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香港からブツブツ
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ネットで貴重な情報を提供してくださるユビュさんのユビュ王の食卓で10/11に紹介されていたイスラエルフィル(IPO)70周年記念CDがISREAL MUSICから漸く届いた。

収録曲はユビュさんのサイトに詳しく書かれているので、ここは手抜き(すんません、ユビュさん!、それともコピペしてよかですか?)

クラシック音楽を聴きだしてからかれこれ30年近くなるけど、どういうわけかズービン・メータとIPOの演奏を10代は好んで聴いていた。シューベルトのSym.全集もベートーヴェンのピアノコンチェルト全集も、そしてデジタル録音のLP(マーラーSym.4)も全て最初に買ったのはメータ&IPOだった。このBoxセットには、シューベルトのSym.9や皇帝やマーラーSym.4が収録されていて、こづかいやバイト代から捻出してLPを買っていたその頃をついつい懐かしく思い出してしまった。

DeccaやDG、EMIの寄せ集めだけでなくIPOやイスラエル放送局の秘蔵の初出ものもあるし、12枚組で10,000円切るお得なお値段、そして何よりも解説の小冊子に掲載されている貴重な写真の数々。初演を指揮したトスカニーニはもとより、IPOとの初共演や砂漠で演奏をするバーンスタイン、少年バレンボイムや若きアシュケナージ、オケピットでリハーサルをするジュリーニ(なんとIPOはジュリーニとファルスタッフをオペラ上演していたんですよ!)、湾岸戦争当時アイザック・スターンが防毒マスクをつけてヴァイオリンを弾いている姿など満載!

IPO創立30周年目の1966年度の演奏会ポスターが写真で載っていましたが、指揮者陣はこの通り。C.デイヴィス、G.ベルティーニ、P.クレッキ、C.M.ジュリーニ、I.ケルテス、A.ドラティ、G.ショルティ、C.ミュンシュ、S.コミッショーナ、J.バルビローリ、J.クリップス、E.インバルなどなど。こんな蒼々たる指揮者達がワン・シーズンの間に創立僅か30年のオケを立て続けに指揮するなんて、ちょっと考えられないですよね!

最初に紹介したISRAEL MUSICでしか手に入らないBOXセットですが、是非通販でお求めください。ちなみにISRAEL MUSICには日本語のページもあるので、注文するのは実に簡単です。

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よく訊かれる、「作曲家で誰が好きなの?」って。本当に困った問いかけなんだけど、どうしようなーって。マーラーもベートヴェンもモーツァルトもショスタコービッチも好きなんだけど。よく考えると気がついたら、いつもブラームスのシンフォニー、とりわけSym.1。ぼくの問いかけをこのシンフォニーの1楽章は厳しい視線でみつめる。そして2楽章で受け入れてくれて、「君、どうしたの?はなしてごらん」って声かけてくれる。そして3楽章で何かきっかけを与えてくれて、4楽章で天の声を聞かしてくれる。言葉も何も無いけど、「そうか、ブラームスはそう考えてたんだ」ってことを抽象的な言葉を受けて、なんとなく啓示を感じる。分かってくれないだろうな、この抽象的な展開を。でもぼくが音楽や絵画に心を入れ込んだのはこういう心の出会いです。

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イギリスロック界の大御所STINGがDowlandの作品をDGに録音したのご存知?



ぼくにとって16世紀あたりのルネッサンス音楽ってのはまったく苦手な分野なんですが、このSTINGの演奏、その不得意なルネッサンスの雰囲気はあるものの、あまりに澄みすぎてかえって窮屈でないところが良いなぁ。少ししゃがれたSTINGの声が、なんとも人間臭くて良いぞ。

実はこの録音について、HMVのサイトでDowlandと検索しても、TOWER RECORDでDowlandと検索しても、このSTINGが録音したCDは出てこない。popコーナーのSTINGで検索したらやっと見つかるんだけどね。

刊行以来ずっと買っている BBC MUSICでこの録音が大きく取り上げられていたのですが(表紙にもホラ!)、この記事を読んでいなかったら、一生ぼくはこの素敵な演奏を聴かずじまいだったかもしれない。


なんたる日本のクラシックCD店のコーナーの連中の見識の無さか!とこのCDの取り上げ方だけで判断するのは悪いかも知れないけど、考えさせられたわ。コレクターものやレアものばかり扱ってヲタク道まっしぐらな商品を垂れ流すのではなく、もっと大きな視点で、音楽をとらえてほしいな、と思いました。

ぼくのようなルネッサンス苦手の聞き手でも本当に楽しめるし、クラシックをおまり聴かない人にとっても、本当にオススメの録音です。季節柄、ちょうど秋の夜長にこのCDを聴くのもなかなかいいですよ。

(追記)
この記事を書いたら産經新聞のサイト copied by ウェブ魚拓にこんな記事が!STINGがイギリスとはいえ、このブレイクぶりは相当だと思う。そしてイギリスではちゃんとクラシックチャートで紹介されている!




