凄いモノを作りましたね。半導体業界で働いている関係で、今回のiPod nanoのコンセプトは以前から憶測で2GBのシャッフルタイプ後継みたいなタイプが出るだろう、とは伝わってきてたのですが(Samsungが2GBのメモリーを大増産する見込)、まさか4GBのモデルが出るとは思いませんでした。SONYも同日MP3の新モデルを発表していましたけど、iPod nanoが勝算ありかな。以前はウオークマンやVAIOなどSONYのモノを持つことがオシャレだったのが、今ではアップルの商品に乗り変わってますよね。

ところで先週iBookがfreezeしたって書きましたが、おかげさまでLogic Boardの交換で復活しました。だいたいのバックアップは取っていましたので、もし復帰しなかったらしょうがないかな、と諦めていましたが、意外と少ない出費で修理してもらいました。修理して貰ったのはAppleの正規ディーラーでメンテもやってくれる小さなお店。今日iBookを取りに行ったついで、iPod nanoの話をしました。週明けには商品が届くとのこと。何の気なしに「クレジットカードと現金だったら、値段違うの?」って訊いたら店員の香港人の兄ちゃん、「現金だったら、ちょっと値引きしてあげるよ」だって。じゃ、買うよ、4GBの白色、商品届いたらスグ連絡お願いね!って早速注文しちゃった。ん、さすがは香港、何でも交渉、交渉!

てなわけで、来週にはニヤニヤしながらiPod nanoの話でも。


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非常にsensitiveな内容なので、人民日報が報じた日文の全文をあえて紹介します。

>>>>>
胡国家主席「歴史の記憶、怨恨ではなく未来のため」


9月3日、中国人民抗日戦争と世界反ファシスト戦争勝利60周年を記念する大会が北京の人民大会堂で盛大に開かれた。胡錦濤国家主席(中国共産党中央委員会総書記、中央軍事委員会主席)は、大会で重要な演説を行い、その中で次のように述べた。

世界の命運を決定した60年前の偉大な勝利は、平和と正義を愛する全ての人々の心の中に永遠に刻まれている。われわれがこの偉大な勝利を厳かに記念するのは、歴史を記憶し、過去を忘れず、平和を愛し、未来を創るためであり、小康社会(いくらかゆとりのある社会)の全面的な構築、中華民族の偉大なる振興という輝かしい事業の実現をより推進するためであり、人類の平和と発展という崇高な事業をより促進するためである。

われわれが歴史を振り返るのは、歴史から智恵と教訓をくみ取ることで、今日の生活と未来の方向をより良く把握するためである。中国人民抗日戦争と世界反ファシスト戦争の勝利は、われわれに非常にたくさんの、深く重要な教訓を与えてくれた。これらの教訓は、莫大な代価と引き換えに得たものであり、人類全体の貴重な財産として、記憶にしっかり刻まなければならない。

中国と日本は共に、アジアそして世界に大きい影響力を持つ国である。2千年以上に及ぶ中日両国の交流史は、主として中日友好の歴史だ。近代日本の軍国主義が引き起こした侵略戦争は、中国の人民に深刻な被害をもたらしただけではなく、日本の民衆にも深い傷を与えた。侵略戦争を画策し実行したのは、日本の軍国主義分子のごく一部に過ぎない。

戦後、日本の各界の多くの人々が、日本の軍国主義が国外で行った侵略の歴史的事実を勇気をもって直視し、日本の侵略者が中国侵略で犯した暴虐を激しく非難した。当時、侵略戦争に従軍した軍人の中にも、戦時中の罪悪を心から懺悔(ざんげ)し、実際の行動で日中友好を推進し、多くの有益な働きをした人が少なくない。この良知と勇気は、大いに称賛されるべきだ。

中国政府は一貫して中日関係を重視し、中日友好の方針を堅持し、また中日友好のためにたゆまぬ努力をしてきた。中華人民共和国の成立以降、政府と人民は、中日関係を改善し、両国人民の伝統的な友好を発展させるため、多くの仕事をした。日本の見識ある政治家と各界の人々と共に、日中国交正常化を実現した。

