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香港からブツブツ
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マイク・タイソンが北京の毛沢東記念館を訪問して一言。「毛主席の遺体が安置されている同記念堂で「ここに来ると、本当に自分がちっぽけな存在だと感じる。この記念堂を訪問できて、とても光栄だ」。そりゃそうですよ、いくらタイソンと言えども数百万人、数千万人をノックアウトはできんですよ。


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週末チェリビダッケのDVDを久々に観た。彼が言うところの音の「間」ということについて共感すべきことがあった。「間」、それは物理的には音が無い瞬間、でも人間にとっては寸前に聴こえた「音」が記憶の物理的状況によって、人はどう感じて、次の音とどう連感するか、それぞれがいくつもの素となって、最終的には音楽としていかに自分の音楽として形成されるってどうなっていくのか、そんなことを教えてくれた。気がついていないけど、体験的に人々が自然に「音」を受け入れたそんな絶対的な経験を素直に音楽として具現化したのは、他ならぬチェリビダッケだと改めてそう思う。

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先週から"ローリングストーンズ"が来日公演を繰り広げ、メンバーの殆どが還暦を迎えているにもかかわらず、相変わらずパワフルなコンサートだとか。ストーンズ、僕は別に好きでも嫌いでもないんですが、何を思ったのか実は3年前の香港公演のコンサートのチケットをぼくは購入しました。お値段は$1,398(約20,000円!)、これでも真ん中位のクラスで、一番高かったのは50,000円位したはず。
えっと画像に載せたチケットをよく見てください、入場の際に千切られるはずのチケットの端っこ、残っているでしょ?そうコンサートには行かなかったのです、実は。まぁもったいない、20,000円も出して!と思った方、イヤ違うんです、ストーンズは香港に来なかったんです。日付を見て思い出す人はもう今となっては殆どいないかと思いますが、今からちょうど3年前、香港や台湾などで巻き起こったSARS騒動の真っ只中。その影響で様々なイベントが殆ど中止されたのです。ストーンズもSARSの影響でイギリスから香港には来なくなりました。しかしその翌年、改めてストーンは香港公演を果たしましたが、何か冷めちゃったと言うか、チケットは買わずにコンサートは見送りました。そして手元に残ったのがこの幻のストーンズのチケット。
毎年3月下旬に行われる長い歴史を誇る7人制ラグビー、香港セブンスもちょうど同じ時期だったので、まともにSARSの影響が出て、フランスを始めいくつかの海外招聘チームが出場を辞退したし、観客のキャンセルが相次いだため、ラグビーユニオンは遂に希望者には払い戻しをするといった異常事態にも発展しました。

今週の金曜(3/31)より3日間、香港セブンスが例年通り開催されます。今年は香港セブンス30周年記念!ラグビー好きのぼくとしては、しっかり金曜は有給休暇を取りそして土日の3日間、ラグビー観戦に明け暮れます!


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今日は朝から中国出張でジャパンチームがキューバに勝ったことを知ったのは夜。日本から配信されてくる号外をプリントアウトした記事を見て初めて知りました。本当に本当に嬉しい!家に帰ってからスポーツ新聞各社のサイトを見ました。
日本をたつ前に最後に見た試合はイチローのセンター前サヨナラヒットでオリックスの2回目のリーグ優勝をグリーンスタジアム神戸で決めたあの日。満員のスタジアムで泣きながら万歳三唱したのはもう10年前。そして今日またあの感動を思い起こして、遠い香港でサイトを見ながら再び涙しました。
優勝したこと自体もひとしおなのですが、パリーグのいわば変則的なルールで勝ち数ではパ1なのにプレーオフの結果、セパ対決に2度も出場できなかった王監督率いるダイエーそしてソフトバンク。今回勝数などでは劣っているジャパンチームがある意味今度はルールの逆手をとって逆王手を得、そして世界一をもぎ取ったことに感動を覚えました。ルールはルールであるというある意味当然なことであってもそれに敢えて声高に苦言を呈せず、ぐっと耐え忍び、次の試合次のシーズンに全力をかける。そしてその結果(恐らく)誰も想像できなかったジャパンチームの世界一の栄冠を得たのは、他ならぬ王監督のフェアーな「野球心」が今回の優勝を導いてくれたのではないだろうか?と感じました。
ぼくは何度かここで書いたようにオリックスファン、だから王監督率いるソフトバンクには負けたく無いけど、こんな立派な監督がいるチームとオリックスが対戦できることになにか畏怖の念すら感じます。
ペナントシーズンもそろそろ始まりますが、オリックスそして王監督率いるソフトバンクなどパリーグが日本の野球をもっともっと素晴らしく、そして感動を与えてくれるかな、と祈るばかりです。
王監督ご苦労様、本当にありがとう!そしてペナントレースではオリックスといい試合をしてください!


