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香港からブツブツ
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以下、都響のサイトから転載。

「都響創立40周年記念シリーズ(仮題)」
CD制作にリクエストをお寄せください

都響では、2005年に創立40周年を迎え、「都響創立40周年記念シリーズ(仮題)」CDを、フォンテックとの共同制作・販売を予定しています。音源は都響保管の演奏会ライヴ録音を使用します。皆様からリクエストをいただいてご一緒に「40周年記念シリーズ」を作りたいと思います。もう一度聴きたい指揮者との名演奏など、リクエストをお寄せください。収録作品の候補・参考にさせていただきます。リクエストは、作品名・指揮者名・演奏会(時期がおわかりでしたらご記入ください)と、お客様のお名前、ご連絡先をご記入いただき、下記の方法でお送りください。都響主催の演奏会(定期演奏会、プロムナードコンサート、東京芸術劇場シリーズ、都響スペシャル)の中から何曲でもお選びいただけますが、協奏曲は除きます。皆様のお手元にとどめておきたい「都響CD」の制作に是非ご協力ください。締切りは、2005年1月末日とさせていただきます。リクエストをお待ちしています。 04年12月 東京都交響楽団
●ファックス 03‐38220729
●都響演奏会場・都響ガイドに持参・郵送
●E-mail 40th-cd@tmso.or.jp
*お問合せ 都響事務局 営業部(荒牧 0338220727)


・・・ぼくは1985年3月3日に演奏されたマーラー5番、指揮は勿論ベルティーニさん、そしてベルティーニさんが初めて都響と共演した際に演奏した伝説のマーラー6番(未聴です・・・)をリクエストしました。


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改めまして新年あけましておめでとうございます。
日本はあちこちで大晦日は大雪に見舞われたとのことですが、香港もエラい寒さで、気温はだいたい5-7℃です。暖房あまり充実していない中でのこんな低温は相当寒いですよ・・・。

2005年最初のCDはシェイナ指揮のチェコフィル演奏によるドヴォルジャークSYM.6&7、そしてマーラーSYM.4でした。戦後のチェコフィルで活躍したクーベリーク、アンチェルやノイマンらより知られていませんが、1937年には同オケの副指揮者、ノイマン時代の第2指揮者と、常にチェコフィルを支えたような実力者指揮者です。彼の名前を知ったのは一昨年
プラハに行った際に立ち寄ったCDショップに聴かせていただいたスメタナの祝典交響曲のCDの演奏がシェイナだったのがきっかけ。それからシェイナの録音を探していたのですが、なかなか見つからず。幸運にも日本コロンビアが2004年になってシェイナの録音をCD化してくれたおかげで、まとめて手に入りました。詳しくはHMVのサイト迄。一部モノラル録音とかマスターテープの不備のよる瑕疵はありますが、国内盤で発売された4点、いずれも実に伸びやかで、何か懐かしいような響きを堪能出来るかと思います。どうしてもこれ!という向きの方にはスラブ舞曲(ドヴォルジャーク)と我が祖国(スメタナ)をおすすめします。それ以外ですとマーラーSYM.4、そしてドヴォルジャークのSYM.6&7ですね。え?これで全部じゃん!って?そう、全て買っていただきたい、聴かれて決して損はしない名演奏揃いです。

新春初演奏会は明日1/2、エド・デ・ワールト指揮香港フィルです。既に昨日の演奏会は元日の昼過ぎ、TVで放映されていました。演奏については明日以降ばってんの香港フィル日記にカキコしますんで、よろしく♪


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以前livedoorのblogにぼくの愛機その1ぼくの愛機その2を書きましたが、ぼくの愛機その3になるものを手に入れました。画像に載せたCreative MuVo FMです。要は携帯MP3。マックユーザーとしてはiPod欲しかったんですが、ぼくの愛機その1で紹介したある会社の今年のクリスマス会で、のMuVo FMをGETしたんです(運がエエやつだと自画自賛!)。これでPCライフはiBook、家で音楽を楽しむにはBOSEのRadioCD、外ではMuVo FMと白い三種の神器が揃いました。


