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香港からブツブツ
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昨年東北大震災直後、手兵日フィルを率いて香港で鮮烈な演奏会を行ったラザレフさん。今回3回目の共演となる香港フィルを指揮するため、再びラザレフさんが訪港しました。香港フィルとのドレスリハーサルの合間に1年2ヵ月ぶりのインタビューしました(昨年のインタビューはこちら)。

今回3度目の香港フィルとの共演ですがいかがでしょうか?
-再度の共演が決まってからとても楽しみにしていました。今回のプログラムはグラズノフの「ライモンダ」(抜粋)、 ストラヴィンスキーの「ダンバートン・オークス」、ボロディンの交響曲第2番の3曲ですが、いずれの作曲家も、一般的にはあまり知られていない曲かもしれませんが、すべて素晴らしい曲ばかりです。グラズノフについては、バイオリン協奏曲の方が有名ですが、「ライモンダ」はグラズノフが作曲したバレエ音楽作品で、美しい旋律が随所にちりばめられている素晴らしい作品です。ボロディンについては「ダッタン人の行進」や交響詩「中央アジアの草原にて」に比べ、この交響曲第2番は比較的演奏される機会が多くはないですが、 未完の3番を含めたボロディンの3つの交響曲の中でもとりわけ素晴らしい作品です。香港フィルにはこれら3つのロシアの作品について、実に細かく指導しました。今晩と明晩、皆様に自信を持ってお聞かせできるかと思います。

昨年3月のインタビューの際にもお話しましたが、香港の聴衆はもとより、香港フィルのメンバーもマエストロへの人気は非常に高いです。今回3回目の香港フィルとのコンサートを通じて、より関係が強固になったのでは?
-より強固(strong)というより、より親密(close)になったと感じています。香港フィルには若いメンバーも多いですので、彼らとより親密になったのかな、と感じています。

アジアでは香港フィル以外に指揮をしたオーケストラはどちらでしょうか?
-日本では私のオーケストラ日フィル以外に読売日本交響楽団やNHK交響楽団などと共演しました。そして香港フィル以外のアジアのオーケストラでは韓国のKBS交響楽団を指揮しました。環太平洋エリアとしてはオーストラリアや ニュージーランドの様々なオーケストラを指揮しました。

手兵の日フィルと香港フィルを比較して、お互いの優れた点をお聞かせいただけますか?
-自分が音楽監督を務める日フィルは間違いなく世界一のオーケストラです。これが答えです(笑)。

昨年の日フィル公演についてですが、RTHK(香港のNHKみたいな放送会社)で2011年の香港市民が選ぶ2011年音楽界10大ニュースで、日フィル香港公演が6位に選ばれました。
-6位に選ばれた事は、3月の日フィルを指揮した際にオーケストラから連絡を受けました。とても困難な状況で日本から香港を訪れた事、厳しい状況にも関わらず、とても私のオーケストラである日フィルが素晴らしい演奏を行った事は長い音楽生活の中でも忘れることが出来ない、そして誇りに思う香港公演でした。この公演を高く評価して下さった香港市民の皆様に敬意を表したいと思います。
(補足説明)
香港市民が選ぶ2011年音楽界10大ニュースの内、第5位の新作オペラ「孫文」は当初中国公演が予定されていながら、突如中国政府からstopがかかり、香港のみでの公演でした。この件は香港はもとより日本や海外メディアでも大きく取りあげられたスキャンダラスな出来事。また8位には8年間香港フィルの音楽監督を務め、今月退任するエド・デ・ワールトについてでした。エドの退任の話題を差し置いて日フィル公演が6位に選ばれたのはいかに香港市民が日フィル公演に対して強烈な印象だったかを物語っています。

日フィルとの今後の公演についてお聞かせください
-今週の香港フィルとの公演の後、来週は今回香港フィルとの公演でも演奏する「ライモンダ」と チャイコフスキーの「悲愴」交響曲を演奏します。翌々週はラフマニノフのピアノ協奏曲第3番と チャイコフスキーの交響曲第3番を指揮します。今秋にはプロコフィエフ交響曲全曲演奏プロジェクトの最終章としてプロコフィエフの第6交響曲を演奏します。

日フィルの正指揮者として今年9月から就任する山田和樹さんについては?
-山田さんとはまだ会ったことがありませんが、日フィルや事務方が山田さんを選んだ指揮者ですから、 決して間違っていない選択だと思っています。私は日フィルのメンバーや事務方には全幅の信頼を寄せているので、私が何かアドバイスをするようなことは全く有りません。



ドレスリハーサルをインタビュー前に聴きましたが、ポロシャツの背中も顔も汗びっしょになって実演さながらのエネルギッシュなラザレフさんの指揮、彼の指揮に実にvividに反応する香港フィル、そしてリハーサルが終わった後、楽員みんなが拍手のみならず、足を踏み鳴らしてラザレフさんを称えているのは、このコンビが本当に彼が言うように”親密な関係”を築きあげている事がリハーサルを聴いただけで容易に感じることが出来ました。