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書込みしなきゃしなきゃと思いながら1ヶ月サボッてしまいすみません。出張やらで仕事は忙しかったし、夜は夜で春先恒例の香港芸術節(Hong Kong Arts Festival) に行き倒したりでしたので(MTT&サンフランシスコSOとかエド&香港フィルの「復活」とかシュトットガルトオペラの「ドンジョヴァンニ」とか)・・・。

実はこの木曜から土曜の朝迄日本に突然来日しました。木曜の成田着が20時過ぎ、今朝(土曜)の朝便で帰ってきたので、正味行動できた時間は昨日の金曜だけ。香港では手に入らないモノやらなんやら買ったついでに、上野の東京文化会館に立ち寄りました。今から21年前の1985年2/21、このホールで初めてベルティーニさんに直接お目にかかった思い出の場所。そのときのいきさつはばってん箱の思い出のコンサートに簡単に触れています。なぜわざわざ東京文化会館に行ったと思います?実は昨日3/17はベルティーニさんの一周忌。もう二度と東京文化会館、そして横浜みなとみらいホールやサントリーホールで彼のステージを経験できないのかと思い、文化会館の前でしばし立ち尽くしてしまいました。


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70過ぎた日本人のおっさんがフィリピンの空港で「爆弾持ってんぞぉー」って言って拘束されたとか。
(以下CNNロイター伝より転載)
71歳日本人を拘束、爆弾所持と「冗談」 マニラ空港
マニラフィリピン航空の報道担当は10日、首都のマニラ国際空港で同日、「爆弾を2個持っている」と冗談を言った日本の71歳男性が治安当局に拘束された、と述べた。「たちの悪いの冗談で拘束された。治安を乱した容疑が晴れたのかどうかは分からない」と指摘。ロイター通信によると、空港警察当局は、「(爆弾などに関する)いかなる冗談も許容出来ない」と日本人男性の非を主張した。マニラ空港には、爆発物の所持に関するいかなる冗談も禁止するとの注意が掲示されているという。同通信によると、拘束されたのは「Yasou Ishii」さん。爆弾を持っているとする発言を空港警備員が聞きとがめ、連行された。所持の荷物を調べたが爆発物はなかったという。フィリピン航空機は、この男性を乗せず、定刻で東京へ出発した。
(転載終了)


この話を読んで、10年位前に起こった嘘みたいな本当の話を思い出しました。
海外の航空機会社の飛行機に乗っていた日本人乗客の酔っぱらいのおっさん、スッチーに向かって向って一言"アイ・アム・ハイジャッカー!"。驚いたスッチーはパイロットへ「ハイジャッカーが乗っています!」と伝えたそうです。で、そのスッチーが再び日本人乗客の所に行くと、おっさんは笑いながら「冗談、冗談!」と日本語で言いました。するとスッチーさらに驚き、またコクピットへ。「ハイジャッカーらしき人がヨルダンに行け!と要求しています、と。パイロットは緊急事態と思い地上と連絡し、近くの空港に緊急着陸、到着後空港の武装警官が機内に乗り込み、そのよっぱらいのおっさんを拘束。なんでって?ヨルダンって英語ではJordan、ジョルダンと発音します。おっさんは冗談といったつもりなのに、外国人スッチーには冗談ではなくジョーダン、つまり中近東のヨルダンに行け!と勘違いしたんだって。勿論そのおっさん、こっぴどく叱られたそうです。

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一昨年秋、堀江貴文日記{旧社長日記}によると香港で水餃子や酔っ払い海老、吉牛を食べ、マッサージを楽しんだようで。そりゃよござんした(寄ったとこ、みんなうちの近所じゃんか!)。

