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香港からブツブツ
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いろんなクラシックCDファンのサイトやblogで紹介されているのでご存じかもしれませんが、ロシアの名指揮者キタエンコとケルン・ギュルツェニヒOrch.によるショスタコヴィッチ(以下ショスタコ)全集、ようやく入手しました。ショスタコの交響曲はマーラーやブラームス、ベートーヴェンのシンフォニーみたいにすべての曲が好きにはぼくはなれないですけど、やはりとても気になる作曲家。そしてキタエンコ、ロシア系指揮者ではぼくは一番好きで、そんな意味でとにかく聴きたかった全集でした。

最近とんでもない安さでboxモノが発売されますが、この全集についてはとんでもない度数最高点ですね。Sym.8番を除きすべて初出&新録、しかもSACDでHYBRID MULTI CHANNEL。新録のSACDだと3,000円は下らないのにこの全集(12枚組)、タワーレコードだと、税込7,690.-!1枚あたり約640円ですよ、NAXOSより安い!




価格のことばかり書きすぎちゃったけど、それは買うまでの印象、今のところ数枚しか聴いていませんが、もう驚くばかり!凄い臨場感のある録音で、音圧が強烈です。SACD持っていないんで、SACDで聴いたら、おそらくとんでもないんでしょうね。録音がよきゃそれでいいわけじゃないんで、はい。ってわけで1-5番まで聴いてみましたが、総じて弦はもちろんのこと、木管勢がイイですね、ケルン・ギュルツェニヒは。ショスタコの作品は木管がショぼいと、作品のアイロニーさが伝わってこないので、其の部分ポイント高いと思います。そしてなんといってもキタエンコ、モスクワPOと録音したラフマニノフのSym.2やベルン響とのブラームスSym.4なのでおもいっきりぼくを唸らせてくれましたが、今回のショスタコ全集ではひれ伏せるって感じですね。

最初にも書いたように、異常に値段が安いセットですし、次のロットでは値段が上がるかもしれませんので、これから買おうと思ったCD数枚をガマンして、この全集を買うことを強くおすすめします。


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