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香港からブツブツ
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急な予定が入ったり出張があったりで1月以来久々に香港フィルを聴きに行きました。予定の指揮者は尾高忠明さんだったのですが、急病のために替わって1980年フィンランド生まれのピエタリ・インキネンって指揮者が振りました。尾高さんとは数年前香港フィルを振られた際、香港の日本人向け週刊新聞のインタビュー記事を僕が書いたので、その関係で昨年12月大阪フィルを振った際に「春には香港でまた再会しましょうね」ってお話をしていたのに、残念・・・。代役のインキネン、演奏前に香港フィルのサイトで確認したところ、ヴァイオリニストとして数々のコンクールに入賞、また指揮者としても活躍し北欧の有名オケを指揮しているそうです。今晩のプログラムはフィンランディア、ブラームスのダブルコンチェルトとショスタコヴィッチのSym.5。ダブルコンチェルトはソロイストがいまいち(香港フィルのトップ)だったのですが、フィンランディアとショスタコは非常にすばらしかったです。旋律やテンポの陰影に富んでいて、くすんだ響きの作りは20代の演奏とはとても思えませんでした。とりわけショスタコの5番は3楽章以降は緊張感がみなぎり、固唾をのんで演奏に聴き入りました。最初は二足の草鞋(わらじ)みたいな音楽家か、と思っていましたがどこかでブレイクする可能性を秘めています。注目ください。なお日本にはヴァイオリニストとして来日をしているようです。


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今日は聖金曜日、つまりキリストが十字架にかけられた日です。香港や主なアジアの国々、そして欧米や南米はイースター休暇でお休みです。日本は神の国ですからお休みじゃないですね(こういう発言をしたお気楽な総理いましたな)。クラシック好きの方でしたら、よくご存じのメンゲルベルグの「マタイ受難曲」を今日は聴いてます。演奏されたのは1939年の聖金曜日、ナチの恐怖がヨーロッパ中を席巻していた時の頃です。メンゲルベルグのこの頃の演奏はニューヨーク時代とは異なり、ロマンチックというか甘ったるいものが多いですが、このマタイはとても人間臭い演奏です。オケもメンバーも独唱者も迫りくる恐怖に怯えながら、痛みや苦しみを抱きながら、感動的な演奏してます。そこには理屈などないです。それにしても60年前も今も戦争やテロの恐怖に怯えながら我々は日々を過ごさないといけない、本当に情けないですがこれが現実です。


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外務省から平成15年の海外在留邦人数調査統計の発表がありました。都市別では僕の住む香港が3位(25,211人)、ちなみにNYが1位で62,279人、2位はLAで42,771人。いろんな資料が載っていますので、一度みなさん覗いてもらいたいのですが、中でも興味深かったは海外在留者男女比率について。女性のほうが平成11年以降(西暦何年ですか?)ずっと男性を上回っているそうです。海外には単身赴任の男性が多いとばかり思っていましたが、海外で活躍している女性、海外で結婚している女性とか、結構多いんですね。2006年には海外在留者数が100万人見込まれているそうですが、100万人といったら相当な数ですヨ。海外に住んでいることがそれほど特別なことでない時代がようやく訪れてきたかな、とそんな感じがしました。