一方、昨日のNIKKEI NETのニュースではこんな事が・・・。
<以下NIKKEI NETより記事転載>
堀江容疑者の仮名口座、香港で管理運用・ライブドア事件
 ライブドアグループの証券取引法違反事件で、同社前社長、堀江貴文容疑者(33)ら複数幹部の仮名口座が香港を舞台に運用、管理されていたことが1日、関係者の話で分かった。投資事業子会社ライブドアファイナンス前社長、中村長也容疑者(38)が金融機関の担当者に指示していたとみられる。ライブドア側の資金洗浄(マネーロンダリング)の一端が浮かび上がった。
 東京地検特捜部と証券取引等監視委員会は同日までに、同グループの証取法違反容疑の関連先として、東京都内の投資関連会社を家宅捜索。この投資関連会社が資金運用で果たした役割や一連の株取引を巡る資金の流れの解明を進めているもようだ。
<転載終了>

ん、確かにホリエモン自身がBLOGの冒頭にこう書いているネ。「朝から某銀行訪問。」と。

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おじさん世代には懐かしい仮面ライダーの変身ベルトが販売されるとか。販売元のバンダイのサイトによると、1972年にこの変身ベルトは380万個も売れたそうです。ぼく、買ったというか買ってもらったかなぁ、記憶にない・・・。30数年経って再び当時を懐かしむ世代(ん、思いっきりターゲット内だ、ぼく)向けに変身ベルトを発売するそうです。売れるのかな、果たして?税込31,500円はちょっと高すぎません、いくら30代以上向けとは言え・・・。

どっかにいるんだろうな、せっかく大枚はたいて買って帰ってきたものの、奥さんには冷ややかな目で見られ、子供に仮面ライダーの事を熱く語って、かえってバカにされてしまう、そんなかつては純真で正義感に満ちあふれていた少年だったパパたちが。頑張れ仮面ライダー!


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昨秋には日本で再発売されていたベルさんのマーラー全集、年末に日本に戻った時、「バラで全部持っているけど、買い直そうかな」と悩んだ末、買わなかったのですが、今日香港でも店頭に並んだのでヤッパリ買いました。なんで買ったって?11CDsでたったのHK$198(2,800円弱)だったからです。大地の歌を聴いてみたのですが、以前買ったElectrolaの盤に比べ音のメリハリが実にはっきりして聴きやすく、臨場感バッチリです。買い替えてよかったです。国内のHMVでは7,000円位で売っていますが、それでも安いですよね。オススメです、ぜひ!


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シュワ知事がバイクで息子と走ってたら、事故ったんだそうで。怪我のことよりぶつかった相手、ゼニには殊更うるさいシュワちゃんだったんで、裁判だとか賠償だとかでビビってないかな?まぁ支持率がここんとこガンガン低下しているんで、守銭奴シュワ知事もここはグッと堪えて、起死回生を狙うかですな(「ですな」って言い出したら、ヲヤジだよと言われている今日このごろ)。

それにしてもなんとも格好ワルぅ~、シュワちゃん。
(以上は1/10にカキコした分)


オートバイ事故のシュワ知事、実は無免許運転
 【ロサンゼルス=古沢由紀子】オートバイ事故で軽傷を負った米カリフォルニア州のアーノルド・シュワルツェネッガー知事が、同州のオートバイ運転免許を取得せずに長年運転を続けていたことが10日、明らかになった。 AP通信によると、オーストリア出身の同知事は、ヨーロッパ在住時はオートバイの免許を所持。しかし、1968年に米国に移民後は、同州の自動車運転免許しか取っていなかった。知事は、ハーレー社の大型オートバイを所有してツーリングなどを楽しんできたが、「免許を取ることを考えもしなかった」とコメントしている。8日にロサンゼルス市内で車と衝突した事故では、知事はサイドカーに息子を乗せていた。このため広報担当者は、「三輪車と見なされ、車の免許で運転可能だ」と主張している。しかし、警察は「サイドカーがあっても、オートバイ免許は必要」との見解で、知事を交通違反の疑いで調べるかどうか検討中という。オートバイの無免許運転は100ドル以上の罰金となる。
(2006年1月11日12時8分 読売新聞)


今回のサイドカー云々はもとより、今までハーレーをずーーっと無免許で乗り回したんじゃ?
それにしても格好悪すぎです、シュワ知事!


