香港からブツブツ
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2ヶ月ぶり、お久しゅうごうざいます!
今日、ロストロポーヴィッチ(ニックネームはSlava)が亡くなった。 ちょっと前にはエリツィンが亡くなったし、何かソヴィエトの歴史が 次第に消え去って行くような感じがしました。 ぼくはあまりSlavaの熱心な聞き手ではないけど、このCDは大好きです。 1968年8月21日、ロンドンのプロムスで演奏された演奏会が収録されています。 曲はドヴォルジャークのチェロ協奏曲、スヴェトラノフ指揮ソヴィエト国立orch.。 演奏直前、聴衆が何かを叫ぶ声が収まっているのですが、実はこの演奏会の 数時間前の08/20の深夜、ソ連が率いるワルシャワ条約機構軍がチェコに 軍事介入したのです(チェコ事件)。 軍事介入した国が介入された国のもっとも愛されている作曲家の一人、 ドヴォルジャークの作品を演奏するのですから、演奏するSlavaをはじめ、 そこで演奏する人たちは相当複雑だった気持ちでしょうね。 ちなみに聴衆が叫ぶ声、これはおそらく「軍事介入反対!」 といったニュアンスの事を叫んだのでしょう。 ところでタイトルに書いたSlavaに捧げる演奏会、今日はたままた香港で ロンドンSOの演奏会を聴きにぼくは行っていました。 演奏に先立ち、オケの代表がスピーチ。 「演奏に先立ち、悲しいお知らせをしなくてはなりません。今日ロストポーヴィッチさんが病気で亡くなりました。SlavaとロンドンSOは実に46年に渡って素晴らしく、思い出深く、実り大きい関係が続きました。近年ではショスタコヴィッチの全曲演奏やさまざまなコンサートをSlavaと行いました。20世紀を代表する作曲家たちはSlavaのために多くの素晴らしい作品を作り出しました。今夜の演奏会はそんなSlavaに捧げたいと思います」 LSOのプレスリリースはこちら。 確かにSlavaがもっとも(今となっては)晩年に指揮者として 関係が深かったのはロンドンSO。 今夜のベルグのVnコンチェルト(vnはツィンマーマン)、 マーラーSym.5(いずれも指揮はダニエル・ハーディング)は 本当に感動的な演奏会でした。 これからSlavaを追悼する演奏会が色々開かれるかもしれませんが、 亡くなった当日に追悼演奏会を聴く、それも故人と本当に密接な関係が あった音楽家による演奏会ってそうめったに遭遇するものではありません。 今夜はここに紹介したSlavaのドヴォコンを聴く事にします。 ところでぼくが前にロンドンSOを聴いたのはチェリビダッケが率いたときの27年前の今日。 ボクのコンサートの思い出をご覧ください。 全く同じ日とは偶然だとすればちょっと話が出来すぎている! PR
ドヴォコン
いえいえ、TBおおきにです!
プロムスのドヴォコンはかなり異様な演奏ですね。ロストロさんはまさかのために、チェロに保険を演奏に先立ちかけたとかそんな話をききました。 ハーディング、全然期待しないで行ったけど、いい指揮者ですね、将来が楽しみです!
ドボ・コン
ばってんさん、お久しぶりです。先にTBだけ送ってすみませんでした!
ロストロポーヴィチのドヴォ・コンはいくつかありますが、どれも本当にすばらしいです。 ハーディングのベルク・コン&マーラーですか? これも聴きたいですねぇ~! |
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