香港からブツブツ
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「オランダ出身の若いチェリスト、ホントにいいからちょっと聞いてみぃ!」と10数年前CD店に薦められて買ったのが,このドヴォルジャークのチェロ協奏曲。
このCDを最初に聴いた時の衝撃と感動、そして何よりも喜びを未だに忘れずに覚えている。チェリストの名前はピーター・ウイスペルウエイ( PIETER WISPELWEY)。このCDを買って以来、ずっとウイスペルウエイの録音を買い続けているが、いつも音楽を聴く事の喜びに浸らせてくれる。どういって良いのかな、そう彼の音楽は”語りかけ”なのです。それは喜びの語りかけであったり、悲しみの語りかけ、そして時には怒りの語りかけ。その”語りかけ”が実にノーブルなんですよ。読んでいてわかるみなさん? そんなウイスペルウエイが数年前に香港にやってきた。前回はオランダのダンスカンパニーの一員として。え?ウイスペルウエイが踊るの?いえいえ、ダンサーが踊るステージで、彼はチェロ演奏を奏でるという斬新なもの。とても興味深いステージだったけど、やはり観る分のウエートが高いので、ウイスペルウエイだけの演奏を聞いて楽しむものではなかったのです。 そして今回(昨日{9/8})に香港シンフォニエッタと共演でショスタコヴィッチのチェロ協奏曲を演奏した。(香港シンフォニエッタはエド・デ・ワールト率いる香港フィルとは全く別のプロオケ。レベルは申し訳ないけど、香港フィルとほどでは・・・。)数年ぶりにナマで聴いた彼の演奏、やはり素晴らしかったなぁ。曲も曲なので、ウイスペルウエイの”語りかけ”に堪能♪特に3楽章のカデンツア!カデンツアって楽章だから専ら彼の独り舞台。そしてそして何よりも嬉しかったのはアンコール。バッハの無伴奏チェロの2番”サラバンド”。無伴奏チェロの中でもこのサラバンドは最も好きなんですよ、ぼく。なお演奏したこのショスタコのチェロ協奏曲1番は既に録音をしています。 ショスタコはチェロ協奏曲を2曲作曲しましたが、現在ウイスペルウエイは1番しか録音していませんが、2番は2007年冬にイヴァン・フィッシャー&ブタペスト祝祭オケと録音をするそうです。 ウイスペルウエイはデビュー当時から現在の社長でプロデューサーであるJared Sacksが1900年に設立したCHANNEL CLASSICのみにずっと録音をしていますが、この会社の録音がまた素晴らしくて、彼の演奏と録音技術が実にマッチしている。アンコールで演奏したバッハの無伴奏チェロ全曲は既に2回録音しています。バッハについては20代後半で録音した旧盤 ポピュラーな作品から現代音楽まで、結構彼はこのCHANNEL CLASSICに多く録音をしているので興味のあるかたは是非 ココを覗いてみて、まずはCDで彼の”語りかけ”を堪能してください。 PR
タワーにはあるようで
ボクのコメントからTOWERのサイトに入れますよ、ドヴォルザークの分(商売商売!)。
おっしゃる通り、マネーゲームから距離を置いているというか、going my wayって感じ。 ところで昨日このコンサートの模様がTVでやっていて、DVD-Rに録りました。香港のテレビ局のセンスの無い画面割りが気に食わないですが、ウイスペルウエイがいつでも映像で見られるのは、嬉しいです。
無題
このハイドンを聴いてまずハイドン、それから少し迷いながら(HMVなのですがドヴォルザークがなかったので)エルガー、ルトスラフスキ、シューマンの各協奏曲を注文しました。
メジャーレーベルのスーパースターとは違ってマネーゲームからは距離を置いている演奏家なんでしょうか。心にまっすぐに語りかけてきますね。ハイドンの躍動感! |
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