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香港からブツブツ
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現代中国を知る上で貴重な歴史的文化遺産を、なぜ簡単に日本政府は葬り去ろうとしたのでしょうか?反日デモがはたして何だったのか、どうして上海語が喋られない中国人がなぜ上海で大暴れをしたのか、そんな検証をすることなく、ユネスコ世界遺産は歴史の闇に葬り去らされようとしています。


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強制収容所から死への道へ進むのを少なからず阻んだシンドラー、一方では死の恐怖など微塵も気にせずエレベーターに乗ったのに、死への道へ進めてしまったシンドラー。

今日もシンドラー製エレベーターで会社のビルの昇降に使わざるを得ないぼく、どうしたらいいのでしょうか?

(画像よくみてね byばってん)


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なにげなく日本共産党綱領を読んでみた。なかなかオモシロい。実態は警察庁の分析のように、一応社会では知られた党でありながら、つい最近まで高らかに暴力革命を標榜していたんですから。テロ集団の一味が日本や地方の議会で居座っているなんて、本当に信じられない!改訂された綱領を読めばわかりますが、トーンダウンしたように取り繕っていて、本質はあんまり変わっていないと思う(別にぼくはアメリカが正しいとは言っていませんヨ)。

今回の共謀罪成立に対して躍起になって日共がハンタイしているのが、なんかわかるような気がする。察知していたのかどうかわかりませんけど、第23回党大会で綱領改訂してて日共はホントよかったですよ。改訂していなかったら、即outっすから。


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日産がルノーと提携したり、大手投資会社が日系企業に参画する話は以前では考えられなかったことが、今ではそれほど驚くこと無く受け入れる時代にはなっていますが、このたび発表された読響と香港フィル合併の話は本当にびっくりしました。昨年エド・デ・ワールトがコンサートとオペラ「さまよえるオランダ人」のために読響を振り、好評を得たのは在京のクラシックファン方々にはご存知かと思いますが、その縁がきっかけで、まさか2つの国をまたいで、オケが合併するとは思いも寄りませんでした。香港フィル側からの情報ですと、殆どが日本人メンバーですがオペラ演奏の経験豊富な読響、一方では多国籍メンバーを抱えながらオペラの経験が乏しい香港フィル、お互いの特徴をコラボすることで、アジア有数のオケを仕立て上げる、というのが今回の目的だとか。メンバーのそれぞれ1/3を2-3年交代で交換しあい、5-10年後には香港読売交響楽団を創設するそうです。お互いの音楽監督は香港フィルは従来通りエド・デ・ワールト、読響は来シーズンから就任するスクロヴァチェフスキーと2頭制を合併迄は継続しますが、将来は2人のいずれか、もしくは別の指揮者を招聘する可能性もあるとの事です。日本と香港は4時間弱のフライトで行き交うことは出来ますし、どちらもアジアのオケ、読響は読売グループの豊富な資金、香港フィルは香港政庁の莫大なバックアップ(オケの予算の内70%が政府予算)で賄われていますので、弱体化した状況での合併ではなく、非常に建設的な合併なので、オケ側からメンバーへの交渉もスムーズに進み、今回の計画が果たされたそうです。思い起こせば、新星日響と東フィルの合併のニュースを聞いた時、ぼくも相当驚いたものですが、今となってはコンサートとオペラの世界で東フィルの存在というのは、既に認知されたものですし、ヨーロッパではオケの統合(オランダやイタリアの放送オケの合併などのように)など、それほど驚くようなことではないこと、そしてそのいずれもが成功をおさめていることから、今回の香港フィルと読響の合併も、必ずや素晴らしい結果が生まれるかと思います。