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3人の日本人がイラクで拘束されたとの報道。先日の靖国神社参拝に対する違憲判決(地裁での判断)に対して小泉首相が(僕の目から見て)慌てて「私人でっせ」といったコメントと同じく、イラクに人道支援を「イラクの人のためでっせ」なんてように政府が動くから、こういうことになるんちゃうか、って感じました。どうせ大統領選で再任されるわけないブッシュに小泉が一蓮托生するから、日本もチンパンジー・シンパちゃうんか、ってそうイラク急進派に見られるんです。自衛隊の活動、それ自体は先日イラクの一部と交戦したイタリア軍とは大きく異なるはずです。イラクへの武力行使、それと自衛隊との人道活動が明確に異なる、その説明を日本はもとよりイラクに対しても明確な説明を行っていないから、無辜な日本人が被害になるのでは?彼ら(自衛隊)は人を殺すわけでは決してないでしょう。昨年の外務省職員がイラクで殺戮されたことでも明らかな通り(銃の弾頭が鉛製か否かで旧ソヴィエト製(カラシニコフ)かが数時間で判断できるのにそれすら不明{化学を学んだ人なら金属分析が比較的容易なのはわかりますよね}との回答)、アメリカべったりの世の中の流れをアメリカ批判といった単純なことでなく、真実を伝えるべきしてイラクでの現状、人間として痛みを共有しようとして、拘束された3人は何かを伝えたかったはず。アメリカの判断と日本政府の判断が異なる上で自衛隊をイラクへの人道支援を決定した、そこを明確にしないと、いけないはずです。朝日新聞のようにかつては大本営発表を垂れ流していながら、オピニオン・リーダー面した厚顔無恥地なマスコミ。これみよがしに政府を批判した無責任なやつらに対しても冷静に見る目を今我々に求められていると痛切に感じました。拘束された3人の方の無事をひたすら祈念するばかりです。

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いろんな作品をよくも飽きずに毎日聴きますね、とよく言われちゃいますが、好きで毎日聴いているわけじゃ、あります。そういえば今日は帰ってきてすぐにロンドンSO&デイヴィスのライブCD「新世界から」を聴き、そして今はデイヴィスのモーツァルト39&40番を聴いています。現存する指揮者(巨匠亡き今)でもっともぼくが好きな指揮者といえばこのデイヴィス、そしてベルティーニ。昨年ユニバーサル クラシック文庫[サー・コリン・デイヴィス編]で若きデイヴィスの名演奏が一挙に販売されましたが、その中でも出色なのが34歳の時に録音したこの39&40番。こんなに自然でしっとりとしながらも躍動感のある演奏はめったに耳にする事は出来ません。彼の演奏は40年以上前も今も変わらないなぁ、としみじみ感じました。このモーツァルト以外にもベートーヴェンの7番や8番も素晴らしい演奏です。在庫が切れると当分目に(耳に)することが無いと思いますので、是非関心のある方は早めに入手される事をおすすめします(CD会社のまわし者ではないですよ)。今春ロンドンSOは日本公演を行い素晴らしいシベリウスを聴かせたそうですが、聴きたかったなぁ。香港では来日公演のあと、当初はロジェストヴェンスキーと、そして直前になってハーディングに指揮者が変更されてLSOが演奏会をしました。


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メル・ギブソンの下品極まれない映画『パッション』が世界中で上映され、相当な観客数を集めているとか。なぜ下品極まれないかと言うと、ユダヤ人に対する偏見を助長しているからです。一方ではローマ(ヴァチカン)がこの映画を評価しているとか。ヨハネ・パウロ2世は2000年の『大聖年』にあたり「2000年に教会が犯した過ち」を認め、その中に「イスラエルの民に犯した罪」を表明したにも関わらず、未だ反ユダヤ思想は改まっていないようです。ユダヤ人といえば途方も無い数の人々を虐殺したナチスを無視する事は出来ないでしょう。今回紹介した『ローマ教皇とナチス』はナチス政権時代のバチカン教皇のピウス12世について書かれています。ピウス12世は様々な情報でユダヤ人虐殺の事実を知っていながら、そして連合国(米英など)はもとよりユダヤ人虐殺に反対してしたワイズゼッカー駐バチカン独大使(戦後ドイツ大統領のその父)の進言に対しても、とにかくナチスに対して沈黙を続けた。また戦後もピウス12世は陳謝することもなった。そんな話を聞くと「なんと無責任な教皇だったのだろう」と思う人もいるでしょう。確かにクリスチャンの総本山で絶大な力はもっていたでしょうが、武力を持っているわけでもありません。交渉相手がナチスそしてユダヤ人が被害者であったことが、この悲劇を誰も止める事が出来なかったようです。2000年近く根付いたユダヤ人差別を一気に解決させる事は困難でしょうが、少なくとも最初に書いた『パッション』のような映画で先入観を植え付けるのは絶対に良くないと思います。本の事に戻りますが、ユダヤ人虐殺に当たったのはドイツ国防軍ではなく、ナチスの行動隊(親衛隊とか)という別組織だということ、初めて知りました。いままで何となく疑問を感じていましたから・・・。