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昨日フィルハーモニアOrchの演奏会の後、香港フィルの実演を聴いたマゼールがHKPOの高いレベルに相当気に入られて最終決定したそうです。世界中のオケを指揮しているマゼールですが、アジアのオケのポストに就くのは香港フィルが初めて。なお今年の大晦日の12/31にマーラー全交響曲を一日でマゼールが指揮することがすでに決定しました。2012/2013シーズンの詳細発表は5/15の予定。

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五嶋みどりさんは今回2年ぶりの香港フィルとの共演。香港公演に先立ち、みどりさんは「ミュージック・シェアリング」の活動で5月26日~6月7日、北は福島県郡山市、南は高知県四万十市まで、日本全国各地全17か所の学校やこども病院などを回るほか、東京と大阪ではICEPの活動報告コンサートを開催された。現在みどりさんが積極的に活動されている様々な文化活動についてまずうかがった。

*「ミュージック・シェアリング」について
特定非営利活動法人「ミュージック・シェアリング」(2002年設立)の前身は「みどり教育財団(Midori&Friends)東京オフィス」で、「Midori&Friends」は1992年にニューヨークで設立しました。Midori&Friendsを設立するきっかけとなったのは、80年代後半のアメリカで、政府が芸術一般に対する予算の削減を打ち出したことにより、当時住んでいたニューヨークの公立小学校では、音楽の授業が削られ、音楽業界でも話題になっていたのに、大人たちは話題にするだけで何の行動も起こさないことに単純に疑問を持ち、何かするという使命感のようなものを覚えたからです。私が個人的に学校を訪問して音楽教育のお手伝いをするというのでは、いろいろ制約や限界がありますし、活動内容をクラシック音楽や、ヴァイオリンに限りたくなかったので、財団を作り組織化しました。それが「Midori&Friends(みどり教育財団)」の始まりです。アメリカと日本は社会環境も教育制度も違いますから、日本では日本に合った独自のプログラムを実施していきたいと考え、 2002年に「ミュージック・シェアリング」を新たに立ち上げ、それまで「みどり教育財団」として行ってきた活動を引き継ぎ、さらに日本の事情に合わせた新たなプログラムを実施してきました。“訪問プログラム”では西洋音楽だけでなく、箏や笙の邦楽演奏家が子どもたちのもとを訪れ、お話や演奏体験を交えたコンサートを実施する会もあります。

*ICEPの活動について
「ICEP(インターナショナル・コミュニティー・エンゲージメント・プログラム)」では、世界中からオーディションで選ばれた若手音楽家と私が弦楽四重奏を組み、2006年からアジアの国々を訪れ、子どもたちに本物の音楽を届ける活動をしています。ベトナム、カンボジア、インドネシア、モンゴル、そして昨年12月にはラオスを訪問しました。ヴァイオリンなどの西洋の弦楽器を見たことも、演奏を聴いたこともない子どもたちが、私たちの演奏を見て、聴いて、自分たちの知らない世界があることに気づくことによって、好奇心を芽生えさせ、向上心を育むことを目的としています。また、この活動には、私と一緒にこの活動に参加する若手音楽家のコミュニティー・エンゲージメント活動のトレーニングというもう一つの目的もあります。なぜ日本のNPO法人がアジアの国々で活動を行うのかというと、経済的にアジアの発展に貢献してきた日本が文化面でも同じような役割を果たすべきだと思ったからです。そして、現地で経験したことを今度は日本に持ち帰り、日本の子どもたちに、現地の子どもたちの前でも演奏した音楽を聴いてもらい、私たち音楽家の口から直接、現地の同年代の子どもたちが置かれた環境や現状を語りかけると、日本の子どもたちは、異なるバックグラウンドを持つ他国の子どもたちがどのようにその音楽を享受したのか、と思いをはせることにつながります。こういった活動を通じて、現地の子どもたちの実情を日本の子どもたちや、また報告コンサートなどで一般の方々にもレポートすることが、国連ピース・メッセンジャーを務める私の役割でもあると思っています。 *国連ピース・メッセンジャーの活動について国連ピース・メッセンジャー(2007年9月23日、みどりさんは潘基文国連事務総長よりピース・メッセンジャーに任命)というのは、選ばれた者の各々の分野で、国連の活動や平和の問題などをアピールしていくことを求められています。国連から依頼された具体的な活動というものはなく、私が普段行っている活動を通して、一人でも多くの方に、国連の“ミレニアム・ゴール(ミレニアム開発目標)”に関心をもっていただき、世界の様々な問題に目を向けてもらえるよう努力するのが私に与えられたミッションです。

*様々な活動はそれぞれどのように関係していますか?
演奏活動、コミュニティー・エンゲージメント活動、大学での指導など、私の活動は全てつながっていて、同時にいくつものプロジェクトが進行しています。どれも私にとっては大切な活動です。演奏活動以外の活動を積極的に展開していることで、私はときどき「こうした活動が音楽にどういうふうに影響を与えていますか」という質問を受けることがありますが、音楽のために社会貢献活動をしているわけではなく、音楽活動のすべてが、知識も人の輪も広がる喜びにつながっています。コミュニティー・エンゲージメント活動や大学で学生と接することで、普段のコンサート活動では体験できない貴重な経験をたくさんさせていただいていると思っています。人々との出会いや触れ合いはとても刺激になりますし、それらの活動を通してインスピレーションが湧いたり、新しいアイディアが浮かんだりすることもあります。