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只今出張で台北にいます。そして仕事の合間といえばやはりレコード屋巡り。
そこで見つけたのがこのDVD。
ショルティはそれほど好きな指揮者ではないけど、この”最後”って言葉に惹かれて思わず購入。
オケはロンドンフィル、コンサートはイタリアのTeatro Lirico di Cagliariというホール(全然知りません、このホールのこと)、プログラムはベートーヴェンSym.8、そしてブラームスSym.1。そしてアンコールは”エグモント”序曲、といういかにもショルティ!って演奏を聴くにはもってこいの作品揃い!ショルティは1997年9月に亡くなっていますけど、この演奏会はその前年1996年に収録されたものです。

まぁ84歳のショルティ、元気元気!例のコキコキした指揮振りも全開!ロンドンフィルが燃えてます、萌え萌えです!これが最後のツアーコンサートなの?現役ばりばりあと20-30年は指揮しまっせ!って感じです。つまり全然枯れていない。恐るべしショルティ!です。

おそらくこのDVD、日本はもとよりヨーロッパでも発売されたことが無いように思うけど、是非インターナショナルリリースしてほしい商品。

超オススメ、太鼓判ドン!

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今日(9/24)、ゲルギエフ&ウィーンフィルの演奏会(於香港)に行きました。プログラムは皇帝ティートの慈悲、ショスタコSym.9とブラームスSym.4。この演奏会については後日コメントしようと思いますが、ふとウィーンフィルのサイトを見ていると、こんなニュースが!




このニュース、ご存知の人いました?今のところHMVでもタワーでも取り扱っていないCDですよね。ラインナップをみたらぶったまげますよ。ワルター、カラヤン、ベーム、ショルティ、アーノンクール、メータ、ヤンソンスという蒼々たる指揮者陣!しかも公式リリースされた事が無い録音ばかりとか。

えらいこっちゃエラいこっちゃ

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暑くて熱くてたまらない香港の夏もちょっと最近はましになってきた。この前の土曜から香港フィルは2006/2007シーズンは開始したし、そろそろ忙しくなる。ん、何がって?コンサートシーズン到来です。
11月迄のラインナップ(ぼくが行く予定のコンサート)はこんな感じです。

09/24 ウィーンフィル&ゲルギエフでモーツアルトの皇帝ティートの慈悲、ブラームス4番とショスタコ9番

09/28 香港フィル&エド・デ・ワールトでディーリアスやら、エルガーのエニグマやドビュッシーの牧神の午後、そしてメインは日本の大太鼓とのコラボで和太鼓とオルガンのための『風神・雷神』(新見徳英作曲)

10/07 香港フィル&エド・デ・ワールト&レーピンでベートーヴェンのコリオラン序曲とvnコンチェルト、メインはベルリオーズの幻想Sym.

10/22
 カメラータザルツブルグ&ジュリアン・ラクリンでオールモーツァルト

10/23 マドリード・コミュニティー・オーケストラでサルスエラものばっちり

10/28 ミラノスカラ座バレエでメンデルスゾーン「真夏の夜の夢」

11/02 名古屋フィル&下野竜也(曲目不明)
関係者のみのコンサートで、チケットは一般売りしないそうです、残念!(9/23訂正)

11/03
 香港フィル&エリック・カンゼルでポップスクラシック
TELARCの看板指揮者(?)カンゼルが香港フィルを振る!

11/09 香港フィル&エド・デ・ワールトで春の祭典、そして中国民族楽器オケをエドが指揮して中国の作品を演奏!

11/11 草刈民代のSoiree

11/18 香港フィル&エド・デ・ワールトでマーラーSym.3番!!!

これじゃちょっと今秋は仕事になりません!