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5/29、シャハム&ブロンフマン&モルクのスーパートリオのコンサートを聴いてきました。まさしくスーパートリオってこういうのを言うのかな、と圧倒されました。香港ではオケの演奏会でも殆ど満員にはならないのに、このコンサートは室内楽にも関わらず、そして平日の月曜というのに、ほぼ満員でした。知っている人にはそりゃ魅力的ですよね。今をときめく3人がトリオを組む、しかも3人とも専属のCD会社(シャハムはDG、ブロンフマンはSONYBMG、モルクはVERGIN)が異なるので、録音するチャンスはなかなかない(ARTE NOVAのベートーヴェンのトリプルコンチェルトで3人が揃っているだけ)、まさしく一期一会の夢のスーパートリオ。そして演奏もスーパー級でした。超一流が3人揃ったら、個性がわがままに変わって、ばらばらな演奏になるかと思ったけど、この3人、音楽的にすごくフレンドリーなんでしょうね、よくお互いの音楽を聴き合っている。そして単に3人の音楽を合わせるだけではなくて、聴かせどころはバッチリ自分らしさを魅せてくれる、そんな一品一品の料理が素敵で豪華で、そしてそれぞれのコンビネーションが見事な超一流フルコースって演奏会でした。最上席しか券はなかったんだけど僅かHK$380(約5,400円)、ちなみに一番安い券は約1,400円、もし高齢者やハンディキャプのある人、もしくは全日制の学生なら、チケットは香港では基本的にすべて定価の半額です。


日本でも前日の5/28に香港でのコンサートと同じ演目(シューベルトのピアノトリオとチャイコフスキーのピアノトリオ「偉大な芸術家の思い出のために」)で演奏会がありましたが、僕のblogを読まれた方で、コンサートを聴きにいかれた方、おられます?


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ブルックナーを聴きだしたのは、結構あとになってからで、最初は何じゃこりゃ?って感じでした。で、初めていいなぁって感じたのが、1984年に聴いたコリン・デイヴィスとバイエルン放送交響楽団のコンサート。それから4番や3番聴いたりしてから、漸く8番や9番に到達し、そして5番や6番、時期的には2番と1番が最後って具合。その間1990年に聴いたチェリビダッケとミュンヘン・フィルの8番はとてつもない演奏で、終生忘れないほどの強烈さだった。

そして最近聴いたペトリ・サカリとBBCウエールズSOが演奏したブルックナー7番のCD、久々に実に素晴らしいブルックナーを聴いたって印象。このCDはイギリスの月刊誌BBC MUSIC6月号の付録。BBC MUSICは実はぼくは創刊号からずーっと買っているんですが、その大きな目的は付録のCD。雑誌の付録のCDってのは大抵がチョイ聴き、つまりハイライトCDなんですが、BBC MUSICのは全曲演奏が基本、しかも店頭では手に入らない演奏で、殆どがBBCに関係する演奏団体(合唱団やオケ)によるもの。今までにもヤンソンスがBBCウエールズを振ったアルプス交響曲とか、ベルンハルト・クレーのブルックナー9番(超名演!)とかマリンのマーラー4番とか、とにかく次の雑誌が出る迄の一ヶ月間だけでしか、手に入らないなんてもったいないようなCDが毎月出ている。


さて今回紹介したサカリのブル7、まず弦の響きがたまらなくマイルドで素敵、そして木管が実に温かく、そして旋律に寄り添うかのように控えめで、どこかけなげなって感じの演奏をする。テンポは幾分ゆっくり目なのですが、ダレることもなく、そして決してパワーが無い訳ではない。サカリはNAXOSでシベリウスの交響曲全集を録音してて、この演奏もなかなかよかったんですが、サカリがこんなにブルックナーを素晴らしく演奏するとは想像もできなかった。

BBC MUSICの次号(7月号)はイギリスでは6/7に発売されるので、それまでにぜひ6月号を買って、このブルックナーを聴いてみてください。因に7月号はジョセフ・スヴェンセン指揮BBCウエールズSOのシベリウスSYM.1、ヤーノシュ・フュルスト指揮アルスター・オケのニールセンのSYM.1です。


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2002年から使っていたぼくの愛機iBook、今も元気にせっせと世界各地にメールを送ったり、blogで好きなこと書きなぐっていましたが、5/16にリリースされたMacBookに一目惚れ、買っちゃいました!とにかく画面が恐ろしいくらいきれい。これノートPC!?って感じ。お店で買って、会社でちょっと駆動させたんだけど、何も知らないでMacBookをみたスタッフ(香港人女性)が一言、「凄いきれいですね、パソコンも画面も」。

今回のリリースで長らく愛されたiBookの名称のMacちゃんはバイバイ、ちょっと寂しいなぁ。しかしiBookからMacbookになってから、プロセッサはIntelに。スピードは見違えるほど早い。そしてびっくりするのが、スクロールトラックパットに二本の指でタッチして動かすと、ブラウザーの画面が上下するんです(わかる?)いやぁ、ほんと凄いわ、スティーブ・ジョブス殿!


