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香港からブツブツ
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今日05/26、アルバンベルグ弦楽四重奏団(ABQ)のコンサートに行きました。
彼らの演奏は20年以上前からLPやCDで聴いていたけど、
ナマで聴くのは実は今回が初めて。
別に避けていたわけではないんだけど、随分昔に聞いた友人の一言の影響で、
今迄コンサートには行っていませんでした。
友人のコメント、「ABQの演奏をナマで聞いたら、他のSQを聞けなくなるよ」

ABQを初めて聞いたのはベートーヴェンの弦楽四重奏曲第16番(Op.135)。
きっかけはマーラーのSym.3の終楽章に凄く似た作品が
ベートーヴェンにある、って知り合いから聞いたことから。
聴いてみると、確かにこの16番の3楽章Lento assai, cantante e tranquilloの
出だしはほんとにマーラーのSym.3そっくり。
マーラーの頭の中にはこのベートーヴェンのフレーズが残っていてて、
Sym.3を作曲している時、ふとこの旋律をうかべたのかもしれません。

さてコンサートプログラムですけど、こんな感じ。
ハイドン:弦楽四重奏曲Op.20-4
ウォルフガング・リーム:Grave(トーマス・カクシュカの思い出)
べートーヴェン:弦楽四重奏曲13番(大フーガ付!)

タイトルに書いた「最初で最期のABQ」ってのは、近々ABQが解散をするから。
ヴィオラ奏者のカクシュカが2005年に亡くなってから、
彼の弟子、イザベル・カリシウスが正式なメンバーとして迎えられましたが、
カクシュカが存命中に決まっていたABQのコンサートスケジュールを終えると、
解散をするそうなのです。
05/31にソウルで行われるコンサートには、はっきりとサヨナラコンサートと。


ですからぼくにとって今晩のABQのコンサートは最初で最期。
大フーガを終えて、ぼくにとって最初で最期のABQのナマ演奏は終わると
思っていたら、とんでもないことが。
アンコールでベートーヴェンの16番の3楽章を演奏してくれたのです!
そう、最初にぼくがABQを知ったあの曲を。本当にたまりませんでした。
心からの感謝を込めて、スタディングオベーションでABQに拍手をしました。

ABQのCDといえばなんと言ってもEMIと録音したベートーヴェンの
弦楽四重奏曲全集でしょうね。



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コメント
無題
コメント有り難うございました&旅日記を拝見しました。リールは05/15の方を聴きました。ガラガラだったので、メンバーも指揮者もかえって自由に演奏していたようで、凄く楽しい演奏会でした。

これからも宜しくお願いします。
【2007/05/28 12:38】 NAME[ばってん] WEBLINK[] EDIT[]
無題
初めまして。香港フィルの検索から来ました。
私も昨晩のABQの演奏に感銘を受け、TBさせていただきました。宜しくお願いします。
【2007/05/28 01:10】 NAME[tonagain] WEBLINK[URL] EDIT[]


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