長い間、中日関係は絶え間なく発展し、両国の経済貿易分野での協力は不断に拡大し、人的な交流も日に日に密接となった。これらは、平和友好と共同発展を求める両国の人々の願いを反映している。両国の歴代の指導者と有識者が共に努力した結果でもある。密接な中日関係を、われわれはさらに大切にし、心をこめて維持すべきだ。

ただ、ここで指摘したいのは、日本国内の一部の勢力が長い間、日本が侵略戦争を始めたという本質や犯罪行為をかたくなに認めず、軍国主義の戦争を美化しようとあがき、さらに、歴史によって「恥辱の柱」に打ちつけられたA級戦犯の亡霊を呼び戻そうとしていることだ。このやり口は、歴史問題に関する日本政府の認識に反するのみならず、中日関係の政治的基礎に背き、中国とアジアの国の人々の感情を深く傷つけるものだ。

過去を忘れず、未来の教訓とする――。歴史を記憶に刻むことは、恨みを抱きつづけるためでは決してなく、歴史を鑑(かがみ)とし未来に向かうためであることを、われわれは強調したい。過去を忘れずに教訓をくみ取って初めて、歴史の悲劇の再演を避けられるのだ。日本の政府と指導者が、歴史や人民、未来に強く責任を持つ姿勢に基づき、中日友好維持とアジア地区の安定と発展という大局観に立って、歴史問題を適切に処理するよう、われわれは望む。侵略戦争に対して示した反省と謝罪を、行動で表すことを希望する。

中国政府が、中日の友好的な協力関係を発展させる方針に変わりがないことを、私はここで重ねて述べておきたい。われわれは今後も、「中日共同声明」(1972年)「中日平和友好条約」(1978年)「中日共同宣言」(1998年)の3つの政治文書を厳密に守り、対話と対等な協議を通じて両国間の不一致を適切に処理し、幅広い分野で両国の交流と協力をさらに深めていく。民間の友好と往来を活発化させ、相互理解を進め、共同利益を拡大する。実際の行動によって、21世紀の中日友好協力関係の発展に向けて努力し、これにより、中日関係を健全かつ安定的に発展させ、中日両国の人民の世代を越えた友好を築いていく。
>>>>>
コメントを敢えて控えさせていただきたい。余りにも胡主席の言葉には,裏も表もありすぎて。


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9/11、衆議院選挙。数年前から海外に住む日本人も(当たり前だけど)国政選挙に投票することができるようになりました(在外選挙っていうそうです)。でもなぜか小選挙区はダメで比例代表区だけ。詳しいことは総務省のサイトを読んでもらうと・・・。ん?さらにわかんないか。まぁ役所の説明ってには、いつも何が言いたいのがさっぱりわかんないよね。

投票日同日に各選挙管理委員会に投票された用紙が届かないといけないため、選挙はかなり前(公示日の翌日が投票開始日(今回だと公示日は8/30だったから、投票開始日は8/31)に始まり、終了日は日本への輸送時間によってまちまちで、香港だと投票終了日は9/6。

で、今朝香港の日本領事館で衆議院の比例代表区の投票をしてきました。日本の選挙だったら、政党名をたとえば民社党とか日本社会党とか新自由クラブとか日本新党とか書けばいいんだけど、在外選挙の場合はまず在外選挙やらせてください、って書面を書かされ、投票者の選挙人名簿が記載されている選挙管理委員会宛の住所を書かされ、在外選挙の登録番号を書かされ、それでやっと投票したい政党名を書くってまあ面倒くさい。そうそう「在外選挙人証」ってのを予め登録しておかないと、領事館(もしくは大使館)に「投票させてくんなはれ!」って言ってもだめ。ちなみにこの在外選挙人証を受け取るのに半年かかりました。こんな面倒なことを経てやっと投票終了。


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