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街が小さいからでしょうが、香港ではよく有名人や著名な政治家と出くわすことが多い。そして映画やTVの撮影の現場を町中でよく見かける。ケリー・チャン古天樂が撮影中だったり、鄭 伊健が日系スーパーで日本の緑茶ペットボトルを買っていたり、チョン・ユン・ファ(周潤發)がD-PACK担いで一人でブラブラ歩いていたりと。結構有名人ばかりだけど、周りはあんまり騒ぎもしない。

先日茶餐廰(街角レストランって感じのとこ。ファミレスみたいに整然としておらず、いつもざわざわ。でも味はグー)でご飯食べにいったら、地元テレビ局が茶餐廰で撮影中。撮影中っていっても、店の半分は普段通り営業中。写真(携帯電話で撮ったので画質はイマイチ)を見たらわかるように、横で撮影していても客は全く関心ないって感じで食べる食べる、喋る喋る。一方TVクルーの方は客がいっぱいいるのも全然気にしないで撮影撮影。

なんともとっても香港的な光景でした。


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今日から公開されたダヴィンチコード、早速観てきました。日本では5/20世界同時公開なんていっているけど、今日5/18から香港ではやってるんだよぉ~だ!原作(文庫本になってからだけど)をワクワクしながら一気に読んだんで、映画だとどうなるだろう~って期待ワクワクだったんですが、観ての感想、イ・マ・イ・チ。文庫本で上中下の3巻になるほど、結構長編小説なものを僅か150分の映画にまとめているので、勿論無理はあるだろうけど、肝心な場面とか暗号を解き明かすとことか、ココをはしょっちゃダメでしょ!って部分が結構あった。全体的には原作をなぞっているような感じで、どうも心に残らない。そしてバックに流れる音楽、ちょっとうるさいというかジャマ。CGも時々出るけど、なんかうっとううしい。なんかね、映画っていうよりテレビのドキュメント番組を観ているような感じでした。別にトム・ハンクス使わなくてもいいようなぁーって思った。今から上映を期待している人には申し訳ないけど、こんな感じでした。


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日本でイチバンの楽しみは、クラヲタのぼくとしてはCD捜索活動。10年前に香港に住みだした頃に比べ、相当いろんなクラシカルCDを香港で買うことが出来るけど、やはりヲタク天国ニッポンに比べたらまだまだ。

今回日本で買って一番ワクワクドキドキしたCDはモルテン・ゾイテン(Morten Zeuthen) が録音したScandinavian Classicsのバッハの無伴奏チェロ組曲。ゾイテンって名前は全く知らなかったんだけど、タワー渋谷店で絶賛のコメント(そして安い、ココが知らない演奏家のCDを買うのは結構大事なポイント!)が付いていたんで、買ってみました。いやぁー、本当に絶賛のコメントがつくに相応しい演奏。ぼくにとっての無伴奏チェロのベストはウイスペルウエイの録音、それも一回目の。

ゾイテンって発音するのかわかんないけど(デンマーク人の名前をドイツ語読みするのは正しいんかしらん?)、チェロを愛して演奏しているなぁ、ってのが印象。ゾイテンについてサイトを色々調べてみると1951年生まれでこの録音は1992-3年、つまりレコーディングは40歳になったばかりの頃。プロフィールを見る迄はてっきり20-30代で録音したんだろうと思っていました。それほど瑞々しい演奏デス。

画像に載せたのがゾイテン。見られたら分かるかと思いますが、写真をどっかに掲載されるかわからないのに、右の襟はセーターに入ったまま、左の襟はセーターから出ている、んーなんとも無頓着。だらしがないといったらそれまでだけど、そんなどっか自然な雰囲気が音楽にも現れている。

いつかこの人の演奏をナマで聴いてみたいなぁ。演奏を聴いたあと、なんとも言えない幸せを感じさせる演奏です、Bravo!