三種の神器とは別に、「白い変種の神器」が数年前からおうちにいます。スヤスヤお休み中・・・。


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もしかしら(不謹慎ながら)とっくの昔に亡くなっていたと思っていたかも知れないレナータ・テバルディが12/19亡くなりました、82歳。マリア・カラスがもう随分前に亡くなっていたので、テバルディも亡くなったはずと思っていた方も多いはず。それほどオペラ・ファンではない僕ですが、テバルディは大好きな歌手でした。昔々ソプラノ歌手はカラス派かテバルディ派かで、オペラファンが二分した時期もありました。一般的にはカラスは歌より演じる役に没入型、テバルディは演技派よりより歌を聴かせる職人型、って感じで捉えがちでした。カラスの場合、残されたディスクが(もっぱら海賊盤っぽいもの)とにかく多いため、それらが丁々発止の演奏が多い一方、テバルディの場合はDECCAでの正規録音(スタジオ録音)が多く、それらを聴く機会が多いため、どこか気迫というか臨場感を感じる事が少なく、取り澄ましたような印象を持ちがちですが、彼女のライブ録音には彼女の美声と迫力に圧倒される演奏が、少なからずあります。とりわけミトロプーロスと組んだ1956年のメトのトスカ、これほど素晴らしい演奏は聴いた事はありません。カヴァラドシはタッカー、スカルピアはワーレン、こんな贅沢な演奏は海賊盤でしか聴くことは出来ません。是非お聴きください。正規盤でなければ、という方はやはり蝶々夫人、トゥーランドット、そしてラ・ボエームかな。ありゃりゃばれちゃった、そう!ぼくはプッチーニ大好き、なんです。

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前回テンシュテット情報をお知らせしましたが、さらにこういったラインナップがヘンスラーから出る予定です(時期未定)。

プロコフィエフ;Sym.7(12/Jul '77)
モーツァルト;Sym.1(14/Jul '77)
シベリウス;Vn協奏曲(2/Feb '78)
以上バイエルン放響

ヘンスラーは既にテンシュテット未亡人よりライセンス獲得をしており、バイエルン放響はもとより南西ドイツ放響や中部ドイツ放響とのコンビの演奏も企画に入っているそうです。目が離せませんなぁ。

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またまたヘンスラー社長から耳寄り情報が!
今回はクラウス・テンシュテットとバイエルン放送交響楽団とのライブ。

ブルックナー;Sym.3 (4/5 Nov. '76)
モーツァルト;Sym.32+プロコフィエフ;Sym.5 (1/2 Dec. '77)

これからシリーズとして続々とリリースされるそうです、このコンビで。
マーラーの録音もあるとか、ニヤニヤニヤ。

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10/22のDoblogでWandの件書かせてもらいましたが、Hanssler社長からさらに連絡があり、すでにリリースが決まっている4タイトル以外に15タイトルほど計画中だそうです。バイエルン放響との演奏がメインですが、シュトゥットガルト放響とのブルックナー7番、さらにBBCやNHKから版権を入手してリリース予定のこと。全て公式未発表CDになるそうです。NHKといえば’83 N響との伝説のブル8がCD化されるのでしょうかね、ドキドキドキ。ヴァントファンの方、ご期待下さい。

なお当情報はヘンスラー社長から公開の承諾を得ているものです。

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指揮棒が手に突き刺さり指揮者降板
23日夕、東京・渋谷のNHKホールで行われたNHK交響楽団の定期演奏会で、指揮を務めた同楽団音楽監督のウラディーミル・アシュケナージが演奏中に負傷し、後半のプログラムを指揮できなくなるアクシデントが発生した。

 負傷したのは、1曲目のチャイコフスキーの交響曲第3番の最後を指揮していた時で、右手に持った指揮棒が左手に突き刺さったもの。楽団関係者によると、指揮棒の先から約5センチが手のひらに突き刺さった状態のまま取り出せなくなり、そのまま病院に急行。本人は「治療が終わり次第、指揮を続けたい」と希望したが、ドクターストップがかかったこともあり、無念の途中降板となった。後半のチャイコフスキーの交響曲第4番は、ソロ・コンサートマスターの堀正文がバイオリンを弾きながら指揮する変則スタイルで演奏。なお、24日の公演は予定通り行われる見込みという。