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日頃ネットではお世話になっている斉諧生音盤志さんのサイトでその存在を知ったホーネックのモツレク



またモーツァルトのレクイエム!?って思われるかもしれませんが、このモツレクは通常される演奏のものとは全く異なります。編集した版が違うとかそういうものではありません。実はこのCDで演奏をしている指揮者マンフレッド・ホーネック、彼が去年3月に香港フィルに客演した際(詳しくはばってんの香港フィル日記をご覧ください。)に演奏した時と全く同じ形式で録音をされています(朗読は香港では英語でしたが)。モーツァルトがレクイエムを作曲したのに、このCDを聴くと、何か彼自身の葬儀に参列しているような錯覚に陥ります。今迄もヨッフムなどが宗教儀式に法った録音をしたものはありますが、このCDはこういった宗教儀式的な要素に加えてモーツアルトが未完したレクエムの部分を大胆にカットして、まさしくモーツアルトの音楽と言葉だけを伝えるといったものです。

ちょうど関東地方の方には運良くホーネックと読響がこのモツレクを演奏します。


これはまさしく「体験するモツレク」ですから、CDも演奏会も聴かれた方がイイですよ!




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「オランダ出身の若いチェリスト、ホントにいいからちょっと聞いてみぃ!」と10数年前CD店に薦められて買ったのが,このドヴォルジャークのチェロ協奏曲。




このCDを最初に聴いた時の衝撃と感動、そして何よりも喜びを未だに忘れずに覚えている。チェリストの名前はピーター・ウイスペルウエイ( PIETER WISPELWEY)。このCDを買って以来、ずっとウイスペルウエイの録音を買い続けているが、いつも音楽を聴く事の喜びに浸らせてくれる。どういって良いのかな、そう彼の音楽は”語りかけ”なのです。それは喜びの語りかけであったり、悲しみの語りかけ、そして時には怒りの語りかけ。その”語りかけ”が実にノーブルなんですよ。読んでいてわかるみなさん?

そんなウイスペルウエイが数年前に香港にやってきた。前回はオランダのダンスカンパニーの一員として。え?ウイスペルウエイが踊るの?いえいえ、ダンサーが踊るステージで、彼はチェロ演奏を奏でるという斬新なもの。とても興味深いステージだったけど、やはり観る分のウエートが高いので、ウイスペルウエイだけの演奏を聞いて楽しむものではなかったのです。

そして今回(昨日{9/8})に香港シンフォニエッタと共演でショスタコヴィッチのチェロ協奏曲を演奏した。(香港シンフォニエッタはエド・デ・ワールト率いる香港フィルとは全く別のプロオケ。レベルは申し訳ないけど、香港フィルとほどでは・・・。)数年ぶりにナマで聴いた彼の演奏、やはり素晴らしかったなぁ。曲も曲なので、ウイスペルウエイの”語りかけ”に堪能♪特に3楽章のカデンツア!カデンツアって楽章だから専ら彼の独り舞台。そしてそして何よりも嬉しかったのはアンコール。バッハの無伴奏チェロの2番”サラバンド”。無伴奏チェロの中でもこのサラバンドは最も好きなんですよ、ぼく。なお演奏したこのショスタコのチェロ協奏曲1番は既に録音をしています。




ショスタコはチェロ協奏曲を2曲作曲しましたが、現在ウイスペルウエイは1番しか録音していませんが、2番は2007年冬にイヴァン・フィッシャー&ブタペスト祝祭オケと録音をするそうです。

ウイスペルウエイはデビュー当時から現在の社長でプロデューサーであるJared Sacksが1900年に設立したCHANNEL CLASSICのみにずっと録音をしていますが、この会社の録音がまた素晴らしくて、彼の演奏と録音技術が実にマッチしている。アンコールで演奏したバッハの無伴奏チェロ全曲は既に2回録音しています。バッハについては20代後半で録音した旧盤の方が新盤より好きだけど、現在では入手困難となっています、ちょっと残念。

ポピュラーな作品から現代音楽まで、結構彼はこのCHANNEL CLASSICに多く録音をしているので興味のあるかたは是非 ココを覗いてみて、まずはCDで彼の”語りかけ”を堪能してください。








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7/8のグランドフィナーレで香港フィルの2005/2006のシーズンは終わったんだけど、ぼくのblogの香港フィル日記、漸く昨日書き終えました。来週の9/16には2006/2007のシーズンが始まるというのに、なんたる遅筆。

ちなみに新シーズンのオープニングコンサートは演奏会形式の「蝶々夫人」。ボヤボヤしてたら、殆どチケットが無いんだって、しまった!