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ここんとこSACDでリリースされるCDが増えてきた。たいていはHYBRIDなので、通常のCDプレーヤーで聴くことは可能なのですが、「SACDを聴くと、今迄のCDは何だったのだろうか!?」ってコメントがあちこちのblogなどで目にする。実は全く以てオーディオ関連には興味のないぼくも先日Cambridge AudioのDVDなどとコンパチになったモデルを買いました。当初はパイオニアとかフィリップスのモデルを買うつもりだったのですが(手頃な値段ではこの2社の製品だったんで)、CAMBRIDGEのはデザインが凄く綺麗だったのと、アンプも手頃な値段でシンプルな作りだったので、これからCAMBRIDGEで揃えようかな(アンプは現在ONKYOの)と思い、この写真の分(DV-87)を買いました。帰ってから早速セッティングをし、年末に買ったベルティーニさんのマーラー9,10番やちょっと前に出たマーラー8番、そしてキタエンコのショスタコ13番聴きました。音の粒が全然違うし、フルオケでも全然混濁しない。楽器の位置が見えるような感じ。ホント「全然違うぅー!」です。

SACDをマルチチャンネルで聴かれている方もいらっしゃると思いますが、これはいかがですか?サンプル数が減ってしまい、音楽鑑賞には向いていない、と知人から聞きました。マーラー8番などはバンドがあっちこっちゃに位置するので、マルチチャンネルで聴くのもいいのかな?とは思いますが。左右の2chスピーカーで聞いた限りでは、マルチチャンネルにすると、それぞれの音が萎縮したように感じます。その分後ろやウーハーに音が流れているのでしょうか?この辺、全然知識ないので、ご存知の方教えてください。5.1chを買うべきかどうかの判断材料としたいので。一応目をつけているのはヤマハのTSS-15

あれこれ買ったら、家人に怒られそうだなぁ、ボソボソボソ。


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国内では月末あたりに発売されるエディション・ガリー・ベルティーニ、香港では早くも店頭に並んでいまして、勿論というか早速購入しました。今回リリースした3枚、全ての曲の収録場所と時期が全部違います。レクイエムはケルンのフィルハーモニーホール(18/May/'91)、大ミサはゲルゼンキルヘンのハンスザックスハウス(31/May/'86)、ヴァイオリン協奏曲5番はライプチヒのゲヴァントハウス(18/Nov/'89)、ピアノ協奏曲25番はケルンのギュルツェニヒ(3/Dec/'82) 。ケルン放響の音楽監督に就任('83)する前の演奏から就任を終えた年('91)までの約10年がこの3枚で堪能できます。聴く前は少々鋭角的なそしてテンポが早めの演奏をするのかな、と想像していたのですが、慈しむようでそして決して感情に溺れることのない清廉な演奏って感じです。このシリーズの時期はベルさんが50代から60代、指揮者として一番脂がのっているっていう頃。ぼくが彼のシュトットガルト放響の一連の演奏をNHK-FMで聴いて感銘を受けて彼との交流が始まったのもこの時期。

エディション・ガリー・ベルティーニって銘打ってありますから、これからいろんな在りし日のベルさんの名演奏が聴けることでしょうね。情報が入ったら、このblogで紹介させていただきます。


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2006年のニューイヤーコンサートをiPod nanoで聴いています、素晴らしい、ヤンソンス!!!未だCDも出ていないのにどうしてiPod nanoで聴いていると思います?実はハンガリーのハンガリー国立放送 Magya Radio (Hungarian Radio) Bartokでは放送された番組が期間限定でMP3でオンデマンドで聴くことができるのです。海外ラジオについては番組表wiki - 海外ネットラジオのクラシック音楽番組に詳しく書かれていますので、是非ご覧下さい。さてさて気になる今年のニューイヤーコンサートがMP3で聴けるダウンロード先は、次の3つです(全部DLしてください)。
http://real1.radio.hu/bartok/MP3/7-Vas/Vas-B11.mp3
http://real1.radio.hu/bartok/MP3/7-Vas/Vas-B12.mp3
http://real1.radio.hu/bartok/MP3/7-Vas/Vas-B13.mp3
それぞれ1時間ごとの番組が分割されています(ちなみにハンガリー時間の今週日曜(Vasárnap)11時から放映されたのがVas-B11)ので、お聞きになった最初は全然違った内容が出てきます。それもそのはず、この演奏はウィーン時間10:15から始まったからです(ハンガリーとオーストリアは1時間の時差)。オーストリアの放送局ORFにハンガリー語の解説が重なっていてなんか感じがいいです。編集無しのズバリ生ライブだから、臨場感もバッチリ。