以上スポニチのサイトより。

こんな事ってあるんですね。指揮台から落っこちながらも指揮を続けた山田一雄先生とか、ピアノを弾いている内にそのピアノがゴロゴロ動きだし、挙げ句の果てには舞台からピアノが落下したレニー(イスラエルで演奏したラプソディー・イン・ブルーかラヴェルのピアノ協奏曲だったはず)とか、アクシデントは起こるモノですが、演奏するのも結構危険な商売なんですね。

それにしても指揮者アシュケナージってのは、なんですけど、どういう訳で指揮者になったんでしょうかね?おまけにどうしてN響の音楽監督になんてなったんでしょうね。以前彼のマーラーSym.7をチェコ・フィルとの演奏で聞きましたが、まあ悲惨な演奏でした。ブンスカブンスカただ音が鳴っているだけ。ピアニストとしてはショルティと録音したベートーヴェンのピアノ協奏曲集とかプレヴィンとのラフマニノフピアノ協奏曲2番とか素晴らしい演奏したのに。誰が彼に指揮棒を触らせたんだ!!!

なお写真はアシュケナージから21年前にもらった手紙です。


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何度も書いてもうしつこいぞ!と思われるでしょうが、チェリとロンドンSOとのボックスセット、昨日漸く一通り聞き終えました。で、聞いた感想をHMVのサイトにカキコしました。なんか相変わらず日本語おかしいけど、修正できないんよね、これが・・・。

もうお持ちの方は感じられたと思いますが、このCDセットはちまたにあるライブ録音とは違い、何回かの公演を継ぎ接ぎしたものでもない1発演奏の録音なので、チェリとLSOとがだんだん一体化して様子がストレートに伝わります。完成度を求めるならDGやEMIのディスクを聴かれることをオススメしますが、臨場感あふれる演奏、少々の瑕疵などはライブにはつきもの、という生演奏に理解のある方には絶対オススメのCDです。

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あのチェリ&ミュンヘンフィルの全盛期、そのミュンヘンフィルで頻繁にブルックナーを指揮したのは、北ドイツ放送SOのシェフだったギュンター・ヴァントだけかと思いますが、同時期同じバイエルン州の名オーケストラであるバイエルン放送SOをヴァントが指揮していたことはよく知られています。しかし正式盤で彼らの演奏を耳にすることはなかったですが、最近Profilというヘンスラーの社長が新しく創設した会社から続々彼らのライブ録音が発売されます。ギレリスとのベートーヴェンのエンペラーやストラヴィンスキーの火の鳥など、すでに4タイトルがリストアップされています。ヘンスラー社長から承諾いただき、この企画の詳細は ProfilMedien@t-online.de に問い合わせいただければ、excelファイルで送付いただけるかと思います。ヴァント以外にはワルターやアンセルメ、ライトナーなどとにかく盛りだくさんです。ご期待ください。


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前のBlogで紹介したチェリビダッケとロンドンSOとの演奏会集、今日入手して早速聴きまくっていますが、凄い演奏ですね。勿論ミュンヘンPOとのまさに完成された演奏に比べ、ロンドンSOの場合は客演だけあって、必ずしもチェリの意図が100%表現し切れているわけではないですが、その分むしろお互いが模索し合っている何ともいえない緊張感が聞き手にストレートに伝わってきます。また直接聴かれたことがある方はご存じかと思いますが、とにかく音が響かないロンドンのロイヤル・フェスティバル・ホールで、これまで豊穣な響きを作り上げたのはチェリぐらいではないでしょうか?