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太陽系の惑星の内、冥王星が外されるそうだ。すんません、ぼく天体ってのはまるっきし興味がないんです。で、一応調べてみると、2006年8月14日から開かれている国際天文学連合の惑星定義委員会で、惑星の定義を変更することが検討されており、変更後の定義は、A.十分な大きさや質量がある。 B.他の惑星の運動に力学的な影響があること。としている。これが採択されると冥王星は惑星ではなくなり、水金地火木土天海冥の太陽系の9個の惑星は冥を除いた8個になる。8月25日に採択がされるが、通過される見通しが高いとのこと(以上Wikipediaより一部転載)。あのぉ〜、なんのことかぼくには全くチンプンカンプンなんですが・・・。

惑星といえばぼくにとっては、なんと言ってもホルストの組曲「惑星」。ホルストが作曲した時(1914-16年)はまだ冥王星は発見されていなかったので、冥王星が「惑星」に含まれていないのは有名な話。しかし最近リリースされる「惑星」のCDにはイギリスの作曲家 コリン・マシューズによって作曲された『冥王星』(Pluto, the renewer )がおまけのようについているのが多い。この冥王星、ホルストのスケッチなど当然のごとく全くなく、マシューズが独自で作曲されたもの。ですから当然ホルストの作品とは全然マッチせず、ぼくにはよけいな作品で、海王星を聴き終えたら、stopのスイッチをいつも押している。当人のホルスト、おそらく怪訝な顔をして、こうつぶやいている事でしょう。

一体ダレやねん、マシューズって???

結構いろんな録音の惑星を聴いているけど、最近買ってみて面白かったのが、ノリントンの。

世界的に発売されているCDのジャケットはこれなんだけど、よそでは売ってはいけない中国のCDで見つけたCDでありました、同じこのノリントンの惑星。ジャケットはこれ。




指揮者の足裏が載っているCDジャケットなんて初めてです。因みに偽物じゃないよ、正規盤です。


んで、ぼくがイチバン好きな惑星のCDはレヴァイン指揮シカゴSOのです。レヴァインってかなり嫌いなタイプの指揮者なんですが、この惑星だけはOK。映画「スターウォーズ」に感化されまくっています。



最初の話に戻るけど、もしそのなんとか定義委員会で冥王星が外れたら、ホルスト、こう言うんだろかね?

ほら言わんこっちゃない、マシューズ!!!

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今日、バースタインとウィーンフィルとの最期の演奏会となったブルックナー9番のDVDを買った。
10年以上前にこの演奏はすでにCDになっていて、リリース時点ですでに亡くなってしまったバーンスタイン、そしてウィーンフィルとの最期の演奏会であったためか、CDのジャケットはとりわけ印象的だった。



このCDで聴くだけで、演奏の素晴らしさは実感できるけど、バーンスタインの場合は指揮の映像をみると、その音楽への没入ぶりがストレートに伝わり、こちらまで飲み込まれてしまいそうになる。というかそんな瞬間を感じたくて、バーンスタインの映像を見るんだけど。

ところでこのところYou Tubeを取り上げる事が多いけど、こういうのはいかがでしょうか?

まずはトリスタンとイゾルデのLiebestod


そしてトリスタンのフィナーレ


なんとオテロなんてのもある


実は僕のライブラリー用に、You Tubeから拾ったバーンスタイン関連の映像をぼくが再upしたものです(本当はダメなんだろうけどね)。他にもupしてて、興味の有る方はココをクリックしてください。ぼくがupしたページです(いろいろあるよ)。