モーツァルト生誕250年ということで、ニューイヤーコンサートでは本来決して登場しない「フィガロの結婚」序曲、「魔笛」や「ドンジョヴァンニ」の旋律がふんだんに盛り込まれているヨーゼフ・ランナーの「モーツァルト党」なんてのが出てきてとっても楽しい。圧巻はエドゥアルド・シュトラウスの「電話ポルカ」。曲が終わる直前に携帯電話の音がプルルゥ~ン、プルルゥ~ン。せっかくの演奏が中断しちゃうというなんともにくい演出。昨今の演奏会を皮肉くって最高。以前セルジュ・ボドが香港フィルで「牧神の午後の前奏曲」を振った時、最後の最後の旋律でプルルゥ~ン、プルルゥ~ンって鳴ったことがありました(これは演出じゃないですよ、勿論!)。ボドは次の作品を振ろうとしたら、客先に向かって「音楽と携帯電話はmatchしません」と語ったことを思い出しました。
それにしてもヤンソンスのとても軽快なリズムがとてもポルカやワルツに合っていますね。カラヤンやクライバーが絶妙のニューイヤーコンサートを振って以来、あんまり感心する演奏会が2001年のアーノンクール初登場の時くらいしかなかったのですが、ヤンソンスの演奏会は久々の大ヒットというかホームランですね。またニューイヤーに呼んで欲しい指揮者です。因みに2007年は4回目登場のズービン・メータ。


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あけましておめでとうございます

みなさんの2005年の聴き納め、そして2006年の聴き始めはいかがでしたですか?
ぼくは大晦日は家でおそば(例年大晦日は行きつけのそば屋に行っていたんだけど、店長が先日夜逃げしちゃって、お店が潰れちゃった!)を食べて、それから香港のTV局で流れていた香港フィルのNew year Eveコンサートを観て、これが2005年の聴き納め。香港フィルらしく、さまざまな国籍のメンバーが、それぞれの"Happy New year"を母国語で挨拶。「ハッピーニューイヤー!」「新年好!」(北京語)、「新年快樂!」(広東語)はもとより、スェーデン語、ドイツ語、オランダ語、ルーマニア語、日本語などいろいろ登場。プログラムはオペラアリアあり、シュトラウスものありで、なかなか楽しいかったです。endingはお決まりのラデッキー行進曲。

そして年始はBBC RAdio3で2005年のラストナイト・オブ・プロムスでスタート。香港って日本や欧米みたいにクラシック番組が対して充実してないんですよ。たしかにRTHKでは一日中クラシック曲をながしているけど、あんまり面白いプログラムはないんです。で、つい最近から聴きだしているのがBBC のRadio3。リアルタイムで放送が聞けるって事は知っていたけど、こんなにプログラムが充実しているとは知りませんでした。おかげで元日はこのプロムスのあと、ヤンソンスとウィーンフィルのニューイヤーコンサート、ラトルとベルリンフィルと2005ジルベスターコンサート、チョンミュンフンとフランス放送orch.のベートーヴェン第9、ウエイン・マーシャル&ワシントン・オペラのガーシュイン”ポギーとベス”を聴きました。朝はロンドン、それからウィーンとベルリンに渡って、夜はパリとワシントンです。しかもタダ!放送だとはいえ、たいそう贅沢な演奏会が目白押しだと思いません?


ここからは教えてクン&お願いモードです
どなたかRADIO LOVERを使ってBBCのRadio3をダウンロードして、iPodで楽しんでいる方いらっしゃいませんか?教えてください、Radio3をどうやってRadio Loverのソフトに認識をさせるか、さっぱりわかりませんリンク先をコピペしても、iTuneでRadio3を拾ってくれないのです!ここにコメントでもメール ayabooon@gmail.com でもかまいませんから、教えてください!!!


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昨日1/2のblogでインターネットラジオ録音のやり方がわかんない!と書いたら、早速教えてくださる方がいらっしゃいました。Wire Tap Proってソフトで、今聴いているラジオ放送をそのまま録音出来るって言うシロモノ。操作は凄く簡単♪勿論世の中にはもっと使い方が良かったり、安かったりするのもあるでしょうが、とりあえずはこのWire Tap Proで録音できることが出来ました!