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たまたま機会あってGWの期間、東京にいます、今。以前から行きたかったんですが、靖國神社に参拝していました。参拝客はお年寄りが多いと思っていたら、なんのなんの小さな子供連れの家族や若いカップル、そして外人(恐らく中国人と韓国人は除く、多分)でいっぱいでした。靖國に行かれた方はご存知かと思いますが、何か幸せの門構えのような神社の鳥居(だいたいは朱色ですよね)とは違い、靖國神社の鳥居は黒々としてなんとも重い。境内に繋がる道の遥か向こうには、小泉首相の参拝でよく報道で見られる拝殿が菊の御紋に飾られている。ん、今迄見てきた神社とは何か違う、それが率直な印象。そりゃそうですよね、靖國に合格祈願や安産、交通安全を祈願するために行く人はそういないですから。

境内を歩くおばさん二人連れの一人が一言、「やっぱり日本人には信仰心があるから、こうやっていっぱい参拝客がいるんだろうね」と。とんでもない!ぼくは神道など信じていないし、そもそも神道には興味関心もないし、信仰心など持ち合わせていない。単に大戦で亡くなった英霊に対して頭を垂れて、国家の安寧を祈っただけ。出来ればというか、信仰の自由からすれば、戦没記念碑といった無宗教の墓碑を作ってほしい。亡くなった兵士は全てが神道ではなく、多くは仏教や禅宗、そしてキリスト教を信じていたはず。昭和天皇が戦前は現人神だったとしても、英霊の信仰を尊重せずして、靖國に全て入れてしまうのは問題だと思う(実際には遺族の訴えで、靖國から出してもだった人もあるそうだが)。

考え違えしてもらったら困りますが、中国や韓国の声に迎合しているのではないです。むしろ全く逆。小泉首相が靖國に参拝することについては、それほど悪いとは思っていないです。

いろんなことを考える意味で靖國神社に参拝したのは、僕としてはそれなりに意味がありました。


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僕のもう一つのblogであるばってんの香港フィル日記、今年になってから何度も香港フィルのコンサートには行っていたのですが、演奏会評を書くのをずっとさぼっていました。今日まとめてドサリ!と書き込みましたので、ぜひご覧ください。

先週と先々週に聴いたズウェーデン指揮の演奏会、これはとにかく凄かった。時々日本のオケも振っているようですから、是非とも彼の演奏会には聴きに行ってみてください。猛烈なパワーを受けるし、聴いている方にもパワーと与えてくれます。

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シカゴSOを率いていたバレンボイムの後任ははたしてだれだろう?とクラヲタの世界だけで、それそこ数年前からボソボソと騒いでいましたが、意外や意外!今年77歳のハイティンクに決まりました。詳しくはシカゴSOの公式プレスリリースを参考まで。

どういうわけか待望論かもしれないけど、ムーティが本命って言われていたので、ハイティンクと聞いて結構ビックリ!シカゴSOのかつてのシェフはバレンボイム、ショルティ、ライナーといずれも個性が極めて強い指揮者ばかりだったので、次回もそういう感じの指揮者なのかな?と勝手に推測した訳ですが・・・。

ハイティンクはぼくは今迄ナマで聴いたことはありません。CDだとクリスマスマチネーの日に演奏したマーラー(Sym.1-5,7,9他)を集めたDutch Master、ロンドンフィルとのR.V.ウイリアムズ交響曲全集、そしてとにかく凄い演奏なのがECユースオケを振ったブルックナーSym.8、ってとこがお好み。とりわけECユースの分は、これが学生オケ?なんて範疇では収まらりません。知り合いにきかせると、いつも「この演奏だれなの?チェリ?ジュリーニ?」って尋ねられます。自主制作みたいな類いのCDだけど、ずっとお蔵入りしているのは本当に残念です!