話は戻ってバーンスタインのDVD、イスラエルフィルの振ってのブラームスの1&3番がリリース予定です。



ブラームス1番、イスラエルフィルとの'85来日公演で聴いたなぁ。この実演前のリハーサル、そして終演後に初めてレニーとお話できたのは、一生の思い出です、しみじみ。

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海外盤の新譜はたいてい香港より日本の方が早くリリースされるけど、Profilはなぜか香港の方が早い。そんなわけで先日お知らせしたヴァントのブルックナー、そしてコンドラシンのショスタコ4番、早速getしました。HMVのサイトによる録音日情報とCDの説明書に書いてある内容がちょっと違ってて、ブル8と未完成、共に13-16/Sep, 2000ってなっています。つまりこの2曲の演奏会の4日間を編集したようで。海賊盤ではすでにこの演奏会はリリースされてて、以前から伝説の名演奏だったそうですが、ぼくは海賊盤を聴いていないので、今回のProfilが初めての体験。いやぁ〜素晴らしいね!ベルリンフィルとの録音はなんか腕っこき集団の小手先ブルックナー演奏みたいだったけど、ミュンヘンフィルとのは芯からブルックナーを演奏している。チェリの薫陶に培われたミュンヘンフィルにヴァントの確固たるブルックナーへの信念が加わって、凄いブル8になっています。フィナーレの後、12秒間もの沈黙、そして嵐のような拍手。現場ではどんな世界があったのでしょうね。

ヴァントもさることながら、今回のProfilでビビりまくったのはこれ。コンドラシン&ドレスデンシュターツカペレのショスタコ4番(ドイツ初演23/Feb 1963)!

世界初演(モスクワ)が1961年12月30日、その翌年にはメロディアに4番を手兵モスクワフィルと録音していて(最近出た全集、コレも買うべし!です)、空前絶後の名演奏ですが、このドレスデンにおけるドイツ初演ライブは初演から僅か1年数ヶ月後の演奏なのに、コンドラシンは客演においても見事な演奏を果たすほど、この作品を手中に収めていたことを実感します。激しさはモスクワフィルだけど、完成度の高さはドレスデンシュターツカペレの方かも。

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香港のFM放送局でRTHKってのがあります。計5chあるんだけど、そのうち4chは朝から晩まで24時間クラシック音楽(現代音楽や中国音楽も有)を流し続けているBBCみたいな放送局。そういえば9年前まで香港はイギリス領だったな、ちょっと納得。
このRTHKのサイトには番組の多くがArchiveファイルを残してくれてて、視聴やDLができます。特におすすめは Live at the ConcertgebouwとConcert from Europe。音声ファイルがWindos Media PlayerやReal Audioなんで、音質はイマイチだけど、内容はなかなか凄いです。ぜひ一度見聞きしてください。

ところで、asfファイルをmp3ファイルの変換できるフリーソフト、ご存知の方教えてください。出来ればOSX対応(ぼくMacユーザーなんで)、無ければPC(Win)対応でもokっす。

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ブルックナーの8番とかシューベルトの9番とか出るのは知ってたけど、ブルックナーの5番も出るんだって!


そしてベルティーニさんお得意のフランス物が出ます出ます!


もうひょえぇ~です!!!(ヲタク以外には全くどうでもいい話でしょうね)。

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といってもサッカーの試合のことではありません。普段はサッカーには興味なし、やっぱりラグビーだよ!と言いながら、W杯になると(4年前もそうだったけど)、結構試合はTVで見ています。こうなったらW杯限りで引退する示談ジダンでフランス優勝に持ち込め!ってとこです、ばってん的には。ところでいやぁ〜イングランドが負けたのは爽快爽快♪dokichiさんごめん、他意はないよ

前置きが長くなったけど、シュート連発ってのはこのところ香港で聴くコンサートの当たりの良さ!先週の土曜(6/24)に聴いた香港フィルで共演したリー・チュアンユン。日本では殆ど知られていないでしょうが、今まで聴いた音楽って何?って感じで、超個性的なチャイコフスキーのヴァイオリンコンチェルトを聴かせてくれました。

←リー・チュアンユン(なんとなくジミー大西)。個性的な芸術家の片鱗の特徴か?


そして昨日(7/1)に香港フィルを指揮したルーマニアの指揮者イオン・マリン。この指揮者、これから大化けするよ絶対。日本ではどちらからといえばショボいオケ(名前は伏せます)しか振っていないけど、欧米では超一流のオケやオペラハウスを振っている。おそらく伴奏指揮のCDが多いせいか、日本では評価されていないのかも?
   ちょっと田舎のムーティみたいな風貌だけど、指揮がめちゃめちゃ上手い。そしてその指揮や立ち振る舞いが同郷の偉大な巨匠によく似ている。だれって?セルジウ・チェリビダッケ。音楽の作り方もどこか似ているし(テンポは随分違うけど)、終演後なんと両手を顔の前で合わせてお辞儀するとこなんか、まさしくチェリ!以前紹介した BBC MUSICではマリンがBBCスコティッシュSOを指揮したマーラー4番とかブルックナー4番が出ていました。今じゃなかなか手に入らないけど、中古とかオークションで見つけたら、ぜひgetしてください。旋律の掛け合いの見事な処理、聞かせどころではグン!とリズムを落とすところなど、なかなか特徴的な演奏をきかせてくれます。