*一見貧困ではないが、心や内面が貧困である事に対してのみどりさんの見解
貧困という問題に限りませんが、データだけでは判断できない、数字だけでは正しく判断できないことが多いと思います。ですから、自分の目で確かめることは非常に重要だと思っています。私が様々な活動を通じて学んだこと、肌身で感じたことを、できるだけ多くの方々に伝えて、問題意識を持っていただくことが大切なことだと思っています。

*香港ではみどりさんが行っている活動は行う予定はありますか?
ミュージック・シェアリングのICEPの訪問国は、理事会によって決められます。実は今年の12月に、バングラデシュを訪問する予定でしたが、地震もあり延期することになりました。それ以降の訪問国はまだ決まっていません。基本的にクラシック音楽に接する機会の少ない子どもたちのところへ本物の音楽を届ける活動ですので、東南アジアの国々で活動するケースがこれまでは多かったです。

*今回の2年ぶり香港での公演について 2年前の香港フィルとの共演以外にリサイタルや別のオーケストラとの香港公演などで、何度も香港で演奏会を行っていますが、今回の香港フィルの公演は共演する指揮者もホールも演奏する作品も全て異なるので、とても楽しみにしています。ただどういうわけか、香港を訪問するのはいつもとても暑い時期なのです・・・。

*みどりさんは料理が大変お好きだとお聞きしましたが、世界各地を公演されるにあたり健康面で特別に食事について
何か特別なことはされていますか?食事については、特にこれが食べたい、とか逆にこれは食べないといった特別なこだわりはありません。現在ロスアンジェルスに住んでいるのですが、そこでは様々な料理が食べることが出来、色々な料理を楽しんでいます。好きな味ということでしたら、辛い料理が好きですね。中華料理も大好きなのですが、中華と言っても本当に色々な地方の料理があって、それぞれが独自の味付けの仕方があって、時々迷ってしまうほどです。料理についてですが、スーパーなどで食材を買いに行く時は、予め何を作るからこの食材を買おう、というやり方はしないのです。スーパーに行ってみて、食材を見て料理を決めます。実は音楽家になってから、改めて大学に入ったのですが、入学の際にはこれを勉強しよう、とは決めていなかったのです。大学でのコースを色々受けてみて、それから自分の興味がある分野について勉強をすることにしました。健康面での食事については、やはりナマモノと飲料水については気を付けていますが、先程もお話した通り、それ以外は特別な事は行っていません。

*レコーディングについて
みなさんから「新譜はいつ出るのか?」とよく聞かれるのですが、今後の録音予定は特にありません。コンサートやお話をさせていただいた様々な活動のような「ライブ」の方が私は大好きで、レコーディングについては私としてはプライオリティーが低いです。録音についてですが、収録から編集を終えると私にとってはこれで終わったものとなります。自分の録音を改めて聴き直すということもありません。

*今後の香港公演について現時点では未定ですが、2~3年おきにオーケストラとの共演やリサイタルで香港を訪れているので、また近い将来香港に訪問できれば、と思っています。

演奏会後記
1985年8月の広島平和コンサートで初めてみどりさんの演奏を聴き(当時みどりさんは13歳、「そう言えば、あの演奏会の時も、とても暑かったですよね」~みどりさん談)、それ以来何度となく彼女の演奏に接する機会があったが、いつも彼女の音楽に対する並々ならぬ”突き詰め”に毎度圧倒されている。2年前の香港フィルとの公演(アサートン指揮ブラームスのヴァイオリン協奏曲)でもそうだったが、今回の公演(エド・デ・ワールト指揮チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲)でもみどりさんのヴァイオリンが作品の全てをグイグイと引っ張っていくような印象だった。また香港フィルのサポートは実に見事なもので、時にはヴァイオリンに寄り添い、時にはヴァイオリンに対峙し、息をのむような丁々発止な名演奏が繰り広げられた。

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香港芸術節と日本フィルハーモニー交響楽団のご協力で、同首席指揮者ラザレフとインタビューを行いました。
      
これまで香港フィルとは2度共演され、観客はもとよりメンバーからも大変にマエストロは人気があり、また香港フィルと共演して欲しいという声が大きいのですが。
-ありがとうございます。2012年5月に香港フィルとは共演予定です。(香港フィルとの共演~2005年:ボロディンの交響曲第2番他、2010年:ショスタコーヴィッチ交響曲第11番他)
 
現在の音楽監督であるエド・デ・ワールトが2011/2012年のシーズンで退任するため、次の音楽監督は誰か?と新聞でも話題になっていました。新聞によると、マエストロも候補者の一人である、という事が書いてありましたが。
-君はKGBかね?(笑)今まで自分では音楽監督に立候補したことはありません。 今まででも様々なオーケストラの音楽監督の候補にあがったことはありますがね。 そろそろ日フィルの話題に移りましょう。