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ムント&京響、シャイー&ロイヤル・コンセルトヘボー、アルブレヒト&読響、そしてベルティーニ&都響、このコンビで共通で共通していることがあります。それはそれぞれが長らくシェフをつとめていた(アルブレヒトは来年迄)自分のオーケストラとのお別れ演奏会に選んだ曲が全て同じなんです。選曲されたのはマーラーの交響曲第9番。今3/17に急逝したベルさんの都響との最期(最後ではなく最期)の演奏が収録されてたCDが先日発売されました。このコンサートについては、昨年6/7のblogに簡単に紹介をさせて頂きましたが、その時はまさかベルさんと都響との本当に本当に最期の演奏会になるなんて、誰も想像もしていなかったし、実際に2006年には都響そして「一目惚れ」とベルさんが言っていた大フィルとの再共演が予定されていたのですから・・・。

この録音は昨今のライブ録音といいながらリハーサルやいくつかの演奏会を一部つぎはぎしたようななんちゃってライブ録音では無く、生々しい限りの1回録りライブ。改めてこのCDを聞くと1年半前の感動が蘇る。そしてあのときの感情には無かった辛さが彷彿として、ちょっと冷静な気持ちでは聴くことが出来ない演奏です。本当に本当に素晴らしくてなんと表現したらいいのですかね、メンバーはベルさんへの愛情と謝意、そしてベルさんもメンバーへの愛情と謝意を込めて、共に愛するマーラーの作品を慈しみながら渾身の演奏を聴かせてくれます。時折ベルさんの息づかいやうなり声が入っていて、それが余計にぼくを辛くさせる。(演奏後の拍手については、最後の一音が消え入ってからあまりに静寂が(40秒以上)が長かったので、少し拍手が出るのがCDでは早いけど、それは少々仕方のないこと。)

ベルさんはご存じのように音楽にはもとより、オケや歌劇場に対して非常に厳しい方なので、それが災いして欧米ではオケやあまり優秀でないのにもかかわらず有名である指揮者から疎まれて、活動の場を狭めてしまったことがあります。カラヤン時代には何度も共演したベルリン・フィル、前音楽監督からラトルに変わったことで漸く共演の話がでてきたばかりでした。しかし一方ではケルン放響の黄金時代を築いたにも関わらず、音楽監督を辞したあと、全く共演をしていません。このような指揮者、他にもいましたね?そうセルジュ・チェリビダッケ。チェリといえば彼は殆どマーラーを演奏しませんでしたし、当時ベルリンフィルと肩を並べる程に成長したシュトットガルト放響を頻繁に指揮していた頃、マーラー9番を演奏する予定がありましたが、チェリがキャンセルをしました。メンバーを知るボクの知り合いによると、チェリが「この偉大な作品を演奏出来るオケはこの世にない」と言ったそうです。その後同じシュトットガルト放響がベルさんと共演してマーラーの9番を演奏し(もう30年位前です)、その模様をNHKFMで聴きましたが、チェリの目論見は見事に外れて、素晴らしい演奏をしてくれた記憶があります。チェリが実質的には常任指揮者のような立場にいたシュトットガルト放響でベルさんは何度もマーラーを演奏していたということは、もしかしたらチェリが手塩にかけて育てたシュトットガルト放響でマーラーが演奏出来るのはベルさんしかいない、と演奏を託していたのでは?と勝手に想像をしています。その演奏からだいぶ経ってベルさんと個人的に知り合うこととなり、本人にそのことを訊いてみたところ、ベルさん曰く「ドイツではブルックナーはチェリビダッケ、マーラーはぼく、って言われているようだね」と他人事のようにおっしゃっていました。

そういえばケルン放響とのマーラー全集、9番はケルンではなくてサントリーホールで録音されたものですよね。ベルさんは本当に日本の聴衆が好きでした。都響のメンバーが好きでした。演奏会に行かれた方は判るかと思いますが、古参のメンバーも若いメンバーも分け隔てなく自分の演奏会の舞台に立たせました。その中では演奏能力に問題があるメンバーもいましたし、周りからメンバーの交代を助言する人もいましたが、彼は音楽監督として、都響を育てるためになかなか首を縦に振らなかったのです。東京都の予算削減に都響は非常に厳しい環境下におかれていて、自ら都知事に対して直談判を何度もされていました。青島前知事に対しては「彼にはだまされた、うそつきだ」と怒りを露わにしていました。現知事については「彼は作家でもあり、文化に対する理解と愛情は強く感じた。しかし政治家として苦渋の選択を余儀なくされている」と一定の評価をされていました。