香港フィルの演奏評、ばってんの香港フィル日記に書かなくてはいけないんだけど、もう6回分位書きそびれている、早く書かなくちゃ!!!香港フィルの今シーズンも来週の金・土で終わり。2006/2007のシーズンは9/16から開始。オープニングは演奏会形式の”蝶々夫人”です。

何と言っても本当に素晴らしかったのは今夜(7/2)のクリスティアン・ツィメルマンのピアノリサイタル。
頂点を極める音楽家ってのは何か次元が全く違うね。「言葉にならない!」っていうのは、こういうとてつもなく素晴らしい演奏会を体験をした時に、時々感じる。

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チェリビダッケのことをググってたら、こんなDVD発見!!!



1978年に彼の祖国ルーマニアでジョルジュ・ユネスコ・フィルを指揮した際の映像です(というかまだ見ていないので、説明を見る限りの情報)。どこで発売しているのぉーってさらにググったら、ルーマニアのネット販売しか見つからない・・・。でもどうしても見てみたかったんで、早速注文しちゃいました。サイトの説明の殆どがルーマニア語なんで結構不安です、ちゃんと届くかなぁ・・・。GETしたらレビューしますね。


ところでこのblog使い出してから、結構登場しているyoutube、全然チェリビダッケの映像がupされないので、ぼくがアップしました。



1945-1946年、彼が音楽監督をつとめたベルリン放送交響楽団を指揮した映像です。

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中国はコピー商品天国。コピーったって単に有名ブランドの時計やかばん、コンピューターソフトや映画のDVDだけじゃない。タバコも食料品も、免許証も警官の制服も、ありとあらゆるものがコピー品として出回っている。コピー品だからもちろん安くて手に入るけど、品質などはあてにならない。これだけコピーが出回るのは、技術の進歩や商品自体がコピーしやすいものが多いこと。そしてコピー品と正規品の価格差があまりにあるから、少々品質が悪くてもコピー品に流れてしまう、というのがわかったようでわからない理由の一つであることは確か。

それなら正規品をお安く販売しましょう!ってことでしょうか、このところ中国でポリグラム系の正規品クラシックCDが、出回りだしています。試しに買ってみたたけど、明らかにディスクの作りがしっかりしているし、ブックレットの装丁もきれい。

でもひとつオモシロいことが、すべてのCDにかいてありますNo selling of this product outside China. Selling in Macau, Hong Kong and Taiwan is also unauthorized.と。そりゃそうだよね、正規品でしかも欧米や日本の1/3-1/4の値段なんだから(ぼくが深センで買ったときはいずれも日本円で500円程度)。

ところで、購入したCDのうち、ランランの分は本人やゲルギエフのインタビューなどが入ったDVD、そしてジャケットと同じデザインのポスター付き!DVDはいいけど、ピアノを弾くほりえもんみたいなランランのポスターはちょっとねぇ〜。
     


ランランの演奏、お聴きになっていない&ご覧になっていない方はこちら。



いやいや、こうもりといえばやっぱりこれだよ!って方にも特別サービス♪



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20年以上前から探し求めているLPがあります、番号はMS7053。

Mt. Scopus

イスラエルのスコープス山にてバーンスタイン指揮で演奏されたマーラー復活の5楽章やスターンとの共演でメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲、イスラエル国歌”ハティクヴァ”などが収録されたLPです。神戸の知り合いがこのLPを持っていて、20年位前にダビングはさせてもらったのですが、中古盤で見つけることは未だにできず。40年近く前にアメリカでリリースされたきり、一度も再販されていないため(国内盤もリリースされず)、入手困難なディスクなのです。さっき書いた通り幸運にもダビングできたぼくはこのLPの演奏の素晴らしさを知っていますが、バーンスタインやマーラー好きの間ではこのレコードは伝説的なディスク!

ぜひ聴いてみたいという方に朗報です! ココをクリックするだけで、このLPに収録された全部が聴くことができます、しかも無料!!!

