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香港からブツブツ
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ブルックナーを聴きだしたのは、結構あとになってからで、最初は何じゃこりゃ?って感じでした。で、初めていいなぁって感じたのが、1984年に聴いたコリン・デイヴィスとバイエルン放送交響楽団のコンサート。それから4番や3番聴いたりしてから、漸く8番や9番に到達し、そして5番や6番、時期的には2番と1番が最後って具合。その間1990年に聴いたチェリビダッケとミュンヘン・フィルの8番はとてつもない演奏で、終生忘れないほどの強烈さだった。

そして最近聴いたペトリ・サカリとBBCウエールズSOが演奏したブルックナー7番のCD、久々に実に素晴らしいブルックナーを聴いたって印象。このCDはイギリスの月刊誌BBC MUSIC6月号の付録。BBC MUSICは実はぼくは創刊号からずーっと買っているんですが、その大きな目的は付録のCD。雑誌の付録のCDってのは大抵がチョイ聴き、つまりハイライトCDなんですが、BBC MUSICのは全曲演奏が基本、しかも店頭では手に入らない演奏で、殆どがBBCに関係する演奏団体(合唱団やオケ)によるもの。今までにもヤンソンスがBBCウエールズを振ったアルプス交響曲とか、ベルンハルト・クレーのブルックナー9番(超名演!)とかマリンのマーラー4番とか、とにかく次の雑誌が出る迄の一ヶ月間だけでしか、手に入らないなんてもったいないようなCDが毎月出ている。


さて今回紹介したサカリのブル7、まず弦の響きがたまらなくマイルドで素敵、そして木管が実に温かく、そして旋律に寄り添うかのように控えめで、どこかけなげなって感じの演奏をする。テンポは幾分ゆっくり目なのですが、ダレることもなく、そして決してパワーが無い訳ではない。サカリはNAXOSでシベリウスの交響曲全集を録音してて、この演奏もなかなかよかったんですが、サカリがこんなにブルックナーを素晴らしく演奏するとは想像もできなかった。

BBC MUSICの次号(7月号)はイギリスでは6/7に発売されるので、それまでにぜひ6月号を買って、このブルックナーを聴いてみてください。因に7月号はジョセフ・スヴェンセン指揮BBCウエールズSOのシベリウスSYM.1、ヤーノシュ・フュルスト指揮アルスター・オケのニールセンのSYM.1です。


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