香港からブツブツ
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アンチェルの1968年のプラハの春「我が祖国」を聞いた。ドプチェク総書記による「人間の顔をした共産主義」の名の元、共産下のチェコが自由を得ようとした1968年に演奏された「我が祖国」のライブ盤、演奏に些かなミスはあるものの、自由へのあくなき喜びに満ちた演奏がここにあります。残念ながらその数ヶ月後ソ連は戦車を率いチェコを蹂躙し、ドプチェク総書記や時の反体制派詩人ハベル(民主化後のチェコの大統領)はビロード革命を迎える時まで表舞台からは姿を消し、徹底的な弾圧でプラハの春は長い冬となりました。かつてレニーが「自由はそもそもあるものではない、勝ち取るものだ」というように、チェコは実に厳しく長い長い冬の時代を体験することとなりました。その直前の演奏会、アウシュビッツで親類のすべてを失い、そして自身もあやうくナチの牙につゆと消え去る運命だったアンチェルがひとときの自由を信じて演奏したのがこの「我が祖国」。戦後、自由や民主主義が当たり前な我々には、実体験としては勿論ピンとこなくても、あえて心して感じるべき演奏と思います。最終楽章のブラニークのボヘミアンなテンポに涙して聞いてください。
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