Columbia LP MS 7053 HaTikvah on Mt. Scopus
Recorded in July, 1967.
(1) HaTikvah (Tel Aviv Philharmonic Choir, Joseph Friedland director);
(2)-(4) Mendelssohn violin concerto (Isaac Stern);
(5) Mahler 2nd symphony, mvt. 5 only with Jennie Tourel (ms) and Netanya Davrath (s).
Tel Aviv Philharmonic Choir, Joseph Friedland, director;
Israel Philharmonic Orchestra in cooperation with Kol Israel Symphony Orchestra.
SUNG IN HEBREW.
Leonard Bernstein

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日産がルノーと提携したり、大手投資会社が日系企業に参画する話は以前では考えられなかったことが、今ではそれほど驚くこと無く受け入れる時代にはなっていますが、このたび発表された読響と香港フィル合併の話は本当にびっくりしました。昨年エド・デ・ワールトがコンサートとオペラ「さまよえるオランダ人」のために読響を振り、好評を得たのは在京のクラシックファン方々にはご存知かと思いますが、その縁がきっかけで、まさか2つの国をまたいで、オケが合併するとは思いも寄りませんでした。香港フィル側からの情報ですと、殆どが日本人メンバーですがオペラ演奏の経験豊富な読響、一方では多国籍メンバーを抱えながらオペラの経験が乏しい香港フィル、お互いの特徴をコラボすることで、アジア有数のオケを仕立て上げる、というのが今回の目的だとか。メンバーのそれぞれ1/3を2-3年交代で交換しあい、5-10年後には香港読売交響楽団を創設するそうです。お互いの音楽監督は香港フィルは従来通りエド・デ・ワールト、読響は来シーズンから就任するスクロヴァチェフスキーと2頭制を合併迄は継続しますが、将来は2人のいずれか、もしくは別の指揮者を招聘する可能性もあるとの事です。日本と香港は4時間弱のフライトで行き交うことは出来ますし、どちらもアジアのオケ、読響は読売グループの豊富な資金、香港フィルは香港政庁の莫大なバックアップ(オケの予算の内70%が政府予算)で賄われていますので、弱体化した状況での合併ではなく、非常に建設的な合併なので、オケ側からメンバーへの交渉もスムーズに進み、今回の計画が果たされたそうです。思い起こせば、新星日響と東フィルの合併のニュースを聞いた時、ぼくも相当驚いたものですが、今となってはコンサートとオペラの世界で東フィルの存在というのは、既に認知されたものですし、ヨーロッパではオケの統合(オランダやイタリアの放送オケの合併などのように)など、それほど驚くようなことではないこと、そしてそのいずれもが成功をおさめていることから、今回の香港フィルと読響の合併も、必ずや素晴らしい結果が生まれるかと思います。

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5/29、シャハム&ブロンフマン&モルクのスーパートリオのコンサートを聴いてきました。まさしくスーパートリオってこういうのを言うのかな、と圧倒されました。香港ではオケの演奏会でも殆ど満員にはならないのに、このコンサートは室内楽にも関わらず、そして平日の月曜というのに、ほぼ満員でした。知っている人にはそりゃ魅力的ですよね。今をときめく3人がトリオを組む、しかも3人とも専属のCD会社(シャハムはDG、ブロンフマンはSONYBMG、モルクはVERGIN)が異なるので、録音するチャンスはなかなかない(ARTE NOVAのベートーヴェンのトリプルコンチェルトで3人が揃っているだけ)、まさしく一期一会の夢のスーパートリオ。そして演奏もスーパー級でした。超一流が3人揃ったら、個性がわがままに変わって、ばらばらな演奏になるかと思ったけど、この3人、音楽的にすごくフレンドリーなんでしょうね、よくお互いの音楽を聴き合っている。そして単に3人の音楽を合わせるだけではなくて、聴かせどころはバッチリ自分らしさを魅せてくれる、そんな一品一品の料理が素敵で豪華で、そしてそれぞれのコンビネーションが見事な超一流フルコースって演奏会でした。最上席しか券はなかったんだけど僅かHK$380(約5,400円)、ちなみに一番安い券は約1,400円、もし高齢者やハンディキャプのある人、もしくは全日制の学生なら、チケットは香港では基本的にすべて定価の半額です。


日本でも前日の5/28に香港でのコンサートと同じ演目(シューベルトのピアノトリオとチャイコフスキーのピアノトリオ「偉大な芸術家の思い出のために」)で演奏会がありましたが、僕のblogを読まれた方で、コンサートを聴きにいかれた方、おられます?


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