香港からブツブツ
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今韓国ドラマや映画が大ブームだそうで。そういうのには結構疎いぼくですが、今朝ブラザーフッドを見てきました。いやぁ圧倒されました。以前セービング・プライベート・ライアンの戦闘シーンで度肝を抜かされましたが、この映画では足は飛ぶわ、腕はもぎ取られるわ、黒こげの死体はゴロゴロしているわと半端なものじゃありません。でもそれが戦争だし、生身の人間が命をかけているということをストレートに表現しているので、確かに正視づらいとこもありますが、直視すべきことだと映画を見て感じました。ストーリーは既に御覧になったもいますでしょうし、話題の映画ですから、ご存じかと思いますので省略します。ご存じでない方はブラザーフッドをのぞいてください。映画の感想ですが、非常によく練られた作品だと思います。韓国ではタブーだった部分も50年経って漸く表現出来る事もあったのでは?と。赤狩りのシーンなど、ほんの数年前だとKCIAにしょっぴかれそうな部分だし。それにしても兄弟を演じた弟役のウォンビン 、兄役のチャン・ドンゴン 、素晴らしい演技力ですね。兄として弟を守るが故に、弟から時には誤解され憎まれるのですが、余計な言い訳や説明を兄はしない。幼なじみを・・・・・した(書いちゃうとまだ見ていない人に申し訳ないから)のも、なんとしてでも弟を守るため。そんな兄弟の姿を二人の若い韓国俳優が見事に演じていました。(ところでウォンビンは現在2年の徴兵義務で兵役中とか。)韓国と北朝鮮という同じ民族間で戦争しあったため、もしかしたら南北に別れて自分が撃った弾が兄弟親戚を殺してしまったかもしれない。大国のエゴやイデオロギーの違いの挟間でそんなとんでもない悲劇が生まれたのでしょう。最後に日本で報じられている題名、どうも気に入りませんネ。brotherhood、確かにストーリーは兄弟愛ですけども、原題のTAEGUKGI(太極旗を翻して)そのままにして欲しかったなぁ。
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