ベルさんと知り合って20年、本当にいろいろな事がありました。コンサートはいつも無料で招待して下さり、何度も食事を一緒にし、いろんなお話をしました。勿論音楽のこと、香港のことやお互いの家族のこと。1995年神戸での大震災の時(当時神戸に住んでいました)、誰よりも早く安否を気遣って連絡をして下さったのは他ならぬベルティーニさんでした。そんな彼から貰った膨大な手紙、そしてe-mailがあります。でももう彼の演奏も彼の笑顔も見ることも聞くこともできなくなりました。本当に残念です。これほど深い絆に結ばれた音楽家はぼくにとってはこれから決して現れてこないと思います。

来年にはエルサレムに眠るベルさんの墓参りに行こうと思ってます。彼への感謝と愛情を表現するには、今となってはぼくにはそれしかできません。

有難うございました、マエストロ!


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WTOに反対するデモ騒ぎから5日経ちました。香港は至って冷静。そもそもデモが起こっている極々限られたエリア以外は、ずっと何事もなかったように平和なものでした。香港からこのデモをどう報じているか、ネットニュースを通じて見ていたのですが、とんでもない記事を書いていたのは朝日新聞のサイト。もしかしたらリンク切れするかもしれませんので、全文をコピペします。

asahi.comトップ > 国際 > アジア・太平洋
WTO会議に抗議デモ 韓国の農業団体員ら9百人逮捕
2005年12月19日00時19分

 香港の警察当局は18日、世界貿易機関(WTO)閣僚会議を
めぐって前日警官隊と激しい衝突を繰り広げた韓国の農業団体
メンバーを中心とするデモ隊約900人を一斉に逮捕した。
各国の非政府組織(NGO)は警察の強硬措置を批判し、
18日夜も香港島の繁華街をデモ行進。集まった香港市民らも交え、
数千人が逮捕者の釈放などを訴えた。

 香港警察は17日深夜から、同日の騒動に加わったメンバーらを
閣僚会議会場近くの路上に集めて監視下に置き、18日未明に
なって身柄を拘束した。同日夜には女性を中心に190人を釈放したが、
残りの逮捕者はなお拘束を続けている。

 韓国の農業団体はコメ市場の開放に反対し、約1500人が
香港入りしていた。駐香港韓国総領事館によると、逮捕された
約900人のうち韓国人は少なくとも600人に上った。

 支援NGOは「公共の財産は一つも破壊していない」などと全員の
釈放を求めているが、香港警察は「法に基づいて処分する」とし、
処遇について見通しを示していない。


まず
> 18日夜も香港島の繁華街をデモ行進。
> 集まった香港市民らも交え、数千人が逮捕者の釈放などを訴えた。
18日夜のデモ行進はWTO反対を訴えるのが殆どで、逮捕者の釈放を
訴えるデモは逮捕者が拘留されたクントン警察付近。しかもデモの数は10人程。
たしかに太字で示したようになどとは書いてあるので、間違ってるわけではないけど、
こんな書き方されたら、釈放要求のために数千人集まったと思いません?


そして
> 騒動に加わったメンバーらを閣僚会議会場近くの路上に
> 集めて監視下に置き
これはめちゃくちゃな内容。路上に集まったのではなく、
デモ隊が勝手に路上でデモ活動をしていたのです。
路上とあるけど、実際は香港島の一番の幹線道路。
本来ならバスもトラックもバンバン走っており、九龍半島側とを
結ぶ海底トンネルも、この道がデモ隊によって封鎖されたため、
トンネルは全く使えなくなりました。デモ隊が路上に集まったあとに、
警察が別の場所に移動しないよう監視はしたけど、警察が集めた
なんてことはありません。


どうしょうもない記事はこれ
> 支援NGOは「公共の財産は一つも破壊していない」などと
> 全員の釈放を求めている
鉄柵は壊す光景はテレビでも新聞でもガンガン流しているのに、
朝日新聞だけ知らないわけ?
それでもってなんでNGOのコメントをそのまま書くの?
支援NGOから朝日新聞は支援されている、若しくは支援しているの?