シカゴSOは16年前ショルティ指揮の倉敷公演に聴いたのが最後ですから、随分メンバーとかも様変わりしたことでしょうね。ハイティンク就任後、ぜひ聴いてみたいです、CSO。


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強烈なファンではないけど結構僕は映画好き。いつの頃から映画にはまったのかわかんないけど、高校の頃から足げく映画館には通った気がする。映画のいいところは1時間なり2時間なり、そしておそらく僕が見た映画で一番長かった東京裁判(277分!)の間、自分の生活とは違う空間に自分を置けることだと思う。

前々回blogで紹介した映画"The Sun"、これは凄かった。まぁこの作品は残念ながら日本での上演はお蔵入り間違いなしだな、っと思いました。何しろ題材は昭和天皇、いくら表現の自由ということが日本で確立されても、観られた人が右であっても左であっても、そして絶対多数である中道であっても、まだまだ「神聖ニテ侵スヘカラズ」って気持ちが、少なくとも昭和天皇を物心ついた着いた時点で時間を共有した日本人であれば、とても複雑な心境を抱くのに違いない。葉巻の火をマッカーサーから天皇につけられるシーン、時間にして僅か数秒だけど、ものすごい強烈なイメージとして焼きついて離れられない(映画をごらんになっていない方、ごめんなさい)。

しかし映画を観て数日経った今、わざわざイギリスのamazonに注文してまでこのDVDを買って良かったと思いました。我々が抱く概念とかもっと軽い言葉でいうとイメージが、実は大きな重石になって、客観的な見方をすることを阻害しているってことを、この映画というかこの昭和天皇という題材を通じて強く感じました。

心ある配給元か映画館が出来れば日本で上映してもらえば、と思います。ちなみに昭和天皇と実際に、そしてこの映画でも関係したマッカーサー、そのマッカーサーの祖国アメリカ、ベルリン映画祭で受賞して1年も経つというのに、未だに上映されていません。上映された主な国は、映画監督のふるさとロシアやイギリスとフランス、そして香港などです。


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毎年恒例の香港国際映画祭が現在開催中(4/4-19)。期間中にはまさしく世界中の映画が香港中の映画館やホール、そして今年は野外ステージまで使って一挙に放映される。30周年目を迎える今年、紹介されるのは約300作品、ちなみに東京国際映画祭は今年で18年目ですから、いかに映画文化が古くから香港に根付いているか、想像がつくかと思います。

僅か16日間で300作品も上映するのだから、一回だけの上映なんてのが殆ど。期間が始まる前になると上映作品カタログとにらめっこするんだけど、なにしろ数がハンパじゃないので、ついつい見落として、あとになって「アチャチャ」ってなることもしばしば。そして今年本当に「アチャチャ」だったのが、英語タイトル"The Sun"。

このタイトルでヲッ!と思った人は相当の映画ヲタク。これって昨年6月ベルリン映画祭でグランプリを取った作品、出演者はイッセー尾形や桃井かおり、佐野史郎などです。ヨーロッパでは随分前に上映されているのですが、残念ながら日本では全く上映のめどが今もたっていません。めどが経っていない最大の理由はイッセー尾形演じる主人公が日本にはあまりにもセンシティブな題材だから(と言われています)。主人公は昭和天皇

もしかしたら当分の間は日本での上映がお蔵入りしそうな作品が、この香港で観られたのに!と残念がっていたら、amazon.com.ukのサイトでDVD販売していたので、早速注文しました。月末頃には届きそうなので、感想などまた書かせていただきます。なおこのDVDはリジョナルフリーなのですが、PAL方式なので、どなたが購入されても観られる、というものではありませんのでご注意ください。


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香港の超優良企業SWIREが今後3年間にわたって実にHK$3,600万(約5億円)のスポンサーを申し入れました、詳しくは香港フィルのプレスリリースをご参考に。SWIREは1867年に香港で設立したイギリス資本の会社。元々は砂糖の製造販売からスタートしたのですが、その後世界的なメガ企業の販売権獲得、不動産業などを事業拡大を展開し、今や香港の最も有力なコングロマリット企業です。同社の傘下はキャセイ航空やコカコーラなど。詳しくはWIKIPEDIAのサイトをご覧ください。

香港フィルの年間収入が約HK$9,000万(約13億円)、その4割の金額がSWIREからのスポンサー収入として入ってくる訳ですから、これは本当に凄いことです。興味は無いかも知れませんが、香港フィルの2003/2004シーズンの収支決算はPDFファイルにてダウンロードできます。

