香港からブツブツ
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先日香港高等裁判所から手紙が届いた。
つまりは裁判所の陪審員に選ばれたってこと。うちのwifeは裁判所からのレターだったから「何かしでかして出頭の命令でもあったか」って思ったらしい。ん〜、確かに裁判所に呼ばれてしまっても仕方の無い事があるといわれたらあるかなぁ。そんなわけないじゃん!それにしてもなんでぼく? a.被告原告双方の話をソワソワ落ち着き無く、何も聞いていない b.見た目と思い込みで判断してしまう c.陪審員の中でボクだけが唯一違った意見を言ってみて、おもしろがってしまう ってのがボクに対する世間一般の常識なのですが、広く浅く募るってことでしょうか、香港の裁判所の方針ってのは??? ところで陪審員制度の難しさを扱った映画12人の怒れる男はあまりにも有名な作品。ここに登場する12人の陪審員それぞれの気持ちやジレンマ、今迄持ち合わせていたさまざまな価値観との葛藤で、一つの殺人事件の裁定を下すこととなる。 もしかしたら陪審員の誤った判断で、冤罪を起こすかもしれない。理屈としては間違っている事を承知で言うけど、そんなことに関わりたくない、正直なボクの感想。まして広東語や英語を母国語としていないぼくが参加する事が果たして被告原告にとって良いことなのだろうか?とも。辣腕弁護士に言い包められて、真実や判断すべき論点を見間違えないだろうか? 高等裁判所から届いたレター、ページにして英語/広東語含めてたった8ぺーじのものでしたが、裁判の難しさ、一般市民が陪審員として参加する是非について考えされました。で、ぼくとしては残念ながら、高等裁判所に、こういう文言を添えてレターを出す事にしました。 「私の拙い英語力によって、罪の無い人を見間違える事は、決して許されないこと。陪審員制度を維持発展するため、香港市民の一人として果たすべき行為に参加しない事は大変心忍びないですが、高等裁判所から小生に対する陪審員への要請に対して、ご辞退を申し上げます」 PR
追加の追加
翌日改悛したのですが・・・。
追加
そのwifeが、急ぎの内容なので裁判所からのレター内容を日本語に直して説明したけど、出張前日に酔っぱらって帰って来た当事者は、「よっしゃ香港のためにがんばるぞぉ〜!」と張り切ってしまい、全くらちがあかなかったことも追加しておきます。
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