なお2chやいろんな掲示板でこのCDは海賊盤なのだろうか?と物議をかもしていますが、とある情報によるとどうやら正規盤のようです。今までこの手のCDを出している業者とは全く別の・・・・(以下省略)。ただbookletがなんだかおかしい。英語の説明書なのにチャイコフスキーやショスタコ、プロコフィエフらの名前の表記がドイツ圏で書かれる表記でイギリス圏の表記なっていないんです。


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音楽の聖書とも言うべきCDが明らかにされます。それはチェリビダッケとロンドン交響楽団とのCD。残念ながら関係者のみ配られ、その一部が国内で限定発売されるとの事。関心のある方に買っていただきたいCDです。ぼくの生き方すら変えてしまったチェリとロンドン交響楽団との演奏会の僅か数日前の演奏会が約四半世紀の時を経て、ここに改めて体験するとは夢にも思いませんでした。音楽とは果たしてなんであるか、生きる上で音楽というものがいかなる存在であるかは、このCDを通じて感じる方は感じていただきたいです。残念ながらチェリはもうこの世にいません。音楽媒体による彼の音楽は残念ながら疑似体験でしかありません。しかし感じることは少しでもあるかと思います。ホールで聴くチェリの演奏、それは体験、そのものでした。壮大な建造物を前に感じる圧倒的な響き・声・空気。録音を拒んだチェリのtestamentを今更ながら感じられずにはいません。


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9月になるとオーケストラの新シーズンが始まります。今年の香港フィルはなんてったって新芸術監督にエド・デ・ワールトを迎えたんで、いやが上にもその期待が大きくなります。実は先週から新シーズンが始まったのですが、聴きさぼりしまして、今夜が新シーズン最初のコンサート。しかし散々な結果。演奏が悪いんじゃなくてね・・・。詳しい事はばってんの香港日記を。そこには書きませんが、香港フィルには「ぼろんちょメール」をマーケティングのトップに、そしてエド・デ・ワールトとサミュエル・ウォンにはccで送信しました。これも愛する香港フィル頑張れ!の気持ちからです。

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ウエスト・サイド・ストーリーを見てきました。テレビやビデオでは何度も見ていますが、映画館では今回が初めて。感想をここで改めて言うのもおこがましいような映画なので、そこは勘弁ください。とにかくずっと泣いていました、どの場面をみても。理由の一つはやはりバーンスタインの音楽ですね。約20年前、イスラエル・フィルを連れてレニーが来日した時のこと、昨日のように思い出されます。プログラムのひとつにこのウエスト・サイド・ストーリーのシンフォニックダンスが含まれていました。幸いにもレニーのリハーサルを大阪で聴くことができました。そんなことを思いながら、「あぁー、ここでレニーはこう演奏するよう指示していたな」とか「この旋律、執拗に練習したな」とか、想い出に浸ってしまいながら映画を見てしまったので、ついつい泣いてしまいました。ウエスト・サイド・ストーリーについて晩年レニーはこんな事を言っていました。「作品(ミュージカル、映画、音楽)が発表されて数十年が経ちますが、今なお共感され、人気があることに戸惑いを覚えます。作品に込められたさまざまな問題、それらは人種差別や偏見、貧富の差や暴力による解決などですが、現在も存在すること、そしてさらにますます問題が大きくなっている事です。作品を発表した時は何年か経つと時代遅れで、説明をしないと理解がされない、そんなストーリーになってほしいと思っていましたから」。


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数日前にクライバーの訃報をきいて思い出したこと。クライバーがバイエルン国立歌劇場を連れて大阪でベートーヴェンの4.7番を演奏しました。当時大学生だったぼくはトリスタンとイゾルデをクライバーのLPを聴いてどういうわけか彼の演奏に落胆したこともあって(バーンスタインの演奏が好きだったんです)、演奏会に行く気も起こらずにいました。その後、通っていた大学の講師にクラシック好きの先生から「・・・くん、クライバーのベートヴェン、そりゃ素晴らしかったですよ」ってクライバーとの演奏会のことを熱く語られていました。また別の友人はバイエルンでクライバーのこうもりを大晦日聴いた感動を昨日のことのように話していただきました。今更ながら演奏会というのは人生をも変える一期一会の舞台だと実感しています。ぼくにとって最も後悔してやまないのは、ベームとウイーン歌劇場による引っ越し公演「フィガロの結婚」。ルチア・ポップやプライがいきいきと歌っていたんですよね、当時。どうしてこんなコンサートにせっかく行けたはずなのに、足を運ばなかった自分が悔やまれて仕方有りません。コンサートというある種クローズした世界しか、真の音楽が共有できません。クライバーの死をむかえ、改めてコンサートに行かなかったことが悔やまれます。ですからみなさん、行きたいなと思った演奏会には是非足を運んでください。