今回の日フィル香港公演に先立って東京で演奏会を行われましたが、その際東日本大震災を経験されたと思います。震災当日に行われたサントリーホールでのコンサートでは77名の観衆、翌日のマチネーコンサートでは700数十名の観客だと聞いています。
-大変素晴らしい演奏会でした。また私たちにとって大切なコンサートでした。 私たちは予期もしないとても怖い経験をしたのですが、 いつもそうなのですが)このコンサート本番に向けての準備を十分に行っていましたし、 また非常に成熟した形でいましたので、その結果をお披露目する機会が必要だったのです。 実際に準備した成果ができた非常に素晴らしい演奏会だったと思います。 またお客様も非常に良い反応をして下さいました。指揮台からも私の気持ちがよく伝わっていたと思います。 この震災の際のコンサートを通じて私たちをより近づけてくれたと思います。 オーケストラ、客席、私のみんなが家族になれたような気がしました。

サントリーホールでの演奏会直後の香港ツアーについてお聞かせ願いますでしょうか?
-震災直後のコンサートから香港ツアーへの出発まで大変限られた時間しかありませんでした。 また交通手段が寸断されるなど、非常に厳しい環境でした。 日フィル事務局の方々は大変な努力をされたかとは思いますが、 お陰さまでみなさんのご尽力で無事香港に来ることが出来ました。 芸術一般でもそうですが、特に音楽の世界において一番大切なことは、非常に高度な組織力だと考えます。 しっかりした組織力が無ければ、どんなに素晴らしい演奏をしても、インスピレーションがないものになります。 それはお客様に何も届かない、つまりきちんと出来上がった芸術ではない、ということです。 その意味でも日フィルの強固な組織力に心を打たれました。 地震についてお話しますと、日本人の方々は地震の経験はお持ちでしょうが、私は地震の経験は殆どありません。 地震を襲ってきた時は怖いというよりも、自分が非常に無力に感じました。 どうしようもできませんし、自分が蟻よりも小さい存在に感じました。 自然を前にして人間がいかに無力であるかを実感しました。 そして不安です、次はどうなるか、10分後、1分後、1秒後、一体どうなるかという不安です。 今香港にいるのですが、未だに揺れているような気持ちになっています。 震災から1週間経ちますが、未だに足元がおぼつかない感覚があります。

震災直後香港では「果たして本当に日フィルは香港に来るのだろうか?」という声がFacebookやTwitterで上がっていました。その後香港アートフェスティバルが様々なメディアを通じて、日フィル香港公演は間違いなく開催される、とアナウンスが出た後、驚きと賞賛の声に変わりました。
-それはもっともだと思います。 先ほどもお話ししましたが、強い組織力がなければ、この香港公演は実現できなかったかと思います。

香港では数年前にSARSが発生し、予定された演奏会な催しが全てキャンセルされたことがありました。そして久々に演奏された香港フィルの演奏会は今回日フィルが演奏するシティーホールで行われました。メインプロはブラームスのダブルコンチェルトですが、ヴァイオリンとチェロのソリストは香港に来なかったため、香港フィルのコンサートマスターと主席チェロが当時の音楽監督アサートンの元で演奏しました。その時の観客はホールの半分程度しか入りませんでしたが、拍手は3倍ぐらいでした。
-サントリーホールでも同じことが起こりました。77人の素晴らしい拍手に迎えられました。 私としては決して忘れることの出来ない演奏会だと思います。

今回香港ツアーで選ばれた曲目について教えてください。
-オーケストラ側からいくつかの提案があり、その中から選択をしました。 日本のオーケストラの演奏ですので、芥川也寸志さんの"交響管弦楽のための音楽"を選びました。 彼はチェレプニンの孫弟子となるのですが、彼のこの作品を見ると非常にクラシックなオーケストレーションで、 様々な性格がスコアから出てきます。特徴としてはそれぞれの楽器の良さを活かしてあるところです。 色々なモチーフがたくさん出てくるのですが、その意味でオーケストラのレベルが問われる作品です。 メンバーそれぞれの楽器の特徴を見せる場がある作品です。こういう説明をしますとボレロのような作品か、 と思われるかも知れませんが、ソロ演奏の見せ場ではなく、"シェヘラザード"のように それぞれの楽器セクション毎の見せ場が出てくる作品です。 プロコフィエフの交響曲については1番や5番に比べてあまり演奏される機会が無いからこそ、7番を選びました。 日フィルとはご承知のとおりプロコフィエフの交響曲チクルスを行っており、6番の演奏(今年6月)でチクルスを終えることとなります。 そういう事で日フィルとしてはプロコフィエフの交響曲を演奏する状態が出来上がっているのです。 香港ツアーでは実はプロコフィエフの交響曲として3番と4番も演奏候補にあがっていたのですが、 最終的には7番を演奏することにしました。

香港アートフェスティバルは今年39回目で毎年春に開催されています。今まで日本のオーケストラとしては1973年に新日本フィル(小澤征爾指揮)、2002年にNHK交響楽団(デュトワ指揮)がこのフェスティバルに招聘されただけです。一方香港では日本のオーケストラについて関心が高いのですが、世界的なCDメーカーとの録音が無いので、知られていないのが現実です。
-今日本で日フィルが一番ですから、招聘されるのは当然でしょう。 そして日フィルは技術力の高い素晴らしいオーケストラですよ!  また今回共演する幸田浩子さんは素晴らしい歌手ですね。 彼女のロシア音楽への理解や演奏方法についてですが、 何しろモスクワ音楽院出身の私が太鼓判を押す位ですから。 日フィルは日本の誇りですが、幸田さんのようなロシア音楽を演奏される素晴らしい歌手と共演することで、 素晴らしい日フィルがダイヤモンドをつけた王冠で登場するようなものです。