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会社のアシスタント(香港人女性)の子供(男の子)は現在約2歳。香港らしく幼稚園で早速英語を勉強していて、簡単な単語なら理解出来るそうです。アシスタントの親戚が彼女の家に来たある日の出来事。

親戚「○△ちゃん、耳はなんていうの?」
男の子「耳はね、ear」
親戚「よく知っているね、じゃ、キティーちゃんのどこがearかな?」 
男の子「ん、ここだよ」と耳を指差す。
親戚「じゃね、目は?」 
男の子「目はねeye」
親戚「凄いね、じゃeyeはどこでしょう?」
男の子 「ここだよ」と。
親戚「鼻はわかる?」
男の子「noseだよ、えっとここ」と自信満々で答える
親戚「わー、よくお勉強しているね、じゃ口は?」
男の子「口はmouth。でね、えっとキティーちゃんのね、ん?えっと、あれ?えっと、あのぉ・・・・・」


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日本の報道を調べているものの、まだ発表されていないのか、それとも見落としているかも知れませんが、2015年をメドに日本が香港と陸続きになるようです。香港政庁の発表によると、日本・香港・中国・台湾が共同で資金と技術力を出し合い、鹿児島-沖縄-台湾-香港-中国を海底トンネルで結び、リニアモーターカーを走らせるとのことです。なぜ2015年かというと戦後70周年、陸路をつなげる事で平和な関係を築きあげる事が目的とか(中国の台湾政策もなんか気になりますがね・・・)。そんな事が出来るのかな?って思いましたが、青函トンネルやドーバー海峡のトンネルの技術の実績で、十分可能だそうです。もちろん飛行機より時間はかかるそうですが、それでも鹿児島⇔香港がリニアモーターなんで約6時間で行けるそうです。さすがに歩行者用のトンネルは作らないそうですが、トンネルを歩くとなれば理論上は香港まで歩いて行けます!いやー、長生きはするものですな。

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ブラジルの音楽、って言われるとサンバを思い浮かべるでしょう。もちろんぼくもそうですが、おっとこれは!と感じたのは今日聞いたCDはこのヨーヨーマによるブラジル音楽ライブ。とにかくなんともオシャレ、といってもフランスっぽくもなくイタリアでもない。テンポは小気味よくてついつい体を動かしたくなるノリ。マは以前ピアソラの演奏で(というかサントリーの宣伝力?)で大ブレイクしましたが、ぼくはピアソラは好きになれませんでした。でもこのブラジルものはいい!是非一度お聞き下さい。


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10日間近く出張で日本に戻っていました。あっちこっちの客先回りとかでとにかく忙しかったのですが、合間を見て渋谷とか新宿にも立ち寄りました。でも何かとても退屈でした。CDを見ても本屋にいても、食事をしても全然面白くなかったです。こんな感覚は初めて、そして昨晩香港に戻りましたが、なんかホッとした自分がいました。香港に住み出して7年強、すっかりこちらの生活が基本というかそんな感じなんでしょうね。先週の3/27でぼくのヴィザも7年、やっと永久居民の申請資格が得れるまでになりました。永久居民になると名実共に(?)香港市民です。恐らく立法評議会(国会みたいなもの)にも立候補資格が得られると思います。

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livedoorにBlog書いていたんですが、どういうわけかupするのに異常に時間がかかる!てわけで、どぶろぐにお引っ越ししました。調子良かったら、こっちでサクサク書かせていただきます。

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1996年12月より香港在住
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