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あまりにも早い死、カルロス・クライバー。彼の演奏は結局聴かれずじまいとなってしまいました。折角チケットはあったのに。ぼくにとって幻のチケットとなったのは、この画像。ウィーンフィルとのニューイヤーコンサートの直後、同じウィーンフィルを連れて、ウィンナ・ワルツを演奏するコンサートが日本で聴けるとあって、チケットを手に入れたのに、クライバーは来日をキャンセルをしたため、代役としてシノポリが指揮をすることとなりました(曲は未完成とブルックナーの7番)。クライバーの演奏に度肝を抜かされたのはミラノスカラ座と演奏したオテロをNHKで見た時の事です。主役のオテロはドミンゴ。当時のドミンゴは絶頂期で素晴らしい声を聞かせてくれました。そして何よりも華麗な指揮を魅せて(見せて)くれたのが、クライバー。オテロを聞いたのは実は初めてでストーリーも何も知らなかったのですが、テレビに釘付けになった鮮烈な記憶は今でも忘れられません。一説によると昨年クライバーは妻を亡くしたために、精神を煩って、自殺を図ったとのこと。このBlogを書きながら彼のブラームス4番(ウィーン・フィルbyDG)を聴いていますが、音符がはち切れんばかりにみなぎっています。クライバー、素晴らしい音楽をありがとう。 合掌


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HMVのサイトにとんでもないチェリの録音を集めたBOXセットが紹介されました。
(以下HMVのサイトより転載)
■J.S.バッハ:ミサ曲ロ短調
■モーツァルト:レクイエム K.626
■ヴェルディ:レクイエム
■フォーレ:レクイエム
■チャイコフスキー:交響曲第4番
■チャイコフスキー:組曲『くるみ割り人形』
■リムスキー=コルサコフ:交響組曲『シェエラザード』
■プロコフィエフ:交響曲第1番『古典』
■プロコフィエフ:交響曲第5番
■ショスタコーヴィチ:交響曲第1番
■ショスタコーヴィチ:交響曲第9番
■バーバー:弦楽のためのアダージョ
■ルーセル:小組曲作品39
■ルーセル:組曲ヘ調
■ミヨー:フランス組曲作品248
■ミヨー:マリンバ、ヴィブラフォーンと管弦楽のための協奏曲
■ロッシーニ:歌劇『ウィリアム・テル』序曲
■ロッシーニ:歌劇『セミラーミデ』序曲
■ロッシーニ:歌劇『絹のはしご』序曲
■ロッシーニ:歌劇『泥棒かささぎ』序曲
■ヴェルディ:歌劇『運命の力』序曲
■モーツァルト:歌劇『ドン・ジョヴァンニ』序曲
■ベルリオーズ:序曲『ローマの謝肉祭』
■メンデルスゾーン:劇音楽『真夏の夜の夢』序曲
■シューベルト:『ロザムンデ』間奏曲、他

【ボーナス・ディスク】(ボックスセットのみ)
■ウェーバー:歌劇『オベロン』序曲
■ワーグナー:楽劇『トリスタンとイゾルデ』前奏曲と愛の死、他

バッハのロ短調ミサは知っている人ならあぁアレ!といった超名演奏が海賊盤で出ていました。友人にチェリを紹介する毎にこのロ短調の海賊盤を熱く語ってきた僕にとって、正規盤が漸く出るのは望外の喜びです。チェリのバッハ、まさしく神が降臨してきたようなこの世のモノとは思えない響き。くどくど言いません、もう聴くしか有りません。