演奏会直前のインタビューにも関わらずありがとうございました。
-素晴らしい日フィルの演奏をお聞かせしますので、ぜひご期待ください。

3/18 屯門(Tuen Mon)ホール
アレクサンドル:ラザレフ(指揮)
日本フィルハーモニー交響楽団
ブリテン:"青少年のための管弦楽入門"
プロコフィエフ:"ロメオとジュリエット"(ラザレフ版)

3/19 シティーホール
アレクサンドル:ラザレフ(指揮)
日本フィルハーモニー交響楽団
幸田浩子(s)
芥川也寸志:"交響管弦楽のための音楽"
グルエール:"コロラトゥーラ・ソプラノのための協奏曲"
ラフマニノフ:"ヴォッカリース"
プロコフィエフ:交響曲第7番

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 中国製コピー製品は世界中で大きな問題になっているけど、なんてたって異常な安さが買い手にとっては魅力。とにかくいろんなコピー製品が出回っていますが、最近買ったのが、レニー指揮のチャイコフスキーSym.4&5、ヴァイオリン協奏曲、アンダンテカンタービレ。
オリジナルジャケットはこれ。


一方中国製コピーソフトのジャケットはこれ


見えにくいかもしれませんが、ジャケットの上にはブルーレイのマークが。一方ジャケットの裏にはDVDって書いてありました。一体どっちやねん!?買う前に「これってブルーレイ?それともDVD?」って聞いたら「DVD」と。ぼくはブルーレイを持っていないのでok。それで買ってみました、なお値段は6人民元(約100円)。

ジャケットをあけてみると、これがびっくり!















印刷を間違えるにもこれはちょっと面白すぎる!ちなみにプレーヤーにかけてみると、ちゃんとバーンスタインの演奏が収録されていました。

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 岩城宏之さんが始めた”大晦日ベートーヴェン連続演奏会”

岩城さんが亡くなった後現在はコバケン(小林研一郎)さんがその意志を継いで今年も明日の大晦日にイワキ・メモリアル・オーケストラを指揮されますが、ぼくも今年は勝手に”大晦日ベートーヴェン連続演奏会”を開催しようと思います。と言ってもルードヴィッヒII世みたいに自前で演奏会なんかできないので、CDをチマチマと聞こうかと・・・。さて誰のべー全にしようかなとCDをほじくり出してみました。レニー&WPO、レニー&NYP、クーベリーク&色々オケ、トスカニーニ&NBCSO、ケンペ&ミュンヘンPO、一番最近買った陳燮陽&上海交響楽団等々・・・。結局今年聴いた演奏会で最も印象に残ったあのオケの録音にしました。

Sirコリン・ディヴィス指揮ドレスデン・シュターツカペレのこの録音。5月にファビオ・ルイジ指揮ドレスデン・シュターツカペレのコンサートを聴いたけど、まさしく現在の奇跡というサウンド、こんなに豊穣な音楽が今なお生き続いているのか、と驚嘆しました。実はコンサートの後にひょんなことでファビオのマダムからいろんなお土産を演奏会の後にもらいました(ヲタク冥利♪)。

左上はアジアツアーのポストカード、右上はアジアツアーステッカー、左下はファビオのCD、右下はスカート(ドイツのトランプ)です。

しかしCDとは言え、さすがに一日ぶっ通しでベートーヴェンを聴くわけにもいきませんし、ここ数年楽しみにしているおせち料理作りもあるんで、今日の大晦日宵山からベートーヴェン漬け開始としました。只今第2番を聞いているとこ、いやぁ〜素敵な演奏ですね。全曲聴き通すのがかなり楽しみになってきました。

ところでコバケンの大晦日ベートーヴェン連続演奏会は今年限りで、来年の大晦日のベートーヴェン連続演奏会の指揮者が変わるそうです。2010年12/31の大晦日に指揮されるのはこの方です。
え?誰って???






















来年80歳ですが、頑張って振るマラソンしまあああーーーっす

       ↑
この人、1988年にロンドンでベートーヴェン振るマラソンやったんだよな、確か。

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最近ぼくはめっきりCDを買うことがなくなり、毎日音源をupしてくれる世界中の奇特な方々のおかげで専らfile share siteから音源拝借の毎日(スミマセン)。

CDの音源upも確かに重宝していますが、なんといっても海外で演奏されたライブや廃盤になって久しい音源が発見できるのが楽しい。ずーっと前から聞きたかったフランコ・フェラーラの指揮で英雄の生涯やベートーヴェンやレスピーギ、そしてマリオ・デル・モナオが歌うイタリア国歌を発見したときは飛びあがらんばかりでした。フェラーラは名教師として有名ですが、かつては指揮者として活躍していました。あのチェリビダッケが認める指揮者としてもフェラーラの名前はご存じの方も多いかと思います。

