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香港からブツブツ
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どういった縁でオケが演奏するコンサートに行きだしたかわかんないけど、
音楽が好きになった頃からオケが演奏する音楽ばかり聴いていました。
それが最近だと3月に聴いたコープマン、そして先日聞いたポリーニの
コンサートで、一体音楽とは一体なんぞや?というかなり基本的な
疑問にぶちあたり、自分的にはなんともいえないもやもやっとした
気持ちでいました。
彼の演奏をLPで聴いた最初の衝撃はアッバードとのバルトークの
pfコンチェルト集やペトルーシュカでした。
しかし月曜日に香港で初めて彼のコンサートを聴いた衝撃はバルトークや
ストラビンスキーのディスクの比では全くなかった。
音楽に真正面から対峙する演奏家の前では、ホールの観客は、
音楽家を前にひれ伏すばかりしかないという現実をポリーニの リサイタルで
ただただ実感しました。 そこにはポリーニの押しつけがましい音楽性ではなく、
ただ音楽の素晴らしさを経験することでした。

香港でのポリーニの演奏会は以前のblogで書いたとおり、今回が初めてです。
コンサートのプログラムにはポリーニはこんなメッセージを残しています。
" I am very happy to play in Hong Kong, to play to a new audience and
to be able to share this musical experience together"
このコメントとおりに音楽を分かち合うことの素晴らしさやその意義を
彼のコンサートを通じて心底実感しました。 彼の演奏を聴くまで、
生きる意義、愛する心、人とのふれあいを実感されたことは
音楽を通じては今迄はあまりありませんでしたが、コンサートを聴いて
まさに彼が訴えたい事をピアノを通して感じる事が出来ました。
コンサートで聴いたポリーニはテクニカル的にはかつてのポリーニの
印象とは かなり異なりましたが、音楽の深遠まで読み込んだ演奏を目の
当たりにして、 音楽を聴く事の意義や大切さ、そして音楽とふれあう事の
重要性を彼の奏でる ショパンの作品の演奏を通じてただただ実感しました。

ポリーニの演奏を聴けたことを本当に幸せに感じたひとときです。

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1996年12月より香港在住
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