2005/2006のシーズン予定がそろそろ発表されますが、これからの香港フィル、ますます楽しみです♪


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エド・デ・ワールトが香港フィルの音楽監督に就任したことから、前任者サミュエル・ウォンの事がすっかり忘れられているけど、彼の薫陶無くして今の香港フィルはなかったし、そのレベルの高さが無ければ、世界的に有名なあのエドを香港フィルの音楽監督に迎え入れることは決してなかったってことはまぎれも無い事実です。

そんな素晴らしい我が友サミュエルが、11月に名古屋フィルを久々に振りに来日します。前回の演奏会でサミュエルは名古屋フィルの士気の高さにすっかり心酔したようで、ぜひもう一度名古屋フィルを振りたい、と僕に語っていましたが、願いが叶って今秋に演奏会があります。プロにのっているメインのドヴォ7はサミュエルが大好きな曲、そして僕の指揮で最初に香港フィルの演奏会で堪能したのもこのドヴォ7。

そんなサミュエル、今日4/12は44歳の誕生日です。ですんで彼にはイメージのようなgreetingを送りました。

ん?読んでなんか気がついた人、僕にも宜しくね♪


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やっとというか漸く戦場のアリアが日本で月末上映されるそうです。実は昨年末、まさしくストーリーの中心となるクリスマスの時期にこの映画を観て、心底感動したんですがその時、日本の配給元となる日本ヘラルドの情報だと予定では今年の年末、って書いてあったので、それまでは映画の紹介は控えておこうかなって思っていました。ズバリ!とにかく観てほしい!映画です。ストーリーの詳細はリンク先を覗いてくれたらわかるんで省略。クラヲタのみなさん!オペラファンの方ならご存知ヨーロッパで大ブレークしているVILLAZONがドイツ兵役の声、彼のフィアンセをソプラノ歌手Natalie Dessayが声を演じています。ここでドキドキした人、ぜひ映画いくべし!ストーリー自体は戦争映画なのですが、かつてのいわゆる戦争映画ではなくて、いわば「なぜか、なんとなく」戦争に駆り出された人が、この戦争ってなんだろう、って心の隅におきながら、実際は人として決してやってはいけない事、それは人を殺める(あやめる)事の張本人になっていることの苦悩。そんな死ぬか生きるかという戦場の極限状態に置かれた時、国籍を超えてヨーロッパ中が祝うクリスマスイブの日を迎える。あぁーこのあとストーリーを話しちゃうと映画の関心をそがれちゃうので省略。この映画、今から90数年前に本当に起こったヨーロッパでは有名な話ですので、当時の人の心を知る上でも本当に是非ご覧ください。そして映画を見た人、「あの目覚まし時計、何か悲しいよね」。


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11月にベルリンフィルが来日しますが、香港にも立ち寄って2公演行います。ベルリンフィルの演奏会なんて、って思うかもしれませんが、実は今回初来港なんです!ウィーンフィルは香港に来たことがあるんですがね、でも一度だけ。いつだと思います?1959年10/25にカラヤンと。

というわけで、CDショップにはベルリンフィル関連のCDがわんさか。来港記念のCDっても出てて、それが画像に載せた分。HMV香港に紹介されていますが、今回の演奏会のプログラムにだいたい併せましたよぉーっていう安直企画。指揮者だってラヴェルはブーレーズ、ベートーヴェンはアッバード、ハイドンとシュトラウスはカラヤンと楽天イーグルスもびっくりの寄せ集め。

カラヤンの最期の来日公演が今のところ最初で最後のベルリンフィルの生経験。どうもベルリンフィルってのは聴く気が起こらないオケなんですよね。というわけで、香港ではある意味歴史的公演のチケットは購入していませんです。そしてなによりいつもは結構チケットが日本よりも廉価なのに、ベルリンフィルのチケット高過ぎ!
(日本公演の場合)
A. 36,000.- B. 31,000.- C. 27,000.- D. 22,000.- E. 17,000.- F. 12,000.-

(香港公演の場合{HK$1=15円計算})
A. 37,500.- B. 30,000.- C. 24,000.- D. 18,000.- E. 12,000.- F. 8,000.-

(訂正とお詫び)
ウィーンフィルの香港公演、かつて一度だけ、と書きましたが、1995年にレヴァインと来ていたことが判明しました、失礼しました。

情報提供していただいた香港在住のKさん、ありがとうございました!





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1996年12月より香港在住
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