さて 一体タイトルを読んで何のことかと思われたかと思いますが、実はとんでもないサイトを見つけました。収録された演奏会の数がなんと1,600!収録されたコンサートを毎日1つづつ聴いても、4年半近くかかります。ファイルをupした方はカタログを作成されていますので、そのカタログを見ながらじゃんじゃんDLしてみてください。カタログは471ページ、巻末には御丁寧にも作曲家別・演奏家別indexもあります。
下記サイトからカタログがDLできますので、是非ご覧ください。
Concert Archive-Word desde Rapid Share
カタログを見ているだけで恐らくゲップが出てしまうと思います。
(食事しながらblog見られた方、ゴメンちゃい)。


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えらいご無沙汰です。

いきなりですが、次のLPジャケットを見てください。

イタリアEMIからリリースされていた”CLASSIC JEANS”というシリーズのLPジャケットですが、一体どういう録音が収められたと思います?
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なんとクレンペラー指揮フィルハーモニア管弦楽団の名演誉れ高いハイドンの交響曲98&101番です。(ぼくがジャケットを切り貼り編集したのではありません、念のため)
なおこのジャケットはこのサイトから転載 しました。


念のためCDで出た時のジャケットの一つはこんな感じです。

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 先月2008/2009シーズンでニューヨークフィルの音楽監督を
退任したマゼール、彼が退任最後で選んだ曲はマーラーSym.8。

彼が6/24-27にかけてお別れ演奏したマーラーSym.8の全曲が
早速聴く事が出来ます。しかもタダで!iPhoneかiPodTouchを
持っている方だけですが、NYP公式サイトからアプリを
DLをし、Musicを選択するとその演奏を聴く事が出来ます。
なおマゼール&NYPのコンビでマーラー全曲を演奏し、
その全てが有料配信しています。

くわしくはこちらまで。

今回のコンサートでマゼールが退任することよりも
ぼくがびっくりしたのは、NYPの首席クラリネット奏者
スタンリー・ドラッカーがマゼールと共に退任すること。

彼はNYPに入ったのは1948年。
つまりとっくの昔に鬼籍に行ってしまった往年の指揮者達がNYで活躍を
していた時代から今迄、彼はNYPで演奏をしていたわけです。
そんなドラッカーは現在80歳!80歳でつい先月迄NYPの
首席cl奏者として活躍をしていた事には本当に驚きました。
彼についての詳しい事はwikipediaのサイトをご覧ください。

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辻井伸行というピアニストの名前は聞いたことがあるけど、
ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール優勝の
ニュースを聞いてビックリ。さらに彼が盲目のピアニストで
あることを聞いてさらにびっくり!です。


彼の名前は佐渡さんと演奏をされていたことで、
なんとなく知っていました。
そしてヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクールの
優勝を聞いて改めて佐渡さんと共演した
ラフマニノフのPf協2番のHMVのサンプル音源を聴いて、
たまげました!音の粒が全然違います。
音楽に向かう素直さとか実直さ!
自分をひけらかすとか、音楽を通じて
何かを意図的に訴えるとこが、
微塵もありません。ただ音楽に向かう、
この音楽に任せてしまう自然な姿、
これは奇跡的な演奏です。
彼の演奏を香港で是非聴きたいです(個人的に)。

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オイロディスク ヴィンテージ・コレクションのシリーズで
コンヴィチュニー&バンベルグSOの「新世界より」が発売されます。

日本コロムビアから発売されていた「ダイヤモンド1000シリーズ」という
廉価盤LPでぼくはずーっと愛聴していました。



 このあまりにも渋すぎるコンビの録音がまさかCD化されるとは!

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どういった縁でオケが演奏するコンサートに行きだしたかわかんないけど、
音楽が好きになった頃からオケが演奏する音楽ばかり聴いていました。
それが最近だと3月に聴いたコープマン、そして先日聞いたポリーニの
コンサートで、一体音楽とは一体なんぞや?というかなり基本的な
疑問にぶちあたり、自分的にはなんともいえないもやもやっとした
気持ちでいました。
彼の演奏をLPで聴いた最初の衝撃はアッバードとのバルトークの
pfコンチェルト集やペトルーシュカでした。
しかし月曜日に香港で初めて彼のコンサートを聴いた衝撃はバルトークや
ストラビンスキーのディスクの比では全くなかった。
音楽に真正面から対峙する演奏家の前では、ホールの観客は、
音楽家を前にひれ伏すばかりしかないという現実をポリーニの リサイタルで
ただただ実感しました。 そこにはポリーニの押しつけがましい音楽性ではなく、
ただ音楽の素晴らしさを経験することでした。

香港でのポリーニの演奏会は以前のblogで書いたとおり、今回が初めてです。
コンサートのプログラムにはポリーニはこんなメッセージを残しています。
" I am very happy to play in Hong Kong, to play to a new audience and
to be able to share this musical experience together"
このコメントとおりに音楽を分かち合うことの素晴らしさやその意義を
彼のコンサートを通じて心底実感しました。 彼の演奏を聴くまで、
生きる意義、愛する心、人とのふれあいを実感されたことは
音楽を通じては今迄はあまりありませんでしたが、コンサートを聴いて
まさに彼が訴えたい事をピアノを通して感じる事が出来ました。
コンサートで聴いたポリーニはテクニカル的にはかつてのポリーニの
印象とは かなり異なりましたが、音楽の深遠まで読み込んだ演奏を目の
当たりにして、 音楽を聴く事の意義や大切さ、そして音楽とふれあう事の
重要性を彼の奏でる ショパンの作品の演奏を通じてただただ実感しました。