報道規制とかそういう理由で誤報や見込報道がされてしまうのは
仕方ないけど、全世界に香港のデモの様子はリアルタイムで報じられているのに、
なんでこんな朝日新聞が報じるとこんな記事になるわけですか?

香港社会そして香港住民における香港警察の信頼度や貢献度は高い。
せっせと裏金作りしている日本の警察みたいに堕落はしていないし、
整然と仕事をしています。拘束されたデモ隊の殆どは数日後には釈放されていますし、
首謀者僅か10数人が違法デモを行ったことで裁判になっているだけです。
今回のデモが発生する前から香港政府は「違法な行為があった場合、
法に則り適切に処置する」とコメントを出していました。
あたかも不当逮捕をしているかのような記事でしょ、何も知らないで読んだら。

朝日新聞さん、こんなデタラメな記事を臆面も無く作らないでください!


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お決まりのメッセージですけど、メリークリスマス!


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日本でも大きく報じられ出しましたね、WTOに反対する韓国人団体の行動の様子が。実は土曜日(12/17)、武装警官とデモ隊が対峙する最前線にいました。怖かったよ、本当に。ドンドカドンドンドンって民族衣装に身を固めた韓国女性が太鼓片手に歌いながら踊りだす。それが終わると、反対者団体のリーダーがぼくら野次馬達に「危ないからちょとドイて!」と声をかける。そして暫くすると、警官たちに韓国人のおっさんたちが一斉に襲いかかってくる。本当にビビったですわ。そりゃ韓国のおっさんたち、みんな徴兵経験あるし、年配のおっちゃんたちは(おそらく)朝鮮戦争に参加していたはず。兵隊経験ばっかりの男達が警察に立ち向かうんだから、そりゃマジですよ、マジ!

だんだん次から次からもの凄い数のデモ隊が集まってきて、ぼくもさすがに怖くなって最前線から退散をしました。その直後、警察は催涙ガスを連発して、周囲は一時野次馬達も巻き込んで大パニックになったそうです、間一髪だった・・・。

そんときの様子WTO in Hong Kongってアルバムにしてアップしました。ブレてたり、画像が暗いのもあるけど、ご勘弁を。だってホント怖かったから走りながらとかおててブルブルしながら撮ったんだから。


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以前から国内盤の方が輸入盤より値段が高いことはよくありましたが、今回お知らせするドリームライフのバーンスタイン・コンサート・コレクションはあまりにも値段と内容が違いすぎ。
収録曲とドリームライフの価格は次の通り。

・Includes Bernstein On Beethoven - A Celebration In Vienna(4,935円)
・Bernstein In Vienna - Beethoven Piano Concerto No.1 In C Major(3,900円)

・Bernstein In Vienna - Beethoven The Ninth Symphony(4,935円)
・Bernstein In Paris - The Ravel Concerts: Alborada Del Gracioso, Piano Concerto No. 1 In G Major,
Shéhérazade, La Valse Tzigane, Bolero.(3,990円)
・Bernstein In London Verdi Requiem(4,935円)
・Bernstein In Australia - Tchaikovsky Symphony No. 6 "Pathétique" (3,990円)
・Leonard Bernstein’s Trouble In Tahiti, An Opera In Seven Scenes (3,990円)
合計7枚で30,675円(税込)

一方タワーレコードに紹介してある右のkulturのDVDは11,960円。
その差なんと18,715円!
おまけにドリームライフでは販売されていない次の3枚が含まれていて9枚組です。
その未収録内容を見て下さい、スゴい!
・Bernstein In Paris - Berlioz Requiem
・Leonard Bernstein - Chichester Psalms, Symphony No.1 Jeremiah, Symphony No.2 The Age Of Anxiety
・Bernstein In Japan - Schumann Symphony No.1, Shostakovich Symphony No. 5

ドリームライフは7枚で収録されていないのが3枚だと10枚じゃないの!?という
めざといあなた、素晴らしいヲタクの鏡!
太字で書いたベートーヴェンの分が1枚でKULTURでは収録されているからです。

ぼくは香港で9,000円弱で買うことができました。ちなみに
Amazon.comだと$89.99だそうです。


お客さぁ~ん、これでもやっぱり国内盤買います?


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1996年12月より香港在住
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