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香港からブツブツ
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無間道(インファナルアフェア)3部作の昨晩で一気に観賞した。この映画は香港黒社会(マフィア)に潜入して、彼らの情報を収集する香港警察官トニー・レオンと、香港黒社会のメンバーでありながら、香港警察官となり、捜査情報を黒社会にタレ込む香港警察官アンディ・ラウが主人公。加えて他にも香港警察やマフィアに潜入している者がいっぱいいて、こいつはいったい何者だ?と本当にドキドキさせられる作品でした。まずは第1部だけって思っていたのに、続いて2部もみちゃった。2部が終わったのが、朝の5時頃。ちょっと一眠りして、9時頃起きてから、3部をみました。こんなこと、ゴッドファーザー以来。映画の作り方やエピソードがちょっとゴッドファーザーに似てる部分、少し有りました。ストーリーはいろんなサイトでいろんな人が書いているけど、ネタバレしちゃうと映画自体が全然面白くないので、ぼくは省略。でもこの映画、ばってんオススメです!

偶然なんですが、この映画に少し関係した話で、昨日香港で大変卑劣で残念な事件がありました。香港では公務員が殉職(警察だけでなく、業務上で死亡した公務員も)した場合、香港政庁のトップクラスが葬儀に列席し、全てのテレビ局は生放送で葬儀の模様を放映する。そして亡骸は殉職英魂安息處浩園という墓地に祭られる(Wikipediaに浩園に広東語ですがさらにくわしい内容が載っています)。映画の中で黒社会に潜入した警官達が殉職するシーンが有りますが、そのとき必ずこの浩園が映し出される。浩園に祀られる殉職者は英語では"HK(香港)HERO"とも呼ばれている。そんな殉職者の墓に、異常としか思えない事件が起こりました。

それは墓に飾られた生前の写真に傘の先のような鋭利な金属で傷をつけるという卑劣な事件です。新聞記事には「人神共憤(人も神も共に憤る)」と(なおこの表現は以前少年への傷害事件の際に香港政庁のトップのドナルド・ツァンが真夜中の記者会見で発した言葉)。

写真を載せた左端と右端の女性は共にSARSの治療中に患者から感染してしまい亡くなってしまった女医。中央の男性は拳銃で撃たれ殉職した警官。彼ら以外の墓にも激しい損傷があり、今朝の香港の新聞各紙一面は全てこの報道でした。

ところで日本でも公職に就く方々が不幸にして殉職されてしまう事があると思いますが、どうなっているのでしょうか?少なくともぼくは日本の公務員が殉職した場合、どのような葬儀が行われているのか、どのような葬り方をされているのか知らないです。

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