ポリーニの演奏を聴けたことを本当に幸せに感じたひとときです。

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マーラーのSym.10はご存知の通り1楽章はほぼ完成に近い段階でしたが、
他の楽章はスケッチが残された状態で、未完となった作品。
マーラーの没後、彼の妻アルマが娘婿のエルンスト・クルシェネクに
補筆完成を依頼し、いわゆるクルシェネク版による第1楽章と第3楽章が完成。
第二次大戦後、イギリスの音楽学者デリック・クックがマーラーの未完の
自筆譜を元に全曲完成。
完成版(第1稿)がゴルトシュミット指揮、フィルハーモニア管弦楽団で
BBCで1960年12月19日にラジオ放送された事はご存知の方も多いと思います。
しかしこの放送に先立ってアルマに予め承諾を得ていなかったため、
彼女はラジオの再放送や補筆版総譜による演奏や出版の差し止め要求と
いう事態になりました。
一方ニューヨーク・マーラー協会会長のジャック・ディーサー、
指揮者のハロルド・バーンズが1963年4月にアルマに対して
BBCの放送録音を聴くよう説得。
アルマは全曲を聴いた後に考えを変え、クックの復元版の演奏に
全面的な承認を与えるとともに、未発表の草稿をクックに提供しました。
クックはこれを利用して第2稿を完成し、ゴルトシュミット指揮、
ロンドン交響楽団による演奏で、1964年8月13日より初演されました。
その後第3稿をクックは1972年に発表し1976年に出版、
これを「最終稿」としました。
現在マーラーのSym.10のクック版といわれるのはこの第3稿ですが、
クックの死後、1972年発表の際に作曲協力をしたゴルトシュミットと
マシューズ兄弟の3人により1975年完成、1989年に出版された
第3稿(第2版)もあります。

第2稿による録音としてはオーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団
第3稿や第3稿(第2版)による録音はとにかくたくさんありますが、
50年近く前に大問題になった第1稿とはどのような演奏だったのでしょうか?
 冒頭に書いたように、アルマが放送差し止めを求めたため、
BBCの当時の放送を聴くチャンスは決して無いと思っていましたが・・・、
当日のBBC放送(全部)を先日入手、早速聴いてみました。


1時間半ほどのBBCの番組ではクックの詳細な説明と共に
ゴルトシュミットの演奏が聴く事ができます。
演奏についての印象はまず第3稿とはかなり異なっています、
第1稿を完成した時点ではクックは未発表の草稿を手にしていない
わけですから、それは当然かとは思います。
資料的な価値から、今後第1稿による演奏というのは陽の目は
無いのでしょうか?それにはまずスコアの出版が認められることが、
先決ですが・・・。

なおこのトピックはApril Fool関連ではありません。

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 原曲に使われていた楽器以外での演奏はあんまり好きじゃないのですが、
今回紹介する演奏はあまりにも素晴らしかったので紹介します。

曲はバッハのゴールドベルグ変奏曲、演奏しているのは1967年、
フィンランド生まれのミカ・ヴァイリネン、
使われいる楽器はアコーディオンです。

   

ゴールドベルグ変奏曲はチェンバロで演奏される作品ですが、
多くのピアニストがこの曲をピアノで演奏されているのはご存知の通り。
アコーディオンで演奏されたら、いったいどんな感じになるだろう?と
聴く前には色々想像しましたが、これがなんとも優雅なこと。
興味がある方はミカ・ヴァイリネンのサイトにサンプル音源が
ありますので、是非お聴きください。
全曲が聴きたいー!という方はNAXOS MUSIC LIBRARYにあります。

そして・・・、どうしてもDLして、しかもタダで聴きたいぃー!という方、
ここココに行ってみてください。

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 先週NHK-BS2で放送された「父の音楽~指揮者スウィトナーの人生 Nach der Musik」、ご覧になりましたでしょうか?



スウィトナーと聞いて、「そういえばどうしているのかな?と思われた人も
多いかと思いますが、ベルリンの壁が崩壊した1989年の翌年に病気が原因で
スウィトナーは音楽界から引退をしました。
この番組は引退をして20年近く経った2007年、スウィトナーの子供イーゴルが
製作したものです。
イーゴルは東西ドイツが存在していた当時は西ベルリンに住んでおり、
彼がスウィトナーの演奏会を初めて聞いたのは1989年で当時イーゴルは17歳。
翌年スウィトナーは引退をしたため、指揮者スウィトナーを実体験として
殆ど知らずにイーゴルは今に至っています。
それには全く個人的な事情がありました。
なぜイーゴルは西ベルリンに、父スゥィトナーは東ベルリンに離れ離れに
住んでいたのか、シュタージ(東ドイツ秘密警察)がスウィトナーについて
どのような情報調査をしていたかなど、かなり明らかさまな私生活の暴露が
番組の中で語られますので、このドキュメントはスウィトナーの過去の栄光の
歴史などを紹介するようなものでは全くなく、一人の男、また父親としての
スウィトナーが赤裸々に描かれています。

何かドキュメントというよりフィクション映画(つまり実話ではない)を
見ている感覚に陥りましたが、まさしくノンフィクションのドキュメントです。
見られなかった方のために、是非再放送してもらいたい番組です。

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って言っても家の引越ではなくて、僕の香港フィルのblogの引越です。
今までDoblogにblogを書いていたけど、Doblogが大問題発生を起こし、
書き込みは勿論のこと、一部閲覧も出来ない状況になっています。
そのため本日blogを引越させました。
新しい香港フィルのblogはこちらになります。
Doblogに新規書込が出来ないので、移転先の告知も出来ず困ったもんです!