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いやぁー、ビックリしましたこのCDには。HMVのサイトにも購入された方のコメントがたくさん載っていますが、これはまさしく「買い!」です。カラヤンの演奏ってなんかよそよそしくて、よく言えばクールなんだけど、ライブ収録されているこのベートーヴェンのSym.7と春の祭典、ベルリン・フィルが取り憑かれたように張り切りまくっています。どうしたん、ベルリン・フィルそしてカラヤン?そんな風。もちろんカラヤンが指揮しているのですから、オケだけが勝手な演奏するわけないですし、収録された1978年といえば、まさしくカラヤン黄金時代。こんなにカラヤンとベルリン・フィルは凄かったのかと再認識しました。カラヤンの演奏会は、彼の最期の来日公演を大阪で唯一聴きましたが、確かに機動戦車のようなとんでもスゴい演奏でした。チェリが「ベルリン・フィルで演奏すると何でもコントラバス・コンチェルトになる」ってかつて言ったそうですが、確かにベルリンのコントラバス、ブンブン鳴っていましたね。でももう今ではあのベルリンの音が聞けなくなっているのは、寂しい限りです。


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北ドイツ放響SOの録音がドカーんと4月発売されましたが、こちら香港では全く店頭には並ばず・・・。たまに日本に帰ったときにCDショップに寄るといつもCDの充実に羨ましさを感じます。ここに紹介したグルダのモーツアルト20&23番、こんなステキな演奏がヨーロッパでは鳴っていたのかと思うと羨ましさを覚えました。アッバードやアーノンクールとの録音も素晴らしかったですが、ピアノもオケも手中におさめたグルダ、自分のモーツアルトを余すことなく演奏しています。弾き振りの弱点など微塵も感じられません。グルダって演奏家、つい最近までその良さにぼくは全く気づいていませんでした。1年くらい前ですかね、NHKで放映された彼の日本公演を聴いて、彼の生演奏にふれなかったことはこれこそ一生の不覚って思いでいっぱい。グルダの音楽、一言で言っててそれは演奏ではなく「語り」でした。どうして生前彼の演奏会に足を運ばなかったのか、と彼の演奏会を聴いている聴衆に羨ましさを感じたものでした。HMVのサイトに詳しい紹介とお客さんのコメントが載っています、ぜひ覗いてみてください。


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先週のことですが、ようやくここに書く気持ちになりました。そうベルティーニさんが都響の音楽監督として最後の演奏会となったマーラーの9番について。5/28は成田から埼玉会館のある浦和まで直行、そして5/30は横浜みなとみらいで2回マーラー9番を聴きました。埼玉会館の音響の悪さは想像以上でこの曲をとても演奏する場所ではないな、と正直感じました・・・。しかし演奏会の後にベルさんとの時間が十分に取れる、ってことをあらかじめ主催者側から聞かされていたので、本当にいろんな事を、主に思い出話を彼と彼のマダムとお話することができました。初めて彼と会ってからもう20年、20年って時間、思い起こせばいろんな事があったよね、とお互いうなずきながらしみじみと話をしました。そして5/30のみなとみらい、これはもうとてつもない演奏会でした。音は悪かったけど埼玉会館での演奏会では4楽章を聞いていると涙が止まりませんでしたが、みなとみらいでは演奏中は意外と泣いちゃうこともなかったです。というかあまりにも感動すると涙をする余裕さえ失うんだな、って初めて実感しました。終楽章を振り終え、40秒近い沈黙の後、割れんばかりの拍手がホールを包み込んだ瞬間、わっーっと涙がこぼれてきました。近くにいた彼のマダムもボロボロと泣いていました。演奏内容はまさしく渾身の演奏、オケも指揮者も尋常ではなかったです。演奏会の後、みなとみらい主催のベルさんお別れパーティーがありましたが、それはまた実に楽しいものでした。それについてはまた改めてお書きしますが、楽員の立ち話で印象に残ったのがこれ。「楽員と指揮者との軋轢とか、いろんな問題で指揮者が辞めちゃうことあるけど、こんだけメンバーと指揮者が一体となっていたのに、別れないといけないなんて、ホント残念だよなー」と。なぜベルさんが都響を辞めるかを知っている者としては身につまされる一言でした。

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HN:
ばってん
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半導体商人
自己紹介:
1996年12月より香港在住
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