なおお知り合いでDoblogを使っていらっしゃる方がいましたら、
現在Doblogが書き込みlogをoutputすることが出来る事をお伝えください。
(困ったときはお互い様、互助精神!)

これからもヨロシクお願いします。

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04/15に初めて香港でコンサートを行うM.ポリーニのチケットが昨日発売されました。

ネットでの発売開始は午前10:00~。しかし・・・、全然ネット接続出来ません。
10分程retryスイッチを押しまくって漸く接続、ふぅ~。
ぼくは一番安い席のHK$200(約2,600円)を狙っていたのですが、もう1席しかなし。
仕方なく次に安い席だったHK$360(約4,700円)の席はまだありました。
座席のブロックを色々変えて、席を選ぼうとしたら、次々に売れていく、売れていく!
もうこれでいいや!って感じで、HK$360の席をget。
昨日の夕方もう一回ネットをアクセスしてみると全席即日売切でした、凄いぞポリーニ!

プログラムは5月の日本公演で行われるオールショパンプロと同じ。
前奏曲 嬰ハ短調 op.45 Prélude in C-sharp minor op.45
バラード第2番 ヘ長調 op.38 Ballade No.2 in F major op.38
ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 op.35 Piano Sonata No.2 in B-flat minor op.35
スケルツォ第1番 ロ短調 op.20 Scherzo No.1 in B minor op.20
4つのマズルカ op.33 4 Mazurkas op.33
子守歌 op.57Berceuse op.57
ポロネーズ第6番 変イ長調 op.53 「英雄」 Polonaise No.6 in A-flat major op.53 “Héroïque”

それにしても日本公演のチケット、凄い高いですね。
サントリー・ホールもザ・シンフォニー・ホールも同じお値段で、こんな感じ。
A席25,000円
B席21,000円
C席17,000円
D席12,000円

なお香港公演だとこんなお値段。
HK$980(12,800円)
HK$780(10,000円)
HK$520(7,000円)
HK$360(4,700円)
HK$200(2,600円)

香港で一番高いチケットが日本公演の一番安いチケットとほぼ同じっておかしくないかい?
ここ、ぼろもうけしすぎ!

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今日、恐らく一生忘れられないコンサートに出会いました。

これまで聴いたコンサートで忘れられないコンサートと言えば、
チェリビダッケとロンドンSOやミュンヘンフィル、クーベリークとチェコPO、
ベルティーニと都響の最期のマーラーSym.9など・・・。

今晩のコンサートはトン・コープマンとアムステルダム・バロック・オーケストラ
バッハの管弦楽曲組曲。


音楽がこれほど素晴らしく、表現豊かで、そして想像力をかき立てて
くれるものとは、このコンサート聴くまで実は分かっていなかった、と
思い知らされました。
コープマンの演奏は決して飾り立てる事もなく、無理な緊張感を強いることもなく、
ただただバッハの作品を奏でるだけなんですが、そんな音楽に対する姿勢から
醸し出される音楽の大きさに圧倒されました。
ぼくは演奏が始まって僅か数小節を聴いた直後から、なぜか微笑みながら涙が
こぼれました(なんか変な人みたいですよね)。こんな体験は初めてです。

トン・コープマンとアムステルダム・バロック・オーケストラは香港公演の後、
久々に日本公演がありますが、招聘元のムジークレーベンが破産したため、
東京公演はキャンセル、大阪と茅ヶ崎だけの公演となりますが、是非お時間が
ある方は聴きにいってみてください。


なおぼくはこの貴重なコンサートをHK$200(3,000円弱)で聴きました。

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雛祭りの3/3ですよ今日は、4/1ではありません。
なんとアーノンクールがガーシュインのポーギー&ベスを指揮するそうです。
しかも抜粋なんかじゃなくて全曲(コンサート形式ですが。)

詳しくはこちらを。

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国自体が経済破綻の危機にあるアイスランド、この国を代表するオーケストラ、アイスランド国立SOが昨年来日中止になったことは、かなり大きな話題になったけど、今度はオーストラリアのウエスト・オーストラリア交響楽団の公演が経済危機によるオーケストラの都合のため来日が不可能になったそうです。
詳しくは招聘元の梶本音楽事務所のサイトを参照下さい。

ウエスト・オーストラリア交響楽団は数年前に香港フィルのシェフ、エド・デ・ワールトの音楽監督獲得に動いているとのことで、香港では話題になったのですが、結局エドはこのオケには行かなかったってことがありました。なお2009年からウエスト・オーストラリア交響楽団の音楽監督を務めているのは、今回の来日公演も指揮することとなっていたポール・ダニエルです。

それにしても経済危機の影響が本当にあちらこちらで起こっていますね、コワイコワイ。

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1996